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第4話 嫉妬するお姉さん
○○:んっ。ん~~・・・ん?
真佑:おはよー、○○君!ふふっ。
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○○:・・・ドヒャアッ!ドンッ💥いたっ!
真佑:大丈夫?
○○:だ、大丈夫・・・てか!な、なんなのさ!その格好?!
真佑:えぇ~?今更でしょ?裸だって見てるじゃん。
○○:そ、それは!・・・/////ソウイウモンダイジャナイシソモソモオキテイキナリアンナノミレバダレダッテアンナ・・・ブツブツ
真佑:○○君?おーい。○○君?・・・○○君!
○○:!?うわぁ!
真佑:もう・・・ふふっ。やっぱり、可愛いね。○○君は。ナデナデ👋
○○:あぅ/////
真佑:ふふっ。それじゃあ、そろそろ起きないと遅刻するよ。
○○:え?あ!学校!ヤバいヤバい!バタバタバタバタ
真佑:あ・・・☺️ふふっ。パンで良い?
○○:うん!お願い!
真佑:はーい。
パンを焼き、○○君に食べさせる。
真佑:はい。あーん。
○○:いや、自分で食べれるから!
真佑:え?そっか。ごめんね・・・シュン😞
○○:あ、いや、その・・・あ~、もう。分かったよ。あ、あーん/////パクッ
真佑:あ、美味しい?
○○:う、うん。美味しい。
真佑:ふふっ。はい。オレンジジュース。あーん。
○○:ジュースはいいです!
真佑:じゃあ、パンなら良いんだね。はい。あーん。
○○:あ、あーん・・・パクッ
真佑:😊ジーーッ
○○:・・・な、なに?
真佑:ふふっ。○○君。一つ言っても良い?
○○:?
真佑:・・・7時50分だよ。ほら。
○○:え?・・・やっばーーーいっ!いってきます!
真佑:いってらっしゃい!チュッ
○○:なっ/////
真佑:はい、お弁当。
○○://///い、いってきます!
真佑:気を付けてねぇ〜!ふふっ。・・・そういえば・・・○○君って、学校ではどんな感じなんだろう?可愛い女の子とか居るんだろうなぁ。
校門・○○side
○○:ふぁ~🥱
春輝:おはよう!◯◯!
○○:おはよう。
女1:おはよう。
◯◯:おはよう。
女2:木村君。
◯◯:どうかした?
女2:これ/////読んでください!
◯◯:え?あ、うん。
春輝:なんだ、これ?
◯◯:さあ?
女1:ラブレターだよ。
◯◯と春輝:ラブレター!?
◯◯:なんで、僕に?
女1:知らないの?木村君、女子から大人気だよ?
◯◯:え、そうなの!?
春輝:まあ、イケメンだしなぁ。
女1:それだけじゃないけどね。
春輝:ま、◯◯の魅力は無限大だからな!
◯◯:恥ずかしいからやめてよぉ/////
二人:・・・(心:こういう所なんだよなぁ。)
校舎に入り下駄箱を開ける。すると・・・
◯◯:うわっ!
春輝:わぁーお・・・
女1:ラブレターがこんなに・・・
◯◯:・・・
春輝:五十は有るな。
女1:凄い・・・思ってた以上にモテモテだ。
春輝:コレは・・・返事するの大変だぞ?どうする?
◯◯:どうするって、全部断るよ。僕には真佑姉が居るし。
女1:真佑姉って?
春輝:◯◯の彼女さ。今は一緒に住んでるもんな。
◯◯:う、うん・・・
女1:もう同棲してるの?
◯◯:僕の家は母子家庭なんだけど、母さんが今、海外に単身赴任中なんだ。だからその間、真佑姉がお世話係として一緒に住んで面倒見てくれてるんだ。
春輝:その中で恋人になったんだもんな。
◯◯:うん。
女1:へぇ~・・・昔から知ってる人なの?
◯◯:うん。小さい時からよく一緒に遊んでたよ。母さんが仕事で帰れない日とかは泊まったりして。
女1:そうだったんだ・・・
春輝:にしても、ホントにモテモテだな。このラブレター、田村さんに見られたらマズイんじゃないか?
◯◯:大丈夫だよ。真佑姉、気にしなさそうだし。
女1:それはどうかな。
◯◯:え?
女1:一応気を付けた方が良いと思うよ。女の子は、彼氏のそういうところ、気にしちゃうから。
◯◯:分かった。
その後、昼休みになり、お弁当を食べようとすると・・・
女3:あの、木村君居ますか?
女1:居るよ。木村君。
◯◯:なに?
女1:お呼び出しだよ。
女3:一緒に、来てくれませんか?
◯◯:え?あ、はい。今ですか?
女3:はい。
◯◯:分かりました。
彼女に付いていくと・・・
女3:木村君に、伝えたいことが有って。
◯◯:伝えたいこと?
女3:はい!あの、私、木村君の事が好きなんです!
◯◯:ふぇ/////
女3:私と、付き合ってください/////
◯◯:き、気持ちは嬉しいんですけど、僕、付き合ってる人が居て、だから・・・ごめんなさい!
女3:彼女、居るんだ・・・
◯◯:はい・・・昔から知ってる人で、ずっと一緒に過ごしてきて、いつも揶揄われてるんですけど、一緒に居て安心できる。そんな人なんです。だから、アナタとは付き合えないです。ごめんなさい。
女3:いえ!謝らないでください。お時間取っちゃってごめんなさい。失礼します!
