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なぜBARにメニューブックはないのか?〜それでもメニューを置いたバーテンダーししょーの経営学

BARとはメニューを置かないものだ。その理由とは、無数にカクテルはあるし、お客様の好みを自分自身でバーテンダーとコミニュケーションを取ったりして伝えたりしながら自分の欲しいメニューを再現するからだ。

・・・と、まあ昔読んだ文献には簡単に言えばこんな感じで説明されていたと思う。

割といろんな店に行ってみるが、確かにメニューを置いてない店も結構ある。またはメニューはあっても、ある程度の値段の相場を示す程度で、メジャーな商品がいくつか載っている程度の小さいメニューが気休め程度にあるくらいだ。

かくいう私はメニューを置いている。

それもかなり厚めのメニューだ。調べたら
A4のファイルの40ポケットがフルに使われ80ページあった。

当店は圧倒的にスコッチシングルモルトウイスキーが多い。カクテルはスタンダードメイン、ワンオペでやっている割には、フードメニューも多い。

それらを知って注文してもらうためには口頭では全く足りず、どうしてもメニューが必要である。また説明する時間もロスが生じて、仕事のタイパも悪くなってしまうだろう。

そして、売れないメニューもたくさん出てきて、フードメニューであれば廃棄も増えてしまうであろう。


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