ラスドラ オープニング後編
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ガルダ国に幽閉されていた主人公と、謎の少女リリィ。
二人はガルダの施設から脱走し、逃亡を図るがガルダの追手に追いつかれてしまう。
そんな中、主人公の特別な能力によって、リリィはオーバードライブし、聖竜バルディアスの力を解放させる。
ガルダ国兵長
「いたぞっ!!獣人を解き放てっ!!
あやつらを捕まえるのだっ!!
獣人フェンガル
「ガルッ!!ガルゥルルルルルーーー!!!!
リリィのオーガズムに合わせるように
ペンダントがより輝きを増していく。
その光は辺り一面を包み込む。
目がくらむようなその強い光が落ち着くと共に、
その場には怒号と共に
大きなドラゴンが姿を現した。
目の前には崩れ落ちたリリィと突如現れた
ドラゴンの一撃により息絶えた追手たち…
主人公は突然起きたこの出来事を理解できずにいた。
雪上に倒れ込むリリィに自分の上着を
かぶせ、抱きかかえた。
リリィの身体は強く熱を帯びていた。
この時、リリィが身を挺して自分を
助けてくれたのだと悟った。
ザッザッザッザッ
ルミナス
「し、心配しないで!
私はルミナス。あなたたちを助けに来たの。
疑いながらも話を聞いてみる…
確かにガルダ国の追手ではなく、近隣国に所属し、
ドラゴンの生態・文献を研究している
有名な竜賢者らしい…
ルミナス
「《特殊な能力を持った少女たち》の事を
私たちは《凛華》と呼んでいるけど、
その少女たちを《ドラゴンへと変異させる特別な力》
をあなたが持っているの。
ルミナス
「その少女が持っている石《グラン》が
光り輝いているのがその証…
確かにペンダントは光り輝いていた。
また自分が数百年前に滅んだとされていた
《禁断の一族》のたった一人の生き残り
である事もこの時知った。
ルミナス
「あなたのその力は世界を変える…
いや、救う事ができる力なの!
ルミナス
「私と一緒に世界を救って欲しい!
ド!
ド!ドドドドドドドド!!
ルミナスが所属する《輝竜艇団》の
飛空艇が轟音を響かせながら
降りてきた。
???
「グララァ~(うわぁーん ルミナス~)
グラ~(一人飛び出して行ったから心配したぐらぁ~)
グラグラ(もうもう!)
ルミナス
「ごめんね~グララちゃん♪
でも、私の予感的中ぅ♪やっと見つけたよ!
グララ
「グララ?(本当に?これがあの禁断の一族の生き残り?)
グララァ(貧相な面してるぐら。そしてもの凄く弱そうだぐら)
ルミナス
「コラ♪そんな事言わないの♪
よーし。一旦城に戻って、メンバー集めするよぉ~。
グランディール歴429年
今、新たな時代の幕が開けようとしている…
ラスドラのオープニングはチュートリアルを兼ねており、獣人フェンガルとの戦闘はラスドラにおけるレイドバトルと同様の演出がありました。
そして、オープニングが終わったあとは、下記の画面に以降……
ユーザーは自動的に所属国を割り振られ、輝竜艇団(ゲーム内におけるギルドに相当する団体)に加入します。
その後は個人で輝竜艇団を組織したり、他の輝竜艇団に加入させてもらうといったことも可能で、ここからが本格的なこのゲームの始まりと言えますね。
チュートリアルガチャの内容はサービスが継続していた時期によって異なり、また、後期になると、レアリティがURのユニットや、SSR「神代の焔を宿す十賢人『ルミナス』」などを最初から所持しているという特典もありました。
また、ラスドラにはナッツ新聞というコンテンツが存在し、その初刊はチュートリアル終了直後に読むことができるというもの。
初刊の内容は、凛華のゲーム上の役割や親密度のあげ方等の解説となっており、チュートリアルの一環を担っていました。
第二刊以降のナッツ新聞は毎月更新されていき、主に、ハーティが新ユニットへの取材を行うという内容や、その月のグランバトル(このゲームにおける対人要素)の結果発表などが記事になっています。
そんなナッツ新聞ですが、徐々にストーリー性が強くなっていき、新ユニットへの取材に向かうハーティはその強烈な個性を遺憾なく発揮していましたね。
後年になると、取材形式のナッツ新聞は更新されなくなっていき、ラスドラのサービスが終了するまで事実上の休刊状体のままになってしまいますが……。
主人公とリリィはルミナスの所属する輝竜艇団の正式な一員となり、今後は輝竜艇によって各国を行き来するようになります。
この時点では明言されていませんが、主人公たちが自由に国境を越えることができるのは、ルミナスが持つ、十賢人としての特別な権限があるからでした。
また、主人公には一流の輝竜艇乗りとしての技術が備わっており、輝竜艇を操縦することでクエストエリアを進む……というのが、ラスドラのゲーム内の基本的な動きとなります。
次の記事では、ラスドラのメインストーリーを解説していきます。
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