
誰かに相談すると気持ちが軽くなるね
知り合いの看護師さん
1度目の入院の時も、2度目の入院も、入院説明をしてくれた看護師さんは同じ人で、偶然にも知人だった。
彼女は「私が病気のこと訊いていい?」と気遣ってくれた。しかし、私は「大丈夫だよ。」と答えた。看護師さんは個人情報を他の人に話すことは無いだろうし、寧ろ私のことを知っている看護師さんで「良かった」と思った。
何か心配や不安なことはありますか?
一通り入院の説明を受けた後、心配や不安は無いか訊かれた。入院の説明とセットの質問なのだろう。
「例えばどんなこと?」と訊くと、「仕事のこととか、家庭のこととか。」と教えてくれた。
幾つかあった心配ごとを正直に話すと認定看護師さんと話す機会を設けてくれた。
認定看護師さんとの話
相談室に通された。認定看護師さんがバタバタとやってきた。
「お待たせしました。」と私の顔を見て名前を確認するとその看護師さんは言った。私は「急にお時間をつくっていただいてすみません。」と看護師さんに頭を下げた。
見るからに忙しそうなのに、笑顔で「大丈夫ですよ。」と返事をしてくれた。
そして、心配ごとについて訊かれた。私は、なるべく短めに3つの心配ごとについて話すことにした。
①仕事を休むことに対する罪悪感。手術や抗がん剤治療が終わっても仕事に行きにくくなるであろう不安について。
②この先、医療費がどれくらい掛かるのか心配していること。
③父と義母が余命を宣告されて入院している中、私が入院することへの不安や心配。
(コロナ禍の為見舞いに行っても直接会えず、父も母も義母も義父も夫も私もそれぞれ孤独になった。)
話してみると、意外と盛りだくさんだった。
癌になっても働く時代なんだって
①仕事については、割り切って考えるようにアドバイスをしてくれた。有給休暇や病気休暇、休職などを使ってしっかり休んで身体を治すことを勧められた。そして、仕事は辞める選択をしない方が良い、よく考えて、と何度も言ってくれた。そうはいっても職場に迷惑を掛けてしまうのは間違い無くて、精神的に辛いことだった。
② 医療費については、限度額認定証や高額療養費について教えてもらった。知人の看護師さんからも聞いていたので、直ぐに限度額認定証の申請書を送った。
③家庭の事情について話を聞いてもらった。何かあったときに相談する場があることは有り難かった。
悩みをしっかり受け止めながらもアドバイスをしてもらえました。なんだか気持ちが軽くなった気がしました。感謝です。