ゲーム設定① ステータス
ゲーム
体力 (HP)
(A) 概要
身体的な健康度合い。敵からのダメージや落下、環境トラップ、過度の疲労などによって減少する。いわゆるRPGやアクションゲームで一般的なHP概念に近く、**0になると行動不能(気絶・死亡)**となる。
(B) 具体的変動要因
減少する要因
敵(ショゴスなど)の攻撃を受ける / 罠にかかる / 高所から落ちる / 疲労がピークに達する etc.使いづらい肉感アイテム(例:脊膜刀など)を多用し、自らが返り血や粘液を浴びると体力が蝕まれるイベント。
回復する方法
回復アイテム(包帯、医薬品、あるいは怪しい生体輸液)を使用。
一部は性的・官能的な儀式で異様な回復が得られるなど、世界観に合わせた特殊回復手段もあり得る。
(C) ゲームへの影響
低下するとキャラの挙動が鈍くなり、移動速度が落ちる。やがては倒れてゲームオーバー or コンティニュー。
HP管理が基本となり、探索のリスク・リターンを調整する土台となるステータス。
精神力 (SP)
(A) 概要
精神的スタミナ。探索や戦闘、呪文の使用、過酷な長時間行動などで消耗し、休息や特定アイテムで回復する。体力とは別に精神の疲労度を表し、0になると集中力低下や意識混濁といった形で行動不能になる場合も。
(B) 具体的変動要因
減少する要因
長時間の戦闘・探索、激しい運動、難解な呪文の詠唱など。
過度の官能的刺激(陶酔イベント)や恐怖体験(ショゴス遭遇)による精神疲弊。
回復方法
休息、軽い食事、支援アイテム(コーヒー類・栄養ドリンク的なもの)。
特定の神秘儀式に参加して精神力を再充填できるが、代わりに禁忌度や穢れなどが上昇するといった設定も可能。
(C) ゲームへの影響
SPが尽きると探索やスキル使用が大幅に制限される(息切れ、意識不明など)。HPとは別に“心のスタミナ”を管理することで、アイテム使用や行動計画に奥行きをもたせられる。
正気度 (Sanity)
(A) 概要
ホラーやクトゥルフ神話系で定番の、“理性や常識を保てる度合い”。神話的現象やグロテスクな光景を目撃するたびに大きく減少し、0に近づくと狂気・錯乱を引き起こす。
(B) 具体的変動要因
減少する要因
邪神やショゴスの恐怖演出、肉感的儀式、グロテスクな遺体や怪物などを目撃。forbidden knowledge(禁断の書物)を読む、深淵を覗く、など超常現象に触れる。
回復する方法
一時的な「安定剤」「聖水」「清浄な場所での休息」など。
NPCの励ましイベントや、自身の信念・祈りでわずかに回復するケースもあり得る。
(C) ゲームへの影響
正気度が下がると幻覚演出や視界の歪みなどのペナルティ。
一定以下でパニック発動、選択肢が暴走したり画面が見づらくなる。
作品の“恐怖感”を数値的に表すコア要素。
異形値 (Deformity)
(A) 概要
プレイヤー(主人公)の肉体がどれだけ“人外”に変質してきたかを測る。
ショゴス細胞や邪神の力、怪しいアイテムの使用による身体変化が進行し、この数値が上昇すると見た目や能力が変わる。
(B) 具体的変動要因
上昇する要因
肉感的アイテムの多用(ショゴス部位を武器として使う、邪神由来の薬を服用するなど)。母神と接触する儀式、邪神の呪いを受ける。
戦闘でショゴスの体液や触手に繰り返し侵食される。
減少または抑制
医療処置(病院でショゴス抗体を打つ)、封印儀式、浄化の泉に浸かる等。
ただし完全には元に戻れないかもしれない。
(C) ゲームへの影響
高異形値: 主人公の外見が徐々に変化(鱗や触手が生えるなど)、NPCが恐れたり敵対する。戦闘力や特殊能力(壁溶解、粘液射出)を得られる代わりに、シナリオ上の“人間性喪失”ルートに傾きやすい。
禁忌度 (Taboo)
(A) 概要
主人公がどれほど“この世界のルールや道徳を逸脱し、邪神的・背徳的な行為を行ったか”を示す値。秘術の習得、人間を生贄に捧げる、性的・グロテスクな禁忌行動など、背徳行為全般がこの値を上げる。
(B) 具体的変動要因
上昇する要因
呪文・闇儀式の行使 / 致命的タブー(人肉食や教団の倒錯的行為)への参加 / 母神への奉仕など。
減少させる手段
基本的に取り返しづらい設定が盛り上がる。
一部の“懺悔イベント”や“善行”によって少しだけ下げられるかもしれない。
(C) ゲームへの影響
高い禁忌度: NPC(常識派)からの拒絶、警戒。世界から孤立し、邪神ルートに近づく。同時に邪神側は大歓迎し、強力な秘術が解放されるなどリスキーなメリットを提供。
シナリオ最終盤、「禁忌度が閾値を超えると二度と人間社会に戻れない」などの結末も可能。会話や行動の選択肢が増えたり減少する。
???(神への覚醒度合い・秘密)
(A) 概要
プレイヤーには公開の隠しステータス。主人公がどれほど邪神(ヒルメノミコト)の意志や力を受容しつつあるかを測る。一定の行動・イベントで蓄積し、終盤に「実はこんなに神化していた」と明かすサプライズ演出を狙う。
