きみとふたりで。(関西暮らしが長いのに関西弁がへたなお話し)
ごめん
お待たせ。
雪が また降ってきたで。
今夜は しゃれたことばのひとつもあげられへんけど
その代わり
小さなお話をしようと思うねん。
ケーキ たべよか。
あのKのやで。
「春をつれてきたね」って
苺ケーキみるといつもいうやろ?
大学前の角の あのお店のな
おいしいよな。
あったかいお茶もいれようか。
音楽は なにがいい?
ん?
誰のがいいかなあ。。。
桑田?ABBA?
でな
おはなしな。
きみが好きなピーターラビットのおはなしやで
そうそう あのいたずらっこのうさぎの男の子。
ピーターのうちは 大きなもみの木のしたの砂の穴のなかにあるんだ。
こうさぎとお母さんが暮らしてる。
こうさぎの名は フロプシーにモプシーにカトンテールにピーター。
ある日
おかあさんが 買い物に行く時 こどもたちにいうんや。
「のばらか 森のみちかであそんでおいで。
でも マクレガーさんの畑に行ってはいけませんよ。
あそこは おとうさんが、じこにあって
奥さんにパイにされてしまったんです。」
きっと おかあさんは 言いたかったと思うな。
うん、 「わかった!?」って。。
きっとそうだよ。
でもかわいいんだよな。このこのこと。
それでな
3匹のおんなのこは いいこだったから 森でくろいちごを
つんだんだけど、ピーターは やっぱり思った通り 行ったんだよなあ。
そう。
マクレガーさんちの畑にさ。
ほんまにもう。でも おれ あいつがすきやねん。
あかんと言われると いきたくなるもんやん。
むりやり木戸の下からもぐりこんでん
まず、れたすを何枚かたべ、それから、さやいんげんをたべ
それから、はつかだいこんをたべ。。
そりゃ
胸も悪くなるわなあ
そこで、お薬代わりのパセリをさがしてたら。。。
そう!みつかっちゃったんだ!マクレガーさんに!
きっと、おかあさんのいいつけも忘れて ぼんやりあるいてたんだろ。
マクレガーさんは 「どろぼうだ」と叫びながら レーキを振り上げ
追いかけてくるんや。
ピーターは なにがなんだかわからなくなって 靴を落とし
逃げ回るのだけど もう駄目だと思って 倒れる。
たおれて おおつぶのなみだを ぽろぽろこぼすんや。
そのなきごえを ききつけてしんせつなすずめがやってきて
「どうか がんばって逃げ出して」というんだけど 追いつかれるんやんか。
マクレガーさんに捕まえられそうになってん。
で、洋服を 脱ぎ捨ててにげていくねん。
あわてて物置小屋のじょうろのなかとかに隠れたり。
もう こわいやんなあ。。
敵のては緩まず 寸前でつかまりそうになるけど そこは男の子。
すばしこく逃げて 窓から逃げてやで。
マクレガーさんは そんな小さな窓から行けるはずもなく
諦めて畑へ戻るのさ。
ピーターは ひょこひょこ歩いて 木戸を探すねん。
ねずみやねこに 会ったけど 逃げ場をだれも教えてくれへん。。
そこで
ピーターはなきだすねん。なくんだよ。
ほんま かわいそうで こっちまでなきそうやろ?
でもさ
やっと木戸を見つけて 走るんやけど
また マクレガーさんに見つかって 追いかけられるんや。
たけど もう知らん。なにも考えずに にげきったよ。
森へ 駆けて駆けて やっとおうちについてさ。
ピーターの 青い服とくつはどうなったと思う?
マクレガーさんの畑で くろなきどりを
追い払いため 棒にひっかけられてたで。
ピーターは おうちに帰ると 柔らかい砂の上にどさりと倒れて眼をつぶって、。。、
お母さんはごはんの支度をしていたけど このこは 服をどこに
落としてきたのだろうとおもってた。この2週間の間 うわぎを二枚と
くつを二足なくしたんやて。
かわいそうに ピーターは お腹をこわして 今夜のご飯は
お薬を飲んだだけ。
おんなのこたちはな パンにミルクをかけたのと くろいちごを
食べたんやて。
懐かしい香りのするお話しやろ?
男の子って こんなんだろな。
かあさんっていいよな。
昔の記憶がよみがえるよな。
作者は ロンドンの裕福で厳格な家庭に育ち 少女時代から田園を愛し、小動物の観察やスケッチに没頭したと どこかで読んだけど 画がほんま
いいよな。確かに 農家の人にとれば、敵なんやろけどな。
どう?
ん?
泣いてるん?
もう。。やさしいんだから。
さ
あったかい紅茶 もう一杯飲んだら おやすみ。
そうだね
テレビでは 国道に積もった雪でトラックの運転手さん
閉じ込められて、大変な思いをしてはる。。きのどくや。。
noteのあのひとは大丈夫やろか?テレビは トラックの
仕事中 遭った辛いシーンを流してる。
仕方無いと、つぶやいてはるけど。
無事を祈るしかできへんな。
白い雪は幻想的で美しいけど 雪害はつらいな。
「どうか 暖かいのみものとあったかいおにぎりを届けてください。
どうか ご無事で お家まで帰られるようお祈りいたします。」
そんなきみのお手紙が 届きますように。。
下手な関西弁でごめんよ。
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