第14話 真の仇
これまでの
仮面ライダーディケイドwith乃木恋は・・・
ドクトルGの攻撃から女の子を庇い、瀕死の重傷を負った祐次。すぐさま病院に運ばれ、緊急手術が始まった。一夜明けた頃に手術は終わったが、祐次が目を覚ますことは無かった。一方その頃、祐次が瀕死の重傷を負った理由を探る翔太郎達とガーディーは、直前に倒したカメバズーカと同じ組織の大幹部・ドクトルGの仕業だと予測。そして弓木に付き添っていた梅澤は、祐次に付きっきりだった彼女をクリスマスライブの準備をしていたステージに連れ出した。其処にドクトルGが現れ、W・アクセルvsドクトルGの戦いが始まった。しかし、ドクトルGの真の姿・カニレーザーの攻撃に苦戦、変身を解かれてしまう。其処に迷子の男の子が出くわしてしまい、カニレーザーはその子を殺そうとした。弓木は咄嗟に男の子を庇い、逃がしたものの、そこを狙われ、デストロン怪人・バーナーコウモリによって空へと引き上げられ空中に放り出される。このままでは死んでしまう。そう思われたが、弓木はオーロラカーテンを潜り抜け、祐次の腕の中に収まった。帰ってきた祐次は、夢の中で父・光一に貰ったカードを使い、W、アクセルと共にカニレーザーを倒した。そして無事、クリスマスライブ当日を迎えた。クリスマスライブは大成功に終わり、祐次と弓木もまた、約束のパンケーキを食べる事が出来たのだった。
世界の破壊者、ディケイド!
皆を守るために戦うと決めた、その瞳は何を見る?
回想
ドクトルG:貴様の家族を殺したのは、地獄大使ではない。
ディケイド:!?何?(心:地獄大使じゃ、ない・・・)バカな・・・じゃあ、誰が殺したって言うんだ。答えろ!
ドクトルG:貴様も知っているだろう。地獄大使に似た大幹部を。
現実
祐次:ドクトルGのあの言葉が事実だとすれば、俺の家族を殺した本当の犯人は・・・
🚪コンコン
祐次:うーん。(心:父さんが言っていた、「石の中を見ろ」あれって、どういう意味なんだ?)
🚪ガチャ
祐次:?
弓木:ごめんなさい。ノックしたんですけど。
祐次:あ、ごめんね。考え事してたんだ。どうした?
弓木:あ、はい。あの・・・体調は、大丈夫ですか?
祐次:体調?何で?
弓木:いや・・・一応、病み上がりですし。
祐次:あぁ~・・・ふふっ。大丈夫だよ。すっかり良くなったから・・・いっ!?
弓木:だ、大丈夫ですか?!
祐次:アハハ😅大丈夫大丈夫。
弓木:もう・・・気をつけて下さいよ?
祐次:ごめんごめん。心配してくれてありがとね?
弓木:いえ。
病院
医者:とりあえず、順調に回復してる。だけど、無理は禁物だよ?
祐次:はい。
医者:うん。じゃあ、お大事に。
祐次:ありがとうございました。
ガーディー
晃:ほい。
祐次:サンキュー。
晃:ホントに大丈夫なのか?
祐次:ああ。けど、無理は禁物だってさ。
愛音:それはそうでしょ。大体、あんな重傷だった人が、直ぐに動けること自体、有り得ないんだから。
祐次:みたいだね。
里菜:他人事みたいに言わないでよ。
元希:まあ、祐次らしいけどな。
祐次:・・・
藤兵衛:どうした?
祐次:え?
藤兵衛:何か・・・悩んでるみたいだが?
祐次:あ、いえ。大丈夫です。やっぱり、まだちょっと痛むのかなぁ・・・アハハ😅じゃあ、失礼します。
🚪ガチャ
全員:・・・(心:嘘が下手だな。)
ドア越し
祐次:・・・暗闇大使・・・
翌日
祐次:はぁ~・・・
梅澤:今日の富永君・・・なんかあったの?
