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基本の縫い方 ②糸の始末と扱い方

こんにちは
日本の着物仕立て処 ❋ 菊瓢 です
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「 和裁は我が国必須の英知の結晶。」
私は古より連綿と受け継がれてきた美しい着物を形にする技術【和裁】を慣用にする活動に力を入れています。
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🍀今回は「手縫いの糸始末」や必要な「処理方法」4つご紹介いたします。

・針を扱う注意点
・玉結び、玉留め
・糸はじき
・糸しごき


⚠️針を扱う注意点

🔥持たないときは必ず針山に戻しましょう
🔥人に向けない、手渡ししない
🔥整理整頓

※作業スペースを確保し常に事故防止に努めましょう。


◯糸の始末

⚫︎玉結び

糸が抜けないように縫い始めは玉結びをします


⚫︎玉どめ

縫い終わりの始末方法で表にひびく場合は裏側等へ隠して始末します。


・糸の扱い方

⚫︎糸はじき

カードに巻かれてクセのついた糸は絡まりの原因になるため取り除きます

※糸はじきで切れてしまう糸は弱いので縫製には使いません。


⚫︎糸しごき⚠️

※糸しごきは真っすぐに縫うのと同等に重要です。これをサボるとえらい目に会うのでしっかりと行いましょう!

糸しごき
「かけはり」での糸しごき

あらかじめ糸をゆるめておく方法もあります。


次のnoteはこちらです⬇️

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日本の着物仕立て処 ❋ 菊瓢では和服に関する様々なご相談を承っております。ご試着も可能ですのでお気軽にメッセージをお寄せくださいませ。

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菊瓢  kikuhisago
ものぐさ和裁師は着物と和裁の振興に貢献したいと考えています。美しい着物を未来に残していくためにサポートをどうぞよろしくお願いいたします。