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イベントストーリー22『スイーツ団と伝説の聖剣』1

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2017年に開催された、バレンタインに因んだイベント。
チョコレートアイランドに存在す大樹『ウェハス』、その樹に数百年に一度だけ実ると言われている伝説のカカオを巡る抗争が描かれました。
ガルダ国に所属する新キャラクターも登場し、この年の本筋となるストーリーが開幕していきます。
また、この回からのイベントストーリーは四話構成となり、情報量も多くなっていました。


チョコレートアイランドにある大樹『ウェハス』。

数百年に一度。その大樹に数千万実るカカオの中のたった1粒だけが、その実を黄金に輝かせるという

その黄金の実は《伝説のカカオ》と呼ばれている

その黄金のカカオ豆が実るのが今年だと言われており、その《伝説のカカオ》を求めて竜輝士たちが各国からチョコレートアイランドに集まっていた

マシュル
「私はスイーツ劉賊団、団長マシェルだ!!」

マシュル
「皆の者良いなっ!!伝説のカカオは必ず、我々スイーツ劉賊団が手に入れる!!」

マシュル
「そして、伝説のカカオ豆から《万物を牛耳る事ができるチョコレート聖剣》を錬成させるのだ!」

マシュル
「それには2つ!」

マシュル
「まずはこの《魔法のランプ》を使って、この星にあるスイーツと、カカオを集めまくる!!」

マシュル
「それと同時に伝説のカカオ豆を錬成できる錬成者を探し出すのだっ!!」

マシュル
「兵長よ。錬成者について何か情報は無いか?」

カロン
「はいっ、ございますっ!!」

カロン
「掴んだ情報によると、武器商人をやっているメルアンという女性が錬成できるようですっ!!」

マシュル
「メルアン?国宝級の業物発掘し続けているという、あの伝説の武器商人か?」

マシュル
「今、どこに居るのだ?」

カロン
「先程、どこぞの国の輝竜艇で、チョコレートアイランドにはいったようですっ。」

マシュル
「良いではないか!!これぞ好機!!」

マシュル
「カロン兵長よ。さっそく団員を集め、その輝竜艇襲撃しにいくぞ!!」

カロン
「はいっ!!それから、もう一件ご報告がありますっ!!」

マシュル
「ん、もぉ~。なんだよぉ!!」

カロン
「あの《甘美獣》も出現したとの情報がありましたっ!!」

マシュル
「甘美獣。。。それは厄介だな・・・」

マシュル
「見つけても手をだすなっ。まずはメルアンの捕獲が先だ!!行くぞ!!」

カロン
「はいっ!!しゅっぱーつっ!!」



ところ変わって、チョコレートアイランドの南東に着陸したルミナスとメルアン一行

ルミナス
「無事到着~♪こんな大きな島があったなんて知らなかったよ。」

サーシャ
「ほんと名前の通り、この島一帯が甘い香りに包まれているな。」

ルミナス
「ほんとだね~。で、この島にメルアンちゃんが求めている伝説のカカオがあるんだよね?」

メルアン
「はい。私のワガママに付き合って貰って申し訳ないです。」

メルアン
「伝説のカカオを手に入れて、誰も見たことが無い伝説のチョコレート聖剣を作ってみたいんです。」

サーシャ
「流石、伝説の武器商人だな!そういった探究心が己をより高みへと引き上げる。」

ルミナス
「またぁ~♪そんな固い事ではなく、私たちはスイーツに目が無いってだけなんだよ♪」

ルミナス
「一緒に伝説のカカオを探そぉ!!」

バシューーーン!!一人の輝士が甲板に降り立った

ヘルバード
「相変わらず呑気な奴らだな。」

サーシャ
「なにっっ!!ヘルバードぉぉぉ!!」

ヘルバード
「待て待て。今日はお前たちと戦いに来たのではない。」

サーシャ
「ではなんだっ!!」

ヘルバード
「忠告しに来たのだよ。」

ヘルバード
「数日後、我が国の《創造魔術機関 コード零》という諜報機関の連中がこの島に潜入する事になっている。」

ルミナス
「ガルダ国の創造魔術機関?そんな機関、聞いた事が無いわ?」

ヘルバード
「当たり前だ。コード零といって、ガルダ国でも団長クラスにしか開示していない諜報機関だ。」

ルミナス
「・・・で、なぜそんな情報を私たちに、その諜報機関の目的はなに?」

ヘルバード
「お前だよ、ルミナス!理由は知らんが、お前の力を狙っているらしい。」

ルミナス
「!?」

サーシャ
「その情報、本当なんだろうなっ!!我々に知らせた理由はなんだ!お前の事だ。何か企んでいるのでは無いのかっ!!」

ヘルバード
「まぁ、そう思って貰っても構わないが・・・」

ヘルバード
「理由か。。。強いて言うと、あの機関の参謀長《ル・ヴァリアント》の思想が気に喰わない・・・ただ、それだけだ。」

ヘルバード
「もう一度忠告しておくが、あの連中は成果を得るためには何でもする連中だ。」

ヘルバード
「お前たちは我ら暗黒輝士団が葬ってやるから、それまでは犬死にするな。」

