姉の友達・奈於ちゃん
どうも、田村○○です。僕には好きな人がいます。そんな好きな人に、いつもからかわれています。
○○:あー、あつ~い・・・
ガチャ🚪
○○:ただいま~・・・お姉ちゃ~ん!アイス食べた~い・・・
?:おかえり。
○○:あ、奈於ちゃん。いらっしゃい。
奈於:お邪魔してます。
○○:あれ、お姉ちゃんは?
奈於:?ああ、出掛けたよ。
○○:・・・何処に行ったの?
奈於:アイス買ってくるって。
○○:はぁ~・・・まったくぅ、お客さんを置いていくなんて、何考えてんだか。ごめんね。
奈於:ううん。ふふっ。ねぇ、○○君?
○○:?なに?
奈於:嬉しい?
○○:え?何が?
奈於:私と2人っきりになれて。
○○:え!?べ、別に/////
奈於:あ、照れてる。可愛い。ナデナデ👋
○○:も、もう!頭を撫でないで!
奈於:ふふっ。はーい。
?:ただいま~!
奈於:あ、帰ってきた。おかえり。
?:ただいま。あ、○○。おかえり。
○○:おかえり。じゃないよ、お姉ちゃん。
真佑:?何が?
○○:何が、じゃない。奈於ちゃんをほったらかして、なんで出掛けたのかって言ってんの!
真佑:えぇ~?じゃあ○○は、お客さんである奈於に、買い物に行かせるの?
○○:そ、それは・・・
真佑:でしょ?
○○:あ、後、散らかしたら片付けてって言ってるでしょ?ちゃんと片付けてよ。まったくぅ・・・お姉ちゃんは、もう少し私生活をちゃんと・・・
真佑:奈於~!○○が虐める!
奈於:よしよし。程々にしなよ。○○君。
○○:奈於ちゃんからもなんか言ってよ!
奈於:ふふっ。真佑、あんまり○○君を怒らせちゃダメだよ。
真佑:はーい。
○○:奈於ちゃんは甘過ぎるよ。
奈於:えぇ~?そうかなぁ?
真佑:奈於は優しいんだよ。
○○:それは知ってるけどさ・・・
奈於:それより!アイスは?
真佑:ああ、はい!
奈於:ありがとう。
○○:何を買ったの?
奈於:パピコだよ。あ、食べる?
○○:良いの?
奈於:うん!
○○:じゃあ、いただきます。
奈於:ふふっ。はーい。
○○:で、お姉ちゃんは?
真佑:私は、じゃん!雪見だいふく!
○○:おぉ~・・・一個頂戴?
真佑:ふふっ。やーだ。
○○:・・・ケチ。
真佑:ふふん。パクッ👄ん~!おいしい~!
○○:ぶぅ~・・・奈於ちゃ~ん!お姉ちゃんが虐めるぅ!
奈於:ふふっ。はい、あーん。
○○:え?あ、あーん・・・
奈於:おいしい?
○○:うん!
奈於:ふふっ。良かったね。
○○:・・・アレ?なんか、誤魔化されたような・・・
奈於:はい、あーん。
○○:・・・まあ良いや。あーん。
奈於:ふふっ。
真佑:・・・なんか餌付けされてるみたい。
○○:誰が?
真佑:アンタが。
○○:失礼な!
奈於:あーん。
○○:あーん。
真佑:ていうか、パピコは自分で食べなよ。
○○:じゃあ、雪見だいふく頂戴。
真佑:イヤだ。
○○:一個ぐらい良いじゃん!
真佑:ダメ。
○○:じゃあ、一口だけ頂戴?
真佑:イヤ。
○○:一口ぐらい良いでしょ!
真佑:イヤだ!私のものだもん。
○○:むぅ~、ケチ!
真佑:ケチじゃないもん!
二人:むぅ~!
奈於:こらこら。喧嘩しないの。
二人:・・・はーい。
真佑:奈於。今日は泊まってくんでしょ?
○○:え!?
奈於:うん!そうだよ。
○○:そうなんだ・・・
奈於:ところで、おばさんとおじさんは?
真佑:今日は同窓会だって。
奈於:二人とも?
○○:両親は同級生同士で結婚したからね。
奈於:へぇ~、そうなんだ!なんか良いね!そういうの。
○○:え?
真佑:ふふっ。それで言ったら、この間告白されてたじゃん。同じクラスの子に。
奈於:あ、うん。
○○:それで!どうしたの?!断った?!
奈於:え、ちょっ、どうしたの?
