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貨幣論の馬鹿馬鹿しさを炙り出す一問一答
MMT信者は、貨幣論を嬉々として語ります。とにかく説明が長いです。結論からいうと時間の無駄かと。実例を紹介しましょう。
問 「政府は国民から集めた税金を支出している」のはウソですよ。徴税の際には、①銀行預金の消滅、②日銀当座預金の消滅、③政府預金の新規発行というプロセスをとります。政府支出の場合はその逆です。つまり、税金というブツが行ったり来たりしているわけではないのですよ。
答 貴方の説明は、銀行という仲介サービスの説明に過ぎません。
本質的に説明すると、税金として物理的に国民から吸い上げたものを、政府が物理的に支出します。銀行はその仲介を行なっているに過ぎません。貴方は貨幣取引の本質を語っているつもりかも知れませんが、銀行というサービス業の説明に終始しているだけで全く問題外です。
問 例えば、A銀行がα企業に1000万円を貸し出すとしますね。この場合、A銀行は手元にある1000万円を貸すのではありませんよ。A銀行は、単に、α企業の銀行口座に1000万円と記帳するだけです。銀行員が万年筆で記帳するだけで1000万円という通貨が生まれるというわけです。驚かれたかもしれませんが、これは事実なんですよ・・(以下略)
答 貴方は、銀行業という便利屋の説明をしているだけです。説明お疲れ様でした。
問 お金ってどうやって生まれるのか知ってますか。あらゆる経済の根幹をなすこの問の答えを、特に日本では、驚くほど多くの人が間違えています。私の肌感覚では、専門家も含め、概ね日本人の9割くらいが間違えていると思います。「銀行は預かった(もしくは借りた)お金を又貸ししてお金を増やしている」という部分です。これ、間違いです。もしこれが本当だったら銀行って何なのでしょう。金主のお金を高利で貸し出す闇金と何が違うのでしょうか。もちろん、現実社会の近代的な「銀行」は、400年くらい前のその誕生時から現在に至るまで・・・(以下略)
答 百歩譲って、考え方の違いです。
また、銀行の話ですか。「銀行がなかりせば」という話をすることが本質に迫るということではないですか。それから、私たちを「間違えている」とか決めつけていますが、その自信が何処からくるのか全く理解不能です。