あなたなら
もう いいじゃん
振り向かない
笑っちゃえよ
あの風だってさ
行き場のない時だってあるさ
もういいよ
泣かないで
ほら
あのコンビニの灯りもね
泣いてるみたいに滲んでる
街灯だって 滲んでる
あ
わたしの目のせいかい?
小さな背中を丸めて
きみが居る
時計の針の音だけが
きみのともだち
ごらんよ
夜空が 心配そうに濡れてる
覗き込んで ほら
お月様がウィンクしてる
もういいじゃん
ね
もう いいよね
引き返しても
進んでも
あなたはあなた
大丈夫
ほら
ぽっちじゃないよ
まんまるなお顔
まん丸なこころ
遠くから 聞き慣れた声がして
やわらかい声がして
雨のよに 慰める
迷いも未練も
吸い込まれて
空は 美しくも
昏いうみにもなる
魚?
星がきれいだね