真佑:落ち着きなさい。
○○:あ、ごめん・・・
奈於:ふふっ。断ったよ。好きな人、別に居るし。
○○:え!?す、好きな人、居るの?
奈於:?うん!ふふっ。誰だと思う?
○○:さ、さあ?
奈於:ふふっ。好きな人は・・・ギュッ
○○:ふぇ/////
奈於:○○君、だよ?
○○:ふぇ/////ふぇ~~~~~・・・
奈於:ふふっ。照れてる。可愛い。ナデナデ👋
○○:あぅ/////
奈於:○○君。ボソッ👂️好きだよ。
○○:キュウ😵
真佑:ありゃりゃ・・・もぉ~、やり過ぎ!
奈於:えぇ~?だって○○君、可愛いんだも~ん・・・ふふっ。ナデナデ👋
真佑:・・・奈於はさ・・・
奈於:ん~?ナデナデ👋
真佑:・・・○○の事・・・好きなの?
奈於:・・・好きだよ。ナデナデ👋○○君の事も、真佑の事も。みーんな!
真佑:奈於、真面目に答えて。
奈於:・・・ホントの事だよ。
真佑:奈於って分かりにくいんだよね。隠すのが上手いなって。奈於と○○、端から見たら、姉と弟って感じだし。
奈於:あ、よく言われる。
真佑:○○のどこが好きなの?
奈於:うーん、可愛い所かな。
真佑:それだけ?
奈於:可愛いって理由だけじゃダメ?
真佑:・・・ダメだと思う。
奈於:そっか・・・まあでも、○○君は、皆に優しくて、可愛い時も有れば、カッコいい時も有るよ。この前だって、ナンパから助けてくれたし。その時の○○君、足震えてたけどね。
真佑:・・・ナンパされたの?
奈於:え?うん!ふふっ。嫌な感じの人だったよ。なんて言うのかな、所謂、チャラ男?
真佑:・・・それを、○○が追い払ったの?
奈於:うん!あの時の○○君は、カッコよかったなぁ。ふふっ。あの時はありがとね、○
○君。ナデナデ👋
真佑:ふうん・・・やるじゃん。ナデナデ👋
奈於:ふふっ。それにしても・・・寝顔、可愛いね。
真佑:ふふっ。うん。一応、まだ中学生だから。
奈於:ここから一気に、おっきくなるんだもんね。でもそうすると、反抗期が・・・
真佑:どうだろう?反抗期とか無さそうだけど・・・
奈於:そうだと良いね。
真佑:うん。
二人:・・・ナデナデ👋
奈於:起きないね。
真佑:うん。大丈夫?代わる?
奈於:え?やだ。代わりたくない。
真佑:・・・奈於って、意外と独占欲強いよね。
奈於:?そうかな?ふふっ。まあ、○○君は私の物だしね。○○君を狙う子は、排除しないと。ふふっ。
真佑:・・・(心:目が笑ってないよぉ~!)ま、まあ、程々にね?
奈於:?うん!ふふっ。○○君ってモテる?
真佑:え?あ、う、ううん!全然!全然モテないって、言ってたよ!うん!
奈於:は?
奈於:モテない、ってなに?こんなに可愛い○○君を好きにならないとか、世の中の女の目は節穴なの?
真佑:え?あ・・・な、奈於?奈於さ~ん!
奈於:見る目なさ過ぎでしょ。マジ意味分かんない。
真佑:・・・(心:コレ、選択肢、間違えたみたい。)じょ、冗談だよぉ!そりゃあもう、モテモテだって!うん!クラスの女子は、みーんな好きなんだって!モテてないなんて、有り得ないから!
奈於:ふふっ。だよね。でも・・・
真佑:・・・でも、なに?
奈於:クラスの女子、皆○○君の事が好きなの?
真佑:ま、まあ、それは言い過ぎかもしれないけど・・・兎に角!毎日告白されてるらしいよ!
奈於:ふうん・・・そっかそっか・・・
真佑:う、うん!そうそう!・・・
奈於:私の○○君に手を出すとは、いい度胸してるね。
真佑:・・・(心:コレ、何を言えば正解なのよぉ~~~~~?!)ま、まあまあ!皆、○
○の魅力には気付いてるんだから、良いじゃん!ね?ね?ね?
奈於:・・・良くない。
真佑:えぇ~?
奈於:だって・・・いつか、私よりももっと○○君の事を好きになる人が、出てくるかもしれないじゃん!
真佑:それは無いよ。何があっても、奈於だけだよ。奈於に勝てる人なんて、そんなに居ないんだから!
