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風のかたち
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実に不思議な光景だった。
手前には砂丘、奥にはロッキー山脈。
自然なのか不自然なのか、地図で見てもここだけ限定的に存在する砂だまり。
まるで山脈が砂丘を抱きしめているかのようだ。
標高が高いこの場所もかつては海の底だった。
数百万年にわたる侵食、堆積、風の動きが織りなす地質学的なドラマの結果形成されたこの砂丘は、今なお移動し、形を変化させ続けているのだそうだ。
圧倒的な自然の中で自分がいかに小さな存在であるかを思い知る。そして畏敬と共になぜか心地よさが湧いてくる。
両手を広げ風を感じてみる。
大きく深呼吸。
風は私の心も新たな形に変化させてくれたようだ。
今わたしは地球という惑星を旅をしている。
📍グレートサンドデューンズ国立公園