バシューーーン!!ヘルバードは飛び去って行った

メルアン
「あれはガルダ国の・・・大丈夫ですか?」

サーシャ
「大丈夫だ!心配する必要は無い、誰が来ようとこの私が皆を守る!」

ルミナス
「ありがとう♪・・・そうだねっ!!」

ルミナス
「心配してても始まらないし、まずは伝説のカカオを探しに行こうぉ~!!」



ところ変わって、チョコレートアイランドの南で遭難中のメルアンの弟子『クーメル』

クーメル
「師匠ぉ~!!メルアン師匠ぉ~~!!」

クーメル
「しまったなぁ~。甘い匂いに誘われて、ちょっと寄り道したら師匠とはぐれちゃった。。。」

クーメル
「メルアン師匠ぉ~~!!どこですかぁ~!!」

グォォォォォーーーーーーン!!!

クーメル
「なになに?凄い風っ!!吸い込まれるよぉぉぉ!!」

ゴルモン
「ゴルゴル、モ~ンモン♪ゴル、モンモンッ♪」

ゴルモン
「スイーツ、ダイスキッ♪コノ世ノ全テ、タベツクスッ♪」

クーメル
「うぉぉぉぉ。なんだよあの獣はっ!!」

クーメル
「やばい、やばい!!見つかったらお終いだぁぁ!!メルアン師匠たすけてぇ~!!」

ゴルモン
「ゴルゴル、モ~ンモン♪ゴル、モンモンッ♪」

ゴルモン
「カカオモ、ダイスキッ♪タベツクスッ♪」



このイベントが開催されたのは、2017年2月9日から。


今後のストーリーでも度々話題に挙がるチョコレートアイランドが初登場したイベントであり、ガルダ国の諜報機関「コード零」に所属する人物が本格的に参戦してくる転機でもありました。


イベントのランキング報酬でもあった、マシュルの詳細がこちら。


スイーツ劉賊団団長『マシュル』。
伝説のカカオを求めて大樹『ウェハス』の元に現れたスイーツ劉賊団の団長。
伝説のカカオを素材にして錬成できる錬成者であるメルアンも利用しようと狙っていました。

裏の顔はマゾっ娘とありますが……今回のストーリーでは、堂々と指揮を執っているものの、カロンの発言で勢いをくじかれて、砕けた喋り方になっている場面もありますね。


部下のカロンも、大分後になってユニット化しています。


旅団員『カロン』。
外見はマシュルを反転させて衣装を変更した差分ユニットであり、リタリエなどを彷彿とさせますね。
マシュルの方でも、「スイーツを吸い込む魔法のランプ」に関する記述がありましたが、直接操る事ができるのはカロンのみである模様。

カロンがユニットとして実装されたのは、特に関連性の無い冒険イベントであり、進化対象ユニットでした。
5枚集めて、進化したSSR版カロンがこちら。


スイーツ劉賊団兵長『カロン』。
ストーリー中でもカロン兵長と呼ばれており、こちらの方がより具体的な役職となります。

新たに判明した情報として、団長からの命令事項には値段がつけられており、カロンは金にならない仕事であれば、団長の命令であっても一切行わいというもの。
所持金をため込んで、いつかは自分の船を持つという夢を持っています。
魔法のランプの唯一の使い手であるので、マシュル団長としても、カロンを重用する他ないというのが実情でしょうか。


ストーリー中では初登場となるメルアンですが、ラスドラの有償アイテムを販売しているショップでは、メルアンが商品を紹介するという形式でした。

SRのメルアンは召喚メダルを使用したノーマルガチャという、大半がノーマルかレアのユニットとなるガチャでごく稀に引くことができたのですが、
これが極端に低確率なため、並のLRユニットよりも入手困難であったと思われます。
(それ故、SR版のユニット詳細は未確認です……)

後に、SSRメルアンも実装されているので、そちらの詳細を載せておきますね。


天に轟く武器操師『メルアン』。
伝説の武器商人として世に知られていますが、それ以外にも様々な肩書きが存在し、実は魔法少女戦隊の一員であった過去もあります。
工匠の神であるネビムがメルアンの師匠であり、ネビムは後のイベントでストーリー中に登場しています。


同じくストーリーに登場しているクーメルはイベントの特効ユニットでした。


見習い武器商人『クーメル』。
メルアンの弟子であり、メルアンに追いつき、いつかは超えてみせるという目標をもっています。

そんなクーメルを襲ったゴルモンもまた、後にユニット化しています。


甘美獣『ゴルモン』。
その外見から、モチーフは『ウルトラQ』などに登場するカネゴンであると思われます。
以前にも解説していますが、『超人奇人ビッグファイト』は過去にサーシャと魔星獣ペンターゴンが闘った大会でもあります。
「絶命した」とありますが、ナッツ新聞に何度か出演しており、ハーティを呑み込んだ末に、内側から腹を裂かれてしまった際は、サーシャに敗北にした時のことが言及されています。
超人的な生命力で復活しているのかもしれません。
(あるいは、説明にある別の兄弟と言う線も考えられますが……)

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