山下:分かんない。
久保:でも、明らかに元気は無いよね。
伊藤:まだ痛むんじゃない?
阪口:それは有るかもね。
祐次:・・・ぐあぁ~~!分からん!石の中って・・・ブツブツ
与田:なんか唸ってる。
吉田:何かしら有るね。あれは。
佐藤:何かしらって?
岩本:課題とか?
向井:なんの課題?
中村:写真じゃないの?
梅澤:聞いてみようか?
山下:だね。
梅澤:ねぇ富永君?
祐次:ブツブツ ブツブツ
梅澤:・・・富永君!
祐次:は、はい!
梅澤:・・・何か悩み事?
祐次:あ、え~っと・・・いや・・・な、何も・・・ないよ?
全員:・・・
祐次:アハハ😅
📱Prrrrrrr
祐次:あ、電話だ。もしもし!
梅澤:逃げた。
山下:逃げたね。
久保:はぁ~。
祐次:え!?分かった。
梅澤:どうしたの?
祐次:高等部にスーパーショッカーが出たって!行ってくる!
梅澤:あ、ちょっと!
高等部
?:ディケイドはどこだ?
弓木:あなたは?
?:俺の名はタイガーロイド!バダン帝国の怪人だ!
弓木:バダン帝国・・・
賀喜:奈於ちゃん!
遠藤:大丈夫?
弓木:うん。
田村:今、先輩に連絡したから。
金川:翔太郎さん達にも。
?:楽しみだな。
筒井:あ、あれって・・・
清宮:富永先輩が倒した・・・
矢久保:うん。名前は確か・・・
?:タイガーロイド!奴らを殺せ。そうすれば、ディケイドの絶望する顔が見られるだろう。
タイガーロイド:はっ。死ね!
全員:!?
?:ハッ!
タイガーロイドと?:!?くっ。
タイガーロイド:誰だ!?
?:ふぅ。間に合ったな。
林:翔太郎さん!フィリップさん!
佐藤(璃):照井さんも!
?:ほう。Wとアクセルか。
W(翔太郎):大丈夫か?
松尾:大丈夫です。
黒見:早かったですね?
アクセル:ちょうど向かっていたんだ。
柴田:なるほど。
掛橋:それより。あれ・・・
W(翔太郎):!?彼奴は確か・・・
W(フィリップ):ああ。
アクセル:何故、倒されたはずの貴様が此処に居るんだ?!"地獄大使"!
地獄大使?:黙れ!
全員:!?
地獄大使?:あんな奴と一緒にするな。我が名は暗闇大使!地獄大使とは別人だ!
亜樹子:どういうこと?
ときめ:よく分からないけど、地獄大使の事が大嫌いみたい。
弓木:翔太郎さん!あの虎の怪人、バダン帝国って言ってました!
W(フィリップ):バダン帝国?
W(翔太郎):バダン帝国とは何だ?
暗闇大使:地下都市・バダンシティを拠点とし、優秀な人材を攫い改造人間にしている。
アクセル:地下都市・・・
暗闇大使:更に、時空魔法陣を使い、過去組織の怪人を蘇らせ、打倒仮面ライダーに打ち出した。それが、我々バダン帝国だ。
W(翔太郎):で、お前はバダンの幹部って訳か。
暗闇大使:違う。私はバダンの最高幹部だ。
W(フィリップ):どちらにしても厄介そうだね。
アクセル:ああ。
祐次:皆!
弓木:あ、先輩!
祐次:先輩方!来てたんですね。
W(翔太郎):ああ。
暗闇大使:待っていたぞ!ディケイド!
祐次:!?お前は・・・暗闇大使!
暗闇大使:ふっ😏流石だな。一目で区別出来るとは。
祐次:ベルトが違うからな。
暗闇大使:ふははっ。
W(フィリップ):祐次。暗闇大使は地獄大使にそっくりなのはどういう事なんだい?
祐次:暗闇大使は、地獄大使の従弟です。
亜樹子:従弟!?
