正直に生きること〜未完成なBARのマスターの正直のススメ
『言いたいことも言えない。こんな世の中じゃPoison 俺は俺を騙すことなく生きていく』
いきなり反町隆史さんの歌から始めてみました。
正直に生きられる
と言うのは、身体も心も楽である。
誰かに対して格好つけたり建前を気にしたりする必要がない。
見栄を張ることがない。
誰かからの評価を気にせず自分を素直に表現できる。
店をやっていると、客と店員という上下関係はあるのかもしれないが、理不尽な言葉や間違っていることにまで頭を下げる必要はない。
時に客の不粋な振る舞いに頭に来ることもある。
理不尽なクレーム、八つ当たり・・・と、まあ色々あるが、私が駆け出しの頃は大卒と同じ年齢でかなり見下されたものだ。それに水商売に対する偏見もまだわりと残っていた。
『俺の言うことが聞けないならもう来てやらないぞ』
は日常茶飯事で、
『俺は自分の息子には君みたいな仕事をしてほしくないな』
なんて言われたことも
あったな。まだ純朴な少年マスターは大人の言葉を全て間に受けよく泣いていたっけ。
まあ今となっては、こんなのは夢を叶えられなかった大人たちの嫉妬である、とわかるようになり、何も気にしなくなってしまったが。
仮に今もし言い返すにしても、
『さよけ〜』
くらいのものかもしれない。
やや話が逸れてしまったが
当店で一番よくある不粋な行動といえば
大きな音でスマホを鳴らすこと。
そこで、ただ我慢するのか、それとも正直にはっきり注意すべきなのか、どちらをとるか私のやり方を聞く前にとりあえず選んで欲しい。
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