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童話あそび⑥

 moeのnoteでは、可愛がってくださいましてありがとうございます。
あちらで童話あそびをいたしました。童話あそび⑤から、どれほども経ちませんが、押し入れを整理していましたら、その時もう一冊、古い絵本が出てきました。
「赤い蝋燭と人魚」。小川未明作 いわさきちひろ画です。
 それがね、今 また読むと moeのところでは、感じなかった痛みが鋭く鈍く胸をえぐってくるのです。
なんやろ。この時間差の違い。ちひろの画の儚さやろか。そう思いました。
昔話のような語り口に重なってなぜか、深く染み入って何とも言えぬ哀しさがこみあげてきます。
 現代に通じるおはなしです。
北の海の昏さ、じめっとした森の中のお宮さんを背景に、伝承と偏見と差別と思い込みの怖さが横たわります。
 それは、決して昔のことではない匂いを感じます。
やるせない思いになりました。
 童話、って深いですね。

小川未明咲く いわさきちひろ画


黒目がちなかわいいおんなのこに育ちました
もう ひとめ見たら忘れられない美しい人魚に。

 このお話しを始め、少しづつ さちの童話あそびを記したいと思います。
赤い蝋燭と人魚から。では、また、お立ち寄りください。あったかいお茶をご用意しております。



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