ときめ:改造人間にも血縁関係って有るんだ。
祐次:・・・
(ドクトルG:貴様の家族を殺したのは、地獄大使ではない。)
(ドクトルG:貴様も知っているだろう。地獄大使に似た大幹部を。)
祐次:・・・
弓木:先輩?
祐次:変身・・・
KAMENRIDE!DECADE!
ディケイド:はっ!
弓木:あ!
アクセル:おい!
タイガーロイド:貴様の相手は・・・
ディケイド:どけ。
ATTACKRIDE!
INVISIBLE!
タイガーロイド:!?消えた・・・
ディケイド:ハッ!
暗闇大使:くっ!
タイガーロイド:貴様!ハッ!
ディケイド:グッ!
タイガーロイド:ハアッ!
ディケイド:ちっ。邪魔だ!
ATTACKRIDE!BLAST!
ディケイド:ハッ!
タイガーロイド:くっ!グアッ!
FINAL ATTACKRIDE!
DE DE DE DECADE!
ディケイド:ディメンションブラスト・・・ハアッ!
タイガーロイド:くっ!グアーッ!
W(翔太郎):彼奴・・・どうしたんだ?
梅澤:今日の富永君・・・様子が変だったんです。
アクセル:様子が?
山下:はい。なんか・・・
久保:一人でぶつぶつ言ってました。
W(フィリップ):一人でぶつぶつ・・・
ディケイド:ハアッ!
暗闇大使:くっ!
ディケイド:答えろ。俺の家族を殺した本当の犯人は・・・お前か?
全員:!?
暗闇大使:何を言っている?貴様の家族を殺したのは地獄大使であろう?
ディケイド:違う!ドクトルGが言っていたぞ・・・お前が、俺の家族を殺したと。
暗闇大使:そうか・・・ハアッ!
ディケイド:!?グアッ!
弓木:先輩!
暗闇大使:その通り・・・貴様の家族を殺したのは私だ。
ディケイド:・・・何故・・・地獄大使は、自分がやったって・・・
暗闇大使:さあな。面白がっていたんだろ。
ディケイド:でも・・・お陰でモヤモヤが一つ消えた。俺は、お前を倒す。変身。
KAMENRIDE!KIVA!
Dキバ:ハアッ!
暗闇大使:くっ。
Dキバ:ダアッ!
暗闇大使:くっ。おのれ・・・
FORMRIDE!
KIVA!GARULU!
Dキバ:ハアッ!テヤアッ!
暗闇大使:くっ!ハッ!
Dキバ:ふっ!ダアッ!
暗闇大使:グアッ!
Dキバ:ふっ!ハアッ!
暗闇大使:グアッ!
Dキバ:変身。
FORMRIDE!
KIVA!DOGGA!
Dキバ:ハッ!フッ!ダアッ!
暗闇大使:くっ!ぐっ!グアッ!
Dキバ:ふんっ!ふんっ!はあっ!
暗闇大使:グアーーッ!
Dキバ:お次はコレだ。
FORMRIDE!
KIVA!BASSHAA!
Dキバ:フッ!ハッ!ダアッ!
暗闇大使:くっ!ぐっ!グアッ!
Dキバ:ハアーー・・・・ハアッ!
暗闇大使:くっ!グアーーッ!
Dキバ:最後はコレで行くぜ。変身。
FORMRIDE!
KIVA!DOGABAKI!
Dキバ:ハアーー・・・
Dキバ:ハアッ!
暗闇大使:くっ!
Dキバ:ハッ!
暗闇大使:グアーーッ!
Dキバ:ふっ!
Dキバ:ハアッ!
暗闇大使:グアッ!
KAMENRIDE!KIVA!
Dキバ:トドメだ。
FINAL ATTACKRIDE!
KI KI KI KIVA!
Dキバ:ふっ!
Dキバ:はっ!
タイガーロイド:暗闇大使様!
Dキバ:ダークネスムーンブレイク・・・ハアーーッ!
タイガーロイド:危ない!
暗闇大使:くっ!
