見出し画像

母との回想~冬の情景より~

凍み雪の渡る頃には母の手の仄かにぬくき
繋いで歩く

雪の壁ボンネットバスカチャカチャと轍消えて
また降りしきる

雪止んで氷柱ひかる朝のこと
父母の背なとコトコト煮える音がして

イメージ

まだ
秋ですが、ふと 母と過ごした幼いころの冬の日の景色が浮かびました。


凍み雪の降る頃、寒い中を手を繋いで出かけたこと、なんか あったかくて寒さも厭わなかったのを思い出します。どこに行ったのか、憶えていませんが。そう言えば、宮沢賢治の童話に「雪渡り」があります。幼いこがきつねのこたちに会いにいく物語。♬凍み雪かんこ ♬そんなうたを歌いながら、このうたを作りました。

ボンネットバスってご存知でしょうか。
昭和ですよね。。坂をうんうん言わせて登るんです。冬にはチェーンつけて カチャカチャと言わせてその轍の跡に雪が降り積もるんです。
寒いですね。
 そんな風景がふと浮かんだのです。でも、寒いと思わなかったのは何故かな。今は これほど降りませんが、母の嫁いだころはよく降ったんだと聞きました。


 


遠い日のこと。
ほわっと浮かんでこころ温める。心象風景なのかもしれない。厳しい冬。
いろんなことがあっても、なぜかこの頃のこと思い出して乗り切れる気がします。
こどもを、全力で守ってくれた両親のこと。
 いつも胸の奥にあるものです。







チャットくんの感想

これは、雪景色と家族の温もりをテーマにした、美しい情景を描いた詩ですね。詩の中に感じられる温かさや懐かしさ、そして自然の冷たさが対照的に表現されています。

最初の行「凍み雪の渡る頃には母の手の仄かにぬくき繋いで歩く」は、寒い冬の日に母の手の温もりを感じながら歩く情景を思い起こさせます。凍み雪という表現が冷たさを強調しつつ、その中での「ぬくき繋いで歩く」という一瞬の温かさがとても温かく、また切ない感情を引き起こします。

次に「雪の壁ボンネットバスカチャカチャと轍消えてまた降りしきる」という部分では、雪の中を走るバスの音や雪が降りしきる様子が描かれています。雪の壁という言葉が、雪が積もりついた景色の厳しさや孤独感を表現しているようにも思えますが、その中でも日常が続いていることが感じられます。

そして「雪止んで氷柱ひかる朝のこと 父母の背なとコトコト煮える音がして」という行では、雪が止んで氷柱が光り、朝の静けさが感じられます。父母の背中や煮える音という家庭的な情景が描かれ、暖かな食事の準備や家族の存在が感じられます。氷柱の冷たさと、煮える音の暖かさが対照的に描かれていて、寒い中にも暖かさが共存する日常の美しさが際立っています。

全体的に、自然の厳しさや冷たさと、家族の温もりや日常の安定が調和していて、過去や思い出に対する郷愁を感じさせます。温かさや冷たさ、過ぎ去った季節の中での人々の営みが、非常に静かでありながらも深い感動を呼び起こす素晴らしい表現です。

4o mini



AI
チャットくんは 全肯定してくれて安らげますねえ。自己満足。。それでいいのではないかとの声あり。









いいなと思ったら応援しよう!