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イベントストーリー22『スイーツ団と伝説の聖剣』4
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チョコレートアイランドの海岸に漂着した少女スカイラは、朧げな記憶を頼りに、周辺の地域を探索していた。
どうやら、彼女はガルダ国のラボから逃げ出してきたらしい。
大樹『ウェハス』を探索中のスカイラ
スカイラ
「ふぅふぅ・・・意識が途切れることがある。そろそろ限界かも」
ガサガサ!!
スカイラ
「だれっ!!」
サーシャ
「驚かせて、すまない。キミを探していた、そして戦う意思は無い。その手を下ろしてくれ!」
スカイラ
「近寄るなっ!!八つ裂きにしてやる!!」
ビーダ
「やっぱりそうだっ♪ラーミリアだよねっ!!私だよ、ビーダだよぉ!!」
スカイラ
「・・・」
ビーダ
「一緒に竜輝士ごっこしたじゃん♪・・・本当に覚えてないのっ??」
スカイラ
「知らない。誰だお前は・・・私の名はスカイラだ。」
ビーダ
「・・・そんな。」
サーシャ
「!?」
サーシャ
「ビーダ、ちょっと待て・・・何か飛んでくるぞっ!!」
1体の人間?がサーシャたちの上に現れた
サーシャ
「なんだこいつ!!浮いているのかっ!!」
???
「クカカカカ!こんなところでSkyRに出会うとは。」
???
「戻って来い、SkyRよ。お前のチューニングはまだ途中だ。私が完全体にしてやる。」
スカイラ
「ギギギ!!!キャァァ!!」
スカイラはその場に倒れてしまった
ビーダ
「だれっ!!ラーミリアに何をしたのっ?」
???
「お前は・・・クカカカカ!なるほど、お前も紅猫族の生き残りか。」
???
「そいつには昔の記憶は無い。私が機械化し、より良い世界を創造するためにツクリカエタのさ。クカカカカ!!」
サーシャ
「なにっ!!」
???
「貴方があのサーシャね♪強いんだってねぇ~♪」
???
「そうそう。自己紹介が遅れたわね。私はガルダ国の創造魔術機関コード零。」
ル・ヴァリアント
「そこで参謀長を務めているル・ヴァリアントと申します。以後お見知りおきを。クカカカカ!!」
サーシャ
「お前がヴァリアント!!」
ル・ヴァリアント
「あら?私の事を知っている?ガルダ国のセキュリティも甘いものね。」
ル・ヴァリアント
「まぁいいわ・・・あれ、ルミナスちゃんはどうしたの?居ないわね?」
サーシャ
「お前に話す道理は無い!ここでやってやる!!」
サーシャ
「ビーダはその子を連れて、一旦輝竜艇に戻って!!」
ル・ヴァリアント
「クカカカカ!SkyRは渡しませんよ!!」
ル・ヴァリアント
「貴方たちも、実験の素体として迎えてあげますよっ♪」
ル・ヴァリアントからSkyRと呼ばれているラーミリア、どうやら彼女の情報を掴んだサーシャとビーダが探していた様子ですが、ル・ヴァリアントに妨害されます。
ル・ヴァリアントは後にユニット化されており、その際はストーリー中においてもサーシャたちの味方側に付いていました。
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ガルダ国参謀長『ル・ヴァリアント』。
元々はスラム街の浮浪児でしたが、ガルダ国の諜報機関、コード零の参謀長にまで上り詰めた……という経緯があります。
ただ、そのスラム街は軍事戦略による世界最強の強国を目指したガルダ国のによって出来上がってしまったものであるらしく、ル・ヴァリアントはガルダ国を憎悪していました。
ストーリー中では紅猫族のラーミリアをSkyR(スカイラ)として改造した張本人でもありますが、ル・ヴァリアント自身、自らの身体を機械化しており、まともに血が通っているのは頭ぐらいでした。
「ヴァリアント」という名前についてですが、
勇気や勇敢を意味する「Valiant」ではなく、
変異や変化を意味する「variant」の方でしょうか……?
多数の人体改造を行う立場である事に起因しているのかもしれません。
ル・ヴァリアントの唯一の家族である妹はストーリー中には登場していませんが、ユニットとしては実装されており、二人そろってナッツ新聞社に現れたことがあります。
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謀略の系譜『ル・オーバードーズ』。
ル・ヴァリアントの実の妹であり、共にガルダ国のスラム街で生き抜いてきた過去を持ちます。
姉と共にガルダ国に仕えながらも、ガルダ王家への復讐の機会を狙っていました。
オーバードーズという名前は、薬物の大量摂取などを意味する「overdose」でしょうか?
水を高圧発射する二丁機銃「カリュブデス」は、ギリシャ神話に登場する、海の怪物の名前に由来しています。
後にナッツ新聞をまとめた記事で解説する予定ですが、
ル姉妹はナッツ新聞社を乗っ取ったことがあります。
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ル・ヴァリアントの「クカカカ」と言う笑い声は上官の前で感情を殺して作り笑いを続けた結果出来上がった……と、ユニット詳細で語られていますが、妹のル・オーバードーズも「クケケケ」と、特徴的な笑い方をしますね。
今回のイベントストーリーはここで終了しており、この頃はまだ後日談が無かったこともあり、ル・ヴァリアントとの初戦や伝説のカカオの争奪戦の顛末は直接描写されていません。
ただ、今後もル・ヴァリアントは登場するほか、メルアンの過去に関わる魔法少女チョコレイト・マカロンの話や、魔法少女の宿敵だったシェルアートなど、後のストーリーで色々掘り下げられていますね。
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