タイガーロイド:💥グアーーーッ!ドーーーン🔥
Dキバ:ちっ。邪魔しやがって・・・
ディケイド:暗闇大使!はっ!
暗闇大使:ふっ😏
ディケイド:ハアーー・・・
?:ハアッ!
ディケイド:グアーッ!
全員:!?
弓木:あれは・・・
暗闇大使:遅いぞ。ヤマアラシロイド。
ヤマアラシロイド:申し訳有りません。
ディケイド:ちっ。また邪魔者か。
ヤマアラシロイド:ハアッ!
全員:!?
ディケイド:皆!
ルナ!メタル!
W:ハアッ!
ヤマアラシロイド:ちっ。
ディケイド:良かった・・・
ヤマアラシロイド:ふん。ハアッ!
ディケイド:!?くっ!ぐっ!グアッ!
ヤマアラシロイド:ハアッ!
ディケイド:グアーーッ!
祐次:くっ!
ヤマアラシロイド:フハハハッ!ハアッ!
祐次:!?ウアーーーーーーーーッ!
弓木:先輩!
ときめ:あそこって確か・・・
W(翔太郎):カニレーザーにやられたところだ!
ジェット!
アクセル:ハアッ!
ヤマアラシロイド:!?グアッ!
ジョーカー!
ルナ!ジョーカー!
W:はっ!
ヤマアラシロイド:しまった。
祐次:・・・うっ!くっ・・・
弓木:先輩!
Wは、ルナジョーカーに変身。そして腕を伸ばし、祐次を引き寄せた。
暗闇大使:一旦退くぞ。
ヤマアラシロイド:はっ。
アクセル:待て!
W(フィリップ):逃げたみたいだね。
W(翔太郎):ああ。
祐次:うっ!うあっ・・・
弓木:先輩・・・大丈夫ですか?
祐次:あ、ああ・・・うっ!・・・ははっ😅大丈夫だよ・・・
全員:・・・
翔太郎:祐次。何があったのか話せ。
祐次:・・・うん・・・
翔太郎:そうか。それであんなことを。
祐次:うん・・・ドクトルGの言った通りだった。俺の家族を殺した本当の犯人は、暗闇大使だった。
照井:それで・・・これからどうする気だ?
祐次:決まってるでしょ?彼奴を倒して、今度こそ家族の仇を討つ!とりあえず、ガーディーで鍛えてきます。
祐次がそうやって立ち上がったとき、胸に衝撃が走った。
祐次:っ!うあっ・・・
弓木:先輩!
祐次:うっ!ハァ、ハァ、ハァ。ゴクッ・・・
ときめ:まだ動いちゃ駄目。しばらくは安静よ。
祐次:ハァ、ハァ。はい・・・
翔太郎:弓木ちゃん。
弓木:はい。
翔太郎:祐次の見張り、頼むな。
弓木:はい。
祐次:うっ・・・ハァ、ハァ、ハァ。
亜樹子:これからどうすんの?
翔太郎:どちらにしても、暫くはこっちも身動きとれねぇな。
フィリップ:そうだね。
祐次:・・・翔太郎先輩。
翔太郎:ん?なんだ?
祐次:・・・寮に帰っても良いですか?
翔太郎:帰ってどうする?
祐次:・・・帰るだけですよ。
翔太郎:・・・分かった。
祐次:ありがとうございます。
弓木:先輩・・・
翌日・寮
祐次:・・・スッ🧎♂️
🚪ガチャ
祐次:弓木・・・
弓木:先輩、何処か行くんですか?
祐次:うん。父さん達の所に行こうと思って。
弓木:でも・・・休んでた方が・・・
祐次:一晩寝たから大丈夫だよ。それに、墓参りするだけだから。
弓木:・・・先輩。
祐次:ん?
弓木:私も、一緒に行って良いですか?
祐次:・・・行っても、何もないよ?
弓木:一緒に行きたいです。
祐次:・・・分かった。直ぐ出るから、準備してきな。
弓木:はい!