◯◯:あ・・・失礼します。
それから教室に戻って、お弁当を食べる。
春輝:なあなあ◯◯。
◯◯:なに?
春輝:さっきの呼び出し、告白された?
◯◯:え、なんで分かるの?
春輝:普通に考えてそうだろ。告白されて、断ったか?
◯◯:当たり前でしょ?僕には、真佑姉が居るし。
春輝:だな。それで、ラブレターはどうするんだ?
◯◯:取り敢えず、返事書こうかなって。
春輝:・・・お前もしかして、1枚1枚返事書こうとしてる?
◯◯:え?うん。なんで?ダメ?
春輝:いや、ダメじゃない。けどよ。五十枚ぐらい有るんだぜ?全部に返事書いてたら結構大変だぞ?
◯◯:じゃあ、どうすればいいの?
春輝:うーん・・・書いてある内容にもよるんじゃないか?呼び出しだったら、返事を書くより会いに行ったほうが良いし。
◯◯:そっか・・・
春輝:まあ、ほとんど呼び出しだと思うけどな。
◯◯:・・・大変だ・・・
春輝:モテるのも考えもんだな。
そして放課後。僕はまた呼び出されていた。呼び出し場所に向かうと、何故か四人の女の子が居た。
◯◯:えっと・・・
後輩四人:木村先輩!好きです!付き合ってください!
◯◯:・・・ごめんなさい。僕、彼女が居まして・・・だから、ごめんなさい。
後輩四人:・・・お時間取ってすいません。失礼します。
◯◯:気を付けて、帰ってくださいね。
後輩四人:・・・はい。
◯◯:・・・なんか、申し訳無いな・・・
春輝:良いんだよ、あれで。
◯◯:!?は、春輝!?なんで!
春輝:なんとなく風に当たりたくなって来てみたら、お前が告白されてたんだよ。
◯◯:そっか・・・
春輝:お前が申し訳無く思うのはお門違いだぜ。お前は何も悪い事してないんだから。
◯◯:うん・・・
春輝:よし!帰ろうぜ!
◯◯:うん。
それから、手紙キットを買って帰宅した。
◯◯:あれ?鍵が掛かってる。真佑姉、居ないのかな?
真佑:あ、◯◯君、おかえり。
◯◯:真佑姉・・・ただいま。買い物?
真佑:うん!お腹すいた?
◯◯:うん。すいてる。
真佑:ふふっ。じゃあ、すぐ作るね。
◯◯:うん!
真佑:?それ、どうしたの?
◯◯:?あぁ〜、手紙書こうって思って。
真佑:手紙?誰に?
◯◯:女の子。
真佑:え・・・なんで?
◯◯:ラブレターの返事を書くんだよ。
真佑:ラブレター!?
◯◯:うん。
真佑:そ、そうなんだ。
真佑side
真佑:そ、そうなんだ。(心:モテるだろうなぁとは思ってたけど・・・)ラブレターくれたのは、どんな人なの?
◯◯:それが、五十人ぐらい居るんだよね。
真佑:・・・(心:五十人・・・そんなに沢山なの!?)それ全部に、返事を書くの?
◯◯:うん。だから、ご飯出来たら呼びに来てくれないかな?
真佑:・・・(心:私の◯◯君が・・・)むぅ~。
◯◯:ま、真佑姉?
真佑:良かったね。告白されて。
◯◯:良くないよ。結構大変なんだもん。
真佑:・・・ギュッ
◯◯:わっ!ちょ、真佑姉/////(心:む、胸が・・・)
真佑:◯◯君は私の彼氏なんだからね。他の子と付き合うとか、許さないからね。ムギューッ
◯◯:んっ!(心:ま、真佑姉・・・)ぐ、ぐるじいぃ〜・・・
真佑:はっ😮ご、ごめんね!
◯◯:だ、大丈夫・・・
真佑:・・・◯◯君?おぉ~い!
◯◯:・・・(心:真佑姉の胸、やっぱり柔らかい・・・)
真佑:◯◯くぅ~ん!
◯◯君は気を失ってしまった。つい力が込もっちゃった。それから・・・
◯◯:ん~~・・・ん?真佑姉?
真佑:あ、起きたね。ゴメンね、強く抱きしめ過ぎちゃった。
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◯◯:あ・・・う、ううん/////(心:たまになら、良いかも・・・ていうか真佑姉、めっちゃ薄着だ・・・)はっ😮ブンブンッ
真佑:◯◯君。
◯◯:な、なに?
真佑:・・・ボフッ
◯◯:ふぇっ/////ちょっ、ま、真佑姉?
私は◯◯君をソファに押し倒した。
真佑:チュッ
◯◯:ま、真佑姉・・・/////
真佑:◯◯君、シよ?
◯◯:!?で、でも、ご飯が・・・
真佑:それどころじゃないよ。言っとくけど、拒否権無いから。
◯◯:ま、真佑姉・・・だ、ダメだよっ。あっ💕
この日は朝まで甘い声が聞こえていたらしい。
真佑:ふふっ。これで◯◯君は私のモノ。
◯◯:まゆねぇ・・・だいしゅき・・・😴
因みに、この日以降◯◯が告白される事はめっきり減ったらしい。その理由が、◯◯の首に有る跡とは気付かずに。
To be continued…