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税収にかかわらず財政出動可能というMMTの欺瞞を斬る

 MMTの貨幣論と密接な関係がある「税は財源ではない」という主張ですが、よく聞いてみると社会で働いたことのない子供か、机上の勉強しかしてこなかった青白い顔の学者が唱えていることが浮かび上がってきます。

問 国民から徴収した税金が何処かに積まれているわけではありませんよ。税の徴収とは銀行保有の日銀当座預金の残高が減り、政府の日銀当座預金の残高が増えるだけです。

答 貴方は税務署の窓口で現金納付できるという常識を知らないだけです。紛れもなく税務署の金庫に税金が積まれてます。

問 税金は年次申告により納税します。申告までに政府はどうやって支出するのか考えればわかります。支出が先ですから、税は財源ではないということになります。

答 貴方は源泉所得税は翌月10日に納付することや消費税の予納が毎月あることを知らないだけです。

問 私たちは税金を貨幣で納付しますが、そのお金はどこから生まれてきたのですか。前もって国民に与えておかないと払うことができません。

答 この問は、MMT貨幣論の屋台骨だと思いますが、本当に論破していいのでしょうか。
 気が進みませんが、敢えて飛鳥時代に遡りましょう。701年に完成した大宝律令では、租・庸・調という税や労役をかける税のしくみができました。租は男女の農民に課税され、税率は収穫の約3%でした。庸は都での労働(年間10日間)、又は布を納める税、調は布や絹などの諸国の特産物を納める税だったようです。
 すなわち、税の起源は物納や労役でした。お金を予め配らないと税金を払えないというMMTの主張は真っ赤なウソであることが明らかになりました。

MMTを真面目に研究されている方々へ
 あなた方の研究は全くの無駄です。速やかに過ちを認め、一度きりの人生を有意義に過ごされることをおすすめします。
                 以上

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