弓木:はい。とりあえず、一緒に行きます。
翔太郎(電話):分かった。何かあったら、直ぐに連絡してくれ。
弓木:分かりました。
翔太郎(電):頼むな。弓木ちゃん。
弓木:はい!
📱ピッ
弓木:ふぅ~。よし!
玄関前
弓木:お待たせしました。
祐次:おう。じゃあ、行くか。
弓木:はい。?これは?
祐次:俺の愛車。マシンディケイダーだ。
弓木:そういえば、前に乗ってた・・・
祐次:そう。ディケイドの愛車だよ。ほい。ヘルメット。
弓木:はい。
ブウウン ブウウン ブウウン ブウウン
祐次:しっかり捕まってろよ?
弓木:はい。ギュッ
ブウウウウ
風都
翔太郎:祐次のヤツ、墓参りに行くらしい。
フィリップ:そうか・・・
照井:無茶をしなきゃ良いがな。
亜樹子:そうね。そこだけが心配だわ。
ときめ:でも、いざという時には、弓木さんが止めてくれるわよ。
翔太郎:それが逆に心配なんだよ。
フィリップ:彼女を守るために、無茶をしかねないからね。
翔太郎:ああ。でも、それと同時に、アイツを止められるのも、彼女にしか出来ないことだ。どっちに転ぶかは分かんないけどな。
照井:そうだな。
亜樹子:一旦、大学に行ってみる?
翔太郎:そうだな。
ガーディー
愛音:まさか、暗闇大使が真犯人だったとはね。
晃:うん。地獄大使は倒されたとき、"本当の真実を"って言っていた。
元希:こういう事だったんだな。
里菜:また戻らなきゃ良いけど。
元希:復讐に燃えていた時にか?
里菜:うん。
藤兵衛:大丈夫さ。今の彼奴には、大切な人が居るからな。
晃:そうですね。
乃木坂大学
梅澤:富永君、大丈夫かな?
山下:うん。怪我の事もあるし。
久保:弓木ちゃんが付いてるから、大丈夫とは思うけど。
キャーーッ!
久保:な、何?
井上:大変です!屋外ステージに・・・仮面ライダーです!
・・・
全員:え?
井上:ですから!仮面ライダーです!
梅澤:翔太郎さん達じゃないの?
井上:違います!兎に角、来て下さい!
梅澤:う、うん。
屋外ステージ
梅澤:皆!
遠藤:あ、皆さん。
山下:仮面ライダーって、あれ?
賀喜:そうです!
久保:あなた達は一体・・・
?:皆!
山下:翔太郎さん!フィリップさん!
久保:照井さんも!
W(翔太郎):なんなんだ、アイツ等?
W(フィリップ):仮面ライダーのようだけど・・・
アクセル:悪の仮面ライダーという事か。
全員:!?
?:どう戦う?仮面ライダー。
アクセル:暗闇大使・・・
ときめ:ヤマアラシも一緒だよ。
ヤマアラシロイド:はははっ!
亜樹子:その仮面ライダーはなんなの?
暗闇大使:仮面ライダーオーガ!
オーガ:俺は、オルフェノクとして生きていく。人間は、一人残らず消す。
暗闇大使:そして、仮面ライダーグレイブ!
グレイブ:人間という存在は良いものだ。感動的だな。だが無意味だ。
アクセル:何?
暗闇大使:四対二だが、どうする?
W(フィリップ):勘違いしないでくれたまえ。
W(翔太郎):ああ!俺達は、二人で一人の仮面ライダーだ!
アクセル:つまり、四対三だ。
ヤマアラシロイド:くだらん!貴様等を倒して、ゼロにしてやる!
W(翔太郎):一つだけ言っとくが・・・
W(フィリップ):僕達は負けない。
アクセル:貴様等を倒す!
W:さあ!お前の罪を数えろ!
アクセル:さあ!振り切るぜ!
オーガ:はっ!
グレイブ:ふっ!
ヤマアラシロイド:おらっ!
暗闇大使:ふん。
W:はっ!
アクセル:