姉妹を平等に愛す

1月最初の連休の中日、日曜日。
夫は厄年のお祓いに下の子を連れて川崎大師へ、私と長女は同じ川崎市内の藤子F不二雄ミュージアムへ行くことになった。
家族揃って川崎大師に行っても長女が途中で機嫌を損ねるのは目に見えているし、ミュージアムは藤子F不二雄先生の大ファンの長女のペースに3歳児の次女を付き合わせるのは相当キツい。親の体力の範囲で娘2人に楽しく過ごしてもらうには別行動が最善。

同じ川崎へのお出かけだったが、家からそれぞれのタイミングで出かけることになった。

先発隊として出かける前に、次女に声をかけた。ふと気づいたらママがいない、と思って欲しくなかったから。「ママとねえねは出かけるね。パパと美味しいお昼食べてきてね」と目を見てしっかりめに声をかけた。前日から話をしていたけど明らかに???の表情。。
ヒヤヒヤしたが幸いグズられはしなかった。

ただ、洗面所からやり取りを聞いていた夫から、「刺激しないで。」の声。
わかる。ごめんね。
グズられて出掛けられなくなるかもしれないリスキーな行動なのはわかっていたが、ふと気づいた時の次女の気持ちを想像すると、どうしても声をかけておきたかった。

4歳差で次女が生まれてから、長女が寂しがらないように、次女も愛されている実感を持てるようにと私なりに頑張ってきた。
それでもしょっちゅう長女からは「〇〇(次女)ばっかり!私のことなんてどうでもいいんでしょ!!」と罵倒され、次女からは「〇〇(次女、自分)もママと一緒がいい!!」としがみつかれる。
「私のことなんて、、」と思うような女子にはどちらにも育ってほしくないから、2人ともに「私は愛されている」とわかって欲しい。
だから今日みたいに別行動になる日は「ママは私を置いて行った」とは思わないように、ちゃんとコミュニケーショをとっておきたかった。
何とか長女と2人出発した。しばらくして夫からも無事に出発したとの連絡が来た。

長女と存分にミュージアムを楽しんだ後、帰りのタイミングが合ったので途中で電車で合流した。次女は「ママがよかったのに!」とグズることもなく、私の隣に座ってその日の出来事を楽しそうにずっと話してくれた。

次女の心にしこりが残らなかったかは確かめられない。そもそもなんとも思っていなくて、むしろパパと2人きりで楽しかったと思っているかもしれない。分からない。
だけど、束の間、長女とだけお出かけして子育てに少し余裕を持てた私の方は、前日より愛情深く落ち着いた心持ちで次女と再会できた。そして長女と夫にも。更にその晩の夕食は、家族みんなががとても和やかに過ごせて、おそらく私だけじゃなく、お互い何かリフレッシュ出来た感じがした。


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