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北の物語

ぼたん雪押し込めるよに沈黙の
吐息さえも隠して落ちる

街燈の灯りちらちら照らしてる
ふたりで紡ぐ今日という日を

さよならのつぶやきさえも押し込めて
まるでなにもなかったように

ケーキ食むきみの笑顔が恋しくて
雪の降る町 歩き続けた

「ありがとう」きみの背に云うさよならの
胸の奥の雪がとけてく

北国の空はましろの純真な
きみのようだと師走の街角

   勝手にイメージしました。若い人の純真さがましろな雪を思わせます。当地は、あまり雪が降りません。ただただ 降りしきる雪が懐かしいです。



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