見出し画像

"あたりまえ"常識の違い

2024.11.29 金
吉原健作 cocotakusuzuP.P/SKILLS POWER PLANT

12月1日から、福岡県の筑前地区で高校新人大会が始まります。
1日からが1回戦スタートなので、初日を戦わないチームがいたり、1日で飛んで7日、8日そこぐらいまでは 戦わないで、その次の週14ぐらいかな、14、15日ぐらいから参戦してくるのが、シードを持ってる強豪校になります。
強豪校もそうやって1回戦、2回戦、3回戦と勝ち上がりながら、勢いをつけたチームといきなり初戦戦うことになります。ですので勢いだけは
1回戦から勝ち抜いてきたチームの方に分があるのかもしれないけども、やっぱりそこは強豪校っていうのは、やっぱ伝統があったり、伝統というとなんか古臭く聞こえるけど、強いチームにはいい習慣、いい文化が根付いているものです。

あと、「強豪校」と「普通校」と表現しますけど、この差は明確に言うと"当たり前のレベル"に差があるんです。
この"当たり前"は、バスケットに関して言えば、もう隅から隅までいろんなことに対しての「当たり前の違い」っていうのがあるんですけど、これはプレーの1つ1つのファンダメンタル の部分ももちろん違いますけど、今日僕が言いたいのは、強豪校、伝統校と、普通一般校の違いは、やはりその試合にかける準備だったり、試合前日までの練習なんかじゃなくて、特に試合当日!
試合当日に、先ほど話したように勝ち上がってきた一般普通校相手に、初戦から当たり前のように実力差を発揮して、違いを見せて勝っていくのが いい文化が根付いた強豪校の当たり前の姿。

では強豪校にはあり、普通一般校にはなかなかない!当たり前のレベルの準備。
これの例を挙げると、一般校に表される学校といえば県立高校だったりする事が多いんですよ。
もちろん全てじゃないし、県や地域によって競合が必ずしもそうだとは限らないけど、多く見られるのは私立校、私学かと思います。
強豪校が多いと思うので、体育館の利用の時間の差だったり、色々と許されるレベルが学校によって違い、もちろん差はあるんだと思うんですが、 朝、1回戦から試合があろうが、お昼からだろうが遅めの時間だろうが、その限られた時間にどんな準備をするか!
お昼からの試合だけども、集合時間だけ遅くしたり、朝から他の試合を観戦したりというところだけの動きを、 もちろん普通こう、一般校というのは何も疑わず当たり前のように多分やってると思うんですけど、もちろん強豪校、伝統校にある当たり前の姿というのは、やは準備の段階なんです。
オフィシャルや前段階のチームのスカウティング、準備だったり、いろんなことをするメンバーもいる中で、試合に出場する準備をするメンバーやサブメンバーの人間まで、許される人数の範疇は様々だけど、朝から試合に対する準備のために、シューティングだったり、体をほぐすために動くことだったり、試合当日に当たり前の準備をするという文化が、そのチームには根付いているんです当たり前に。
普通一般校にはその日、もちろん自分達の学校の体育館が使用できるかできないか。使用できたとしても、試合の会場が遠く移動にかなり時間がかかるとすれば、試合会場の最寄りの学校が、体育館を貸してくれたりする様な手回しも必要。
その辺りもやっぱり強豪校、伝統校にはそれなりのコーチがいたりとかするので、そういう横の繋がりっていうところのレベルも違いがあるとは思うんです。
公立校だから仕方ないとか、今までこうだったから仕方ないとか…何かと理由をつけて準備を怠ってしまうようなチームには、準備万端で出来る限り考えられる限りの準備を、入念に行ってスタートするようなチームには、どうしても勝てる要素が見つからない。
偶然勝つなんてことはほぼ皆無。
だから選手たちも、それを引率する監督や先生方々も、今までこうだったから当たり前…というような乗り越えられないと思い込んでいる壁。
その壁を越えることがルール違反ではなく、選手たち、頑張ってる主役の子供たちの力を、存分に十分に発揮させてやるための前準備だと思って、
協力の動きをして、もっと頭を使って、工夫して準備に当たることができるように変わっていくべきなのではないかなと思います。
公立と私立との差が仕方ないなんて、そんな考えは当然する方がおかしいわけで。
でも強豪校と一般校の差を埋める上で、最初の準備としては、現状"当たり前"と思っているレベルをどう変えていくか。
もちろん試合当日、試合までの練習におけるレベルの違いや当たりまえのFundamentalのレベルの違い。
それ以外にもパス1つ、ミート1つ、シュート1つへの気持ちの入れ方。
ただ1つのルーズボールに向かって、どういう気持ちで、どういう反応で、どういう動きを見せられるかというレベルの差。
命懸けでルーズボールに飛び込めるか!
オフェンスにばっかり気を取られ、フィニッシュが入ったら勝てるとか、オフェンスで試合をなんとかしようとするような、ある意味「浅はかな準備」しかできないようなチームだと、当たり前のレベルが全然違うディフェンスがものすごく鍛えられてるチームに対して、たまには偶然点数は何点か入るかもしれないが、そのあとみんなが嫌がる、「過酷で泥臭いディフェンスの練習」をどこまで本気でやってて、 どんなレベルのディフェンスをやっていて、効率が良くて、チームディフェンスとして成り立つのか!

このようなところに「こだわり」を持って突き詰めて毎日練習をやってるチームには、ただオフェンスばかりやってるようなチームでは歯が立つ部分はないと思うんです。
だからまず変えられる部分を変えていきたい。
自分が見たことのない世界の常識の話であれば、
素直に受け入れて、聞いた話をプラスに変える。
自分たちのできることをもっと引き上げて、今やっているレベルの 1つも2つも上のレベルの負荷を、次の日にまた持ってくると。
毎日毎日1段ずつ階段を上がっていくことが理想だが、そうはいかない部分もあるのが現実です。
しかし、「常に向上心を持って諦めずこだわり続ける。」
その「こだわり」を継続することこそが、そのチームにいい文化を根付かせるための第一歩なので、
我々一般校として、まず着眼点を明確に!
当たり前のレベルを上げるというところと、試合前の準備でもっと工夫できるところがあるのでは!
というところに考えを置いて今日お話をしました。

いいなと思ったら応援しよう!