(B) 具体的変動要因
増加する要因
邪神関連アイテムの頻繁使用、母神との接触、儀式参加、ショゴス武器を使いこなすなど。ショゴスや教団から“深い祝福”を受ける、肉体変質が一定を超える。
減少(または抑制)手段
物語上、封印の儀式を積極的に行い、人間性を取り戻す選択を取る。
教授やNPCが特定の治療プロセスを施し、強引に抑制するなど。
(C) ゲームへの影響
序盤~中盤: プレイヤーには見えないステータスとして暗黙に増減。ヒロインやアイテム利用がトリガーとなる。
終盤で判明: 「実は主人公はすでに覚醒度が高く、ヒルメノミコトとしての意志が芽生えていた…」など大どんでん返し。
高いほど“邪神ルート”、“最終ボス化”エンドや“仲間虐殺”の道。
低いと“かろうじて人間性を保った封印”エンドに行きやすい。
例えば「正気度が下がるほど、異形値が上がりやすい」とか、「禁忌度が高いと陶酔度も上昇しやすい」等の連動ルールを作るとより複雑で面白い。
ステータスは基本的に全て公開する。
その増減を見ながらプレイヤーに選択を促す方式。
シナリオ・エンド分岐
終盤で各ステータスが一定以上 or 以下などの条件を満たすと結末が大きく分岐。
“肉体変質エンド”や“ダーク神覚醒エンド”、“封印成功のグッドエンド”などのバリエーションを自然に作ることができる。フィードバック・演出
ステータスが変動するたびに画面エフェクト(脈動、視界歪み、官能的な吐息など)を入れれば、雰囲気が一層高まる。
NPCの会話も随時変化し、「あなた、以前と目つきが違う…」などのリアクションがあると没入度が上がる。
プレイヤー視点では直接見えないが、イベントの裏で???が増加すると「なんだか主人公が奇妙に強くなったり、ショゴスが懐いてきたり」変化が起こる。高いほど特殊スキルが解放されたり、肉感的アイテムの効果が上乗せされる“恩恵”も得られる。
シナリオ分岐への影響
クライマックスで**???が高ければ“神覚醒エンド”**(ラスボス化、世界破滅ルート等)。
低いなら“人間ルート”や“封印成功ルート”。
サプライズ演出:「あなたは既に深く神となりかけていた…」という衝撃がラストで訪れる。
イベント発動例
ある儀式の参加条件として「禁忌度>一定値 / 異形値>一定値 / HP半減以下 / ???が高い」などを満たすと特殊ルートへ。
隷属値が高ければ、教授の命令を拒否できず、別展開→背信度上昇…など「ステータス連鎖」が物語を動かす。
必要なステータスを厳選・組み合わせて、ホラー&オカルトかつ官能的な世界観のシステムを作りこむことで、背徳感あふれる没入体験を提供できるはずです。
魅力度(Charm/Charisma)
キャラクターの外見的な美しさ、仕草、言葉遣い、そしてカリスマ性を数値化したステータスです。
2. 具体的な増減要因
増加する要因
衣装変更(魅力的な服装やアクセサリーの装備)。
特定のアイテム(香水、宝石、護符など)の使用。
特定のスキルやイベントでの成功(ダンス、演説、恋愛イベントなど)。
儀式や禁忌の行為による神性の強化(特定の条件下で魅力を増加)。
減少する要因
異形値の増加に伴う外見的な変異。
3. ゲームプレイへの影響
仲間キャラクターとの関係
魅力度が高いと仲間の信頼や好意を得やすく、特定のイベントが解放される。ストーリー分岐
特定の選択肢やイベントが魅力度に応じて発生。
隠しステータス2. 「恐怖耐性(Fear Resistance)」 – 恐怖に慣れていく度合い
概要
正気度と関連しつつ、正気度が下がっていくにつれ逆に“恐怖への耐性”が上がってしまう可能性を示すステータス。要するに、「もはや恐怖が日常化し、恐怖を感じなくなる」数値。
特徴的効果
高恐怖耐性:
一般的なホラー要素(グロ・ショゴスの怪音)に動じないため、探索が楽に。敵の威嚇も効きにくい。
しかし“恐怖を超えた狂気”に近づき、NPCとの会話でサイコパス的リアクションが増え、仲間が離れていくなどのシナリオ影響。
低恐怖耐性:
すぐにパニックになるが、まだ“人間らしい感性”を残している。
NPCや仲間が共感して助けてくれる展開に派生しやすい。
運用イメージ
ホラーイベントで悲鳴を上げまくり正気度をやや削られると同時に、この“恐怖耐性”が微妙に上昇。
終盤になって“恐怖耐性”が高いプレイヤーはショゴスを倒しやすいが、むしろ邪神覚醒(???ステータス)ともシンクロして悪影響も得やすい。
「信仰(Faith)」 – 邪神への信仰レベル
概要
プレイヤーが邪神に傾倒しているかを数値化。“禁忌度(Taboo)”と似つつも、こちらは「行動で得たポイント」である。
特徴的効果
行動(儀式参加、NPCとの対話選択)でポイントが増減→邪神勢力の好感度的ステータスが変わり、陣営が味方 or 敵になる。
性的儀式に積極参加すれば邪神側信望大幅UP、正規の封印を手伝えば教団正統派の信望が上がる、など。