空が、風が、大地が 目を瞑ると、全てを感じる。 見えていたもの 見ていなかったもの それが、匂い それが、感触 それが、心 私の中に、天と地と その間の風と 緩やかに、ひとつになって 緩やかに揺れる 目を開けば、また離れ離れ それでも、また寄り添って また離れて ここにないもの ここにあるもの イラスト:留萌 椿奈
白い糸 ひとつ輪を描いて 緩やかに伸びる 青い糸 波のようにさざめいて 流れるように伸びる 赤い糸 温かくて、でも触れるととても熱い 周りを照らすように伸びる いと 糸が伸びて絡まって 最後には、分からなくなってしまう そんな絡まりを 緩やかな交差を 鮮やかな糸達が織り成す この美しい輝きを
それは人違いです だって、こんなに明るいはずが無いし 気さくに話せるはずが無い ほら、未来について明るく語ってる まるで使命を見据えたような言葉 誰かに、道を示すように まるで、その道を知っているように 言葉にしているじゃないか 一体君は、誰? そんなに、出来た人間なら もう一層、君に全てを任せたいぐらいだよ もう一層、全てを明け渡したいぐらいだ 僕が上手くやれる筈など無いのに
何も見えなくなった空 貴方の空も晴らせない 私が大事にしてたもの それじゃ力にはなれない 私が必要とされた そんな温かい夢を見る もう一度だって頼られない もうこれ以上は、必要じゃない いつも大事にされたこと いつも大事にしてたこと それは私には、何も無い もう私には、何も無い
ずっと泣いている あなたは誰? 何処に居るの? ここに居る? 君の意志なの? 誰の意志? 何も分からない? 何が分かる? 何が悲しい? 何故、悲しい? もう、君は 何処にも、居なくなってしまったね。 もう1つも 君の声が、聞こえないよ。 あぁ、ちょっぴり寂しいな あぁ、少し、虚しいな 薄くて、苦い いつかの心 貴方を想った いつかの日
大地が崩れ落ちる 空が下へ、地は上へ ぐるぐるぐるぐると 掻き回される ああ、そうか 何も、2つあった訳じゃないんだ それは、闇で それは光 けれども、本当は 光も闇も存在していない どれもぐるぐると混ざりあって 境界なんてどこにもない ああ 僕の体が空間と溶け合う 僕はどこから、僕だろう 僕の体が大地と溶け合う 僕はどこから、僕じゃない? 意識も、感覚も、世界も 何もかもが分からない 全てが1つで 全ては無かったんだ 僕はもう、無と
本当に大事なのは、縄文時代は傷一つ無かったって事では無いんだよ じゃあ、何処が大事なの? それは、縄文時代は、心の傷が無かったから、体に傷がなかったんだ。 どうしてそれが分かるの? 分かるさ。 少し考えれば分かるはずだよ。 どうして僕たちが傷つけ合っているのか。 こんなにも、心が傷ついて居るじゃないか。 でも、皆、それで頑張ってるんだって。 私は、まだ良い方だから頑張れって、言われたよ。 違うよ。 そんな考えは辞めた方が良い。 そうやって頑張って何が残る? 君は、
私が、益田裕介さんの動画の動画を見て考えた事、感想等を書きたいと思います。 まず、この動画を見た人は、益田先生が普段、切れ味のあるコメント、意見を言っているイメージとは一風変わっていて、驚かれたのではないかと思います。 私自身も、驚きました。この動画は、とても興味深いので見てない方は、1度拝見して頂きたいと思います。 さて、この動画では、益田先生の原体験、原始的欲求の告白のようなものがされていましたが、内容としては、共感を覚える人が少なく無いと思います。 私は、学生時
静かな夜 大人しい空気 貼り付けられた星々 耳の中に虫の音が 体の周りに夜の風が ブランコの冷たい鎖の感触が いつもより、温度の低い、時の流れ 確かに動く体と、見えない意思 誰かが僕を動かした 誰かに僕が動かされた ほら、ゆっくりと見える刃筋 さっと写った曲線と 僅かな空間の歪みが、後に続く 自然の一部だと、その時、思い出したんだ 体が、僕だけのものじゃ無いんだって 意思は、そこにあるけど、それは僕よりも 強く光って、そこ居る そしてその意思
青く揺れた空で 君を思って さらに広い心で 目を閉じ、感じる 風が空を走り回った 緑が一緒に踊ってる ああ、なんて美しい ああ、なんて素晴らしい いらないものなんてひとつも無い 辛い気持ちも、嬉しい気持ちも 楽しい気持ちも、悲しい気持ちも ありがとうって今は思える 全ての気持ちと 全ての心が詰まった 一粒の涙が 頬を伝った
永遠に潜む力 太古の外装を呈しても尚 真に宿すのは蒼き光 それでも、初めは同じだった ただ静かに、揺れて それ以上零れないように 時が来るのを待ったのだ 貴方が来る時を 誰かが来る時を そして、それを見た貴方は その光に照らされ 力に触れて また蒼き光に薪を焚べる この光を絶やさぬように この力が途絶えぬように
体は1つ? 心は1つ? 君と向き合って手を繋ぐ ああ、今、 一つになっている 君と背を向けて、くっ付いた ああ、今 前も後ろも見える 君と抱き合って、目を閉じた ああ、今 見えない全てが見える 僕は君で 君は僕 空は大地で 大地は空 愛は孤独で 孤独は愛 真っ白な世界 真っ黒な世界 今、宇宙と一つに 今、自分と一つに
少女が泣いていた 朝日に照らされるように どうしてそんなに泣いているの? 悲しい心は白いもの 辛い心は青いもの ほら、青い雨が降っているよ ほら、白い雲が浮かんでいるよ 背中に生えたその翼 後で飛べるように畳んでて 朝日は君を迎えてる いいんだよ、泣いていても いいんだよ、いつ飛び立っても 光はそれほど大きいのだから 全てを包み込めるものなのだから
どうにか見える薄い空 切り裂くような白い風 回転、推進、振動 見える螺旋が この空間ごと、突き刺して ぐるぐる回る ぐるぐると 周りは何も見えなくて 僕の生み出す渦たちが 遠くに広がる様子を見る 明日はさっぱり晴れるかな 今日は帰ったら寝ようかな そんな心の中で 僕は空間ごと虚を突き刺した
朝日の匂いがする 白いカーテンが 靡き、静かな風の音 そこに生命の息吹を感じる どうして、君じゃなかったんだ? どうして僕が選ばれた? 何の価値もない鼓動 何も生まない時間 何も無い 何も、、、 ああ 光が僕を消してくれるのか 僕の意志を 心を 形を 朝日が漏れて カーテンは揺らぐ
綺麗な形 全て同じ面 くるくる回って キラキラキラ 深い崖から ひゅーっと落ちても ころころ回って カッカッカッ そんな強くて硬い君 君の中には何がある? あれれ、中身は空っぽだ 青も、赤も、黄色も無い 空気も、風も、匂いもない 何も無いけど強い君 何も無いから強い君 君は、華麗に崩れ去り 新たな虚空を創り出す