奈於:えぇ~・・・そうかなぁ?えへへ/////
真佑:・・・(心:スゴい嬉しそう。)
奈於:あ!
真佑:え?なに?
奈於:今日、泊まらせてもらうから、ご飯は私が作るね。
真佑:え?良いの?
奈於:もちろん!どうせ真佑も○○君も、料理しないんでしょ?
真佑:私は、出来るよ?ただ、作る機会が無いってだけだし。
奈於:じゃあ作って。
真佑:お願いします。
奈於:なんでよぉ~!もぉ・・・じゃあ、○
○君をお願い。
真佑:了解!てか、全然起きないね。
奈於:流石に刺激が強かったかなぁ?
真佑:抱きしめて、好きって言っただけだけどなぁ。
奈於:ふふっ。ナデナデ👋じゃあ、キッチンお借りします。
真佑:どうぞどうぞ!・・・○○~・・・そろそろ起きたら?
○○:すぅ、すぅ、すぅ・・・ん。ムニャムニャ😪
真佑:☺️可愛い。ナデナデ👋
○○:んっ。んぅ~・・・ん?
真佑:おはよう、○○。
○○:んぅ~、おはよー・・・アレ?
真佑:?どうしたの?
○○:奈於ちゃんは?
真佑:ご飯作ってるよ。
○○:あ、泊まるんだっけ?
真佑:うん、そう。
○○:奈於ちゃんのご飯、楽しみぃ・・・
真佑:ふふっ。そうだね。ナデナデ👋
○○:なに?
真佑:ん~?別にぃ・・・ふふっ。どうだった?奈於に好きって言われて。
○○:え?あ・・・うん、嬉しかったよ。それが嘘でも・・・
真佑:そっか。奈於の事、好きなんでしょ?
○○:・・・うん・・・
真佑:告白は?しないの?
○○:・・・今はしない。
真佑:どうして?断られるのが怖いから?断られたら、今までの関係が壊れちゃう。そう思ってるから?
○○:それもある。けど、やっぱり、今はしない。
真佑:・・・
○○:・・・高校生になったら、するつもりだよ。
真佑:そう・・・でも、早くしないと、誰かに取られちゃうかもよ?
○○:・・・そこはお姉ちゃんが守ってよ。
真佑:アンタねぇ・・・
○○:・・・じゃあ、予約してくる。
真佑:え?よ、予約?
○○:うん!
真佑:あ、ちょっ・・・予約ってなに?
キッチン
奈於:えっと・・・何が良いか聞くの忘れちゃった。
○○:奈於ちゃん!
奈於:?あ、○○君、おはよう。
○○:おはよう。奈於ちゃん、あのね?
奈於:ねえ、○○君?
○○:え?あ、な、なに?
奈於:夜ご飯、何が良い?
○○:え?あ、そうだな・・・麻婆豆腐、とかかな?
奈於:麻婆豆腐・・・えっと・・・あ、麻婆豆腐の素が有る。ふふっ。ラッキー!じゃあ夜ご飯、麻婆豆腐で決まりね。
○○:うん!
奈於:ふふっ。それで、どうしたの?
○○:あ、う、うん・・・あの、その、えっと・・・大事な話が、有るんだよね。
奈於:どうしたの?急に改まって・・・
○○:あの、よ、予約を!お願い・・・します。
奈於:予約?何の、予約?
○○:あの、その・・・/////な、奈於ちゃんの、隣を、です・・・
奈於:え?え!?私の、隣?
○○:・・・/////
奈於:それって、どういう・・・
○○:・・・じゃ、じゃあ!ご飯、宜しくね!
奈於:あ、ちょっと・・・え?なに?どういうこと?私の隣ってことは・・・そういうことだよね。え?なに、ヤバっ!それって、もう告白じゃん!えへへ/////もう・・・○○君ったら・・・顔真っ赤にして・・・ふふっ。やっぱり○○君って、可愛いなぁ。
リビング
○○:・・・/////お、お姉ちゃん・・・
真佑:あ、おかえり・・・予約、出来た?
○○:多分・・・
真佑:多分?
○○:予約したいって、言っただけだもん。
真佑:・・・そう。まあ、頑張ったね。うんうん!上出来!
○○:うぅ~・・・お姉ちゃ~~ん!ギュッ
真佑:ふふっ。ナデナデ👋(心:さてと!可愛い弟の為にも、頑張っちゃおうかな。)
予約通り、高校生になった○○が、奈於の隣に立っているのか・・・それはまだ、誰にも分からない。
To be continued…?