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痛みに耐えてよく頑張った!? (15)
感謝
夜中に点滴を外してくれた。
ようやく動きやすくなった。
荷物を整えたり、布団を整えたり、出来ることをしながら動くように心掛けていたが、食欲が出ない。
お通じも無い。
スパルタ看護師さんが、廊下を午前と午後歩くように、と教えてくれた。
少し無理をして午前中廊下を往復したが、その後吐き気でダウン。
昼食は殆ど食べられなかった。
痛みも強く、ロキソニンを服用した。
そんな中、午後に術後初シャワーの予約をしてくれた。
シャワーを浴びたい一心で、吐き気や痛みの不安を感じながらもシャワー室まで歩いた。
痛み止めが効いている間にシャワーを浴びると、気分が良くなったのか吐き気が止まった。
その後、髪をドライヤーで乾かしたが、これは地味に辛かった。
髪を伸ばしていたが、短く切っておけばよかった。
調子に乗ってコインランドリーで洗濯もした。
自分でやれることが増えた。
開腹手術後、ワンピースのパジャマでないとウエストのゴムで腹部が痛かった為、夫に連絡して買って来てもらっていた。
2枚買ってきてくれたが、夫も大変だろう、せめて洗濯は自分でしたかった。
因みに、洗濯機は洗濯乾燥コースを選んだ。
1回300円1時間40分後に終了する。
洗濯の帰りに病棟の入り口で、これから夜勤であろう看護師さんにバッタリ会った。
えっ!?〇〇さん?○○さんですよね?
とても驚いた様子で私の名前を呼んだ。
立ち上がることもできなかった私がシャワーを浴びた後、コインランドリーで洗濯をしている姿に驚いた様子。
頑張ってるでしょー?と言うと、見間違いだと思った、と言った。
その驚き方が嬉しかった。
午前中は、吐き気で塞ぎ込んでいたが、看護師さんとの会話で気持ちが前向きになった。
それにしても、名札がついていない患者の名前を直ぐに言えることに感心した。
患者さん、たくさんいるだろうに。
スパルタ看護師さんも歩く姿勢が良くなった、と褒めてくれた。
看護師さん達の声掛けでどれほど救われたか。
お通じ
開腹手術後直ぐは、お腹に力を入れることが出来無い為、排泄が恐怖だった。
しかし、歩いたことが良かったのか翌朝お通じがあった。
痛みに耐えてよく頑張った、感動した!!とトイレ中で胸を撫で下ろした。
これで術後の腸閉塞も回避出来たのかな?どうかな?
お腹が少しスッキリしたせいか、その日の朝食は、ご飯もおかずも半量食べられた。