【人生棚卸】第49号 老酒と餃子
あたしは、餃子を食べるときは老酒を飲む。
むろん中華料理にもあう。
スーパーで日本酒を値引きしているのに出会うことがある。
お酒には消費期限ある。焼酎、日本酒などだ。ウイスキーは年月が経っても持つ。言い換えれば売れる。
それがわかったとき、あたしは持っていた「森伊蔵」を売った。
購入は3000円から5000円ほどだったが、1万ほどでネットフリマで売った。
4本あったが、すべて売った。まだひとくちも飲んでいない。
バッカじゃないのって思っている。
先日、ふとそういえば8年ほどたつ老酒がねむっているのを思い出した。
中国からキャリーに入れて持ち帰った。
そのとき老酒は4本買い、一番高いのは知人に上げた。
これは二番目に高い、それでも1000円ほどだったか。
安い2本は200円ほど。
韓国ではマッコリが有名だが、2リットルのペットボトルを持ち帰った。
お値段300円ほど、本当に安い、チャミスルは50円だ。
老酒は8年経っている。飲めるのかなと思いながらキャップを回す。
栓の口に白い粉が点くが気にしないことにした。
注ぐ、
おそるおそるグラスを口に近づけ、少し飲む。
うまいじゃん、濃くがありうまい。
日本で5年とか、7年とか書いてあるのを1000円前後で買うが、全然ちがう。
正直ショックだ。これからは、これらはもう飲む気がしない気がする。それほどこれはうまい、美味しい。500mmボトルだから、あっという間だ。
この楽しみは麻薬だ。どうしよう、どうしたら良いのだ。