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くだらない話を楽しめる「時間」と「関係」を持てる、幸せ。


パートナーに7つの質問をしてみよう。


さいしょにこの言葉を読んだとき、「ううん、できるかなあ」と眉が下がった。


夫婦だけのころは、こんな他愛のない会話を楽しむ時間はいくらでもあった。
でも最近、「ふたり」でおしゃべりする時間がなかなかとれない。

寝かしつけのあとは、寝落ちか、ひとり時間。
たまにお互いが示し合わせたかのように、ソファーに集まり、のんびりとおしゃべりする。
けど、それは偶然の産物。
毎日ではない。


___いや。
そんな偶然、待ってる場合か。

というか、あらためて「ふたりの時間」をとらなくても、子どもたちの目の前で、気軽に仲良くおしゃべりできたら、最高じゃんか。
いつも子どもに遮られてばっかりだけど、たまには夫婦のおしゃべりが優先されてもいいよね。


というわけで、聞いてきました。
夜ご飯の最中に。


「ねえ、いまから7つの質問するから。
 軽い気持ちで答えてもらえる?」

「‥ええよ( ˙-˙ )」

夫はよく、こんな顔をする。

◇◇◇

①私の第一印象って、どんなだった?


わたし→夫 
「かしこそう」

夫→わたし 
「後ろ姿でビビッときたね(ドヤ顔)」


②私の好きなところってどんなところ?


わたし→夫
「愛情のある接し方をしてくれるところ」

夫→わたし
「ほげーって笑っているところ」

なんや、ほげーって。


③私に直してほしいところって、どこ?


わたし→夫
「炊飯器に、小さいおにぎり1つ分だけの米を残して放置すんな」

夫→わたし
「お風呂の換気扇をまわせ」


④私達の最高のデートって、どれだった?


わたし 
「選べない、でもたくさんある」


「どれも好きだったからなあ」

決まらず。

⑤今、私から一番欲しいものって、なに?


わたし
「ひとりで一日出かける時間」


「ハグ」


⑥私を人間以外のキャラでたとえたら、なに?


わたし→夫
「ヌオー(ポケモン)」

夫→わたし
「こけし」

⑦私と無人島に漂着したとき、欲しい物一つ教えて


わたし
「メガネ」


「ペンチ」



◇◇◇


「ありがとう、これ書いていい?
 ぼかして書くから」

わたしがそう聞くと、夫はうなずいた。

「あけっぴろげに書いていいよ( ˙-˙ )⭐︎」


そんなわけで、許可もいただいたので、包み隠さずそのまま書いている。

長男は、ニヤニヤしながら聞いていた。
たぶん、ほとんどわけが分からなかっただろう。
「ペンチ〜⁈ふふふ」と笑っていた。
ペンチが何かも、知らないのに。


でも、長男が私たちのことを見ながら、楽しそうに笑っている。
幸せそうに笑っている。
お父さんと、お母さんが、くだらない話をしながら笑っているのを見ながら、目を孤の字にして笑っている。

__なんだ、この時間。
最高の時間じゃないか。

この人と夫婦でよかったとおもう。
この子が生まれてよかったとおもう。
こんな、なんでもない会話、ありきたりな日常が、ずっと続けばいいとおもう。

こうして、今日の夕飯は終わった。

珈琲次郎さん。
楽しい時間、ありがとうございます。



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