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雨天時の必携品☔️

前回ご紹介した雨ゴートですが、活用頻度が多いことを想定して、実は2点お納めしていました。

今回は雨ゴートに必要な準備物とその使い方をご紹介します。

こちらも合わせてお読みください⬆️

仕立て前の雨ゴート達

◯雨ゴートを着たら…

着物の防雨として雨ゴートは代表的な選択肢ですが、雨粒を回避できたとしても脱いだコートで外出先を濡らすわけにもいきませんから、収納対策も合わせて考える必要があります。

雨ゴートを入れた収納袋

小花が可愛い化繊地で作った雨ゴート用収納袋です。本体地からは余り布が取れなかったために、丁度都合よく手元にあった別生地を臨時でお付けしました。

水を通さない化繊なので一時保管には向いているでしょう。

新反物から仕立てる場合は、同じ生地で収納袋を作ることも可能です。その際は「収納袋も一緒に」とお申し付けください。


◯収納袋の使い方

着物衿雨ゴートを袋に入れます

脱衣後、納品した形に畳みおえたら写真の様に3等分し、そのまま先の袋へ収めます。

撮影のためにちらっと覗かせています

丁度ピッタリサイズにしているので、新たなシワを作ることなく収納できます。

ボタンなどの付属品がないため、折り畳みに支障をきたしません。この袋が手持ちのカバンに収まらない場合は、真半分に折って仕舞っても問題ありません。

小さく畳んでしまうよりも、余計なシワを作らず短時間で作業する事ができます。作業スペースが取れない場合は、臨機応変に仮畳みをして仕舞ってくださいね。

出先から戻ったらすぐに袋から出して、吊るし干しを行います。


◯まとめ

昔から“女心と秋の空”と言われるように、天気が不安定な場合の着物への不安は計り知れません。

そんな煩悶を軽くしてくれるのがピッタリサイズの雨ゴートです。

大島紬を雨ゴートに仕立て替えたもの

雨ゴートの仕立てを依頼したら、収納袋のご準備も同時に検討されてみてください。お好みの素材でも、同生地で作るのもどちらにも魅力があります。

今回は急遽ご用意させていただいたものですが、袋の仕立てのみも承っていますので希望サイズをお申し付けくださいませ。

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「 和裁は我が国必須の英知の結晶。」
私は古より連綿と受け継がれてきた美しい着物を形にする技術【和裁】を慣用にする活動に力を入れています。
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