BARの暇な夜〜何して過ごす?プロの一流の過ごし方。
月の半ばは暇な時が多い。ちょうど給料も底をつく頃なのだ。
御多分に洩れず、当店も今夜は暇である。
ただ昼は非常に忙しかった。以前友人に頼んでいた店のメニューの写真を撮って欲しいというお願いに対して急遽昨日連絡があり、それを今日やることになる。それに加え私事だが、銀行のローン相談が来たり、家族の夕食を作らなければいけなかったり、友人のお見舞いに行ったり、まぁ大変だった。こういうのを貧乏暇なしと言うのだろうか。まあそれでもこういう暇な時期だったからまだよかった。
話を戻そう。
そもそもBARなんて暇なのである。居酒屋や食堂と違い、腹を満たしに来る場所ではなく、心を満たしに来るのだ。そんな需要がどれほどいようか?
普通の食堂が絶対数10だとしたら、BARなんてせいぜい2〜3である。
それだけBARの需要は低い。その中で経営していくというのは至難の業だろう。
それはさておき、
そんなわけで、この記事を書いてみようと思ったわけだが、そんな時どう過ごすのか?
これは長くBARを続けていく上で非常に大切なことである。
以前、漫画『BAR レモンハート』でマスターがこんなことを言っていた。
『暇だからといって、早じまいするようではいけない。一流のバーテンダーは一流の待ち方ができるのだ。』
若かりし頃に読んだ当時は、何をしていいかわからず、その言葉の意味の難しさに戸惑ったこともあった。しかし、これは経験である。長く経験を積みながら、待ち方を知っていくのだ。
とは言え、それまでに潰れてしまっては困るので、私なりの待ち方を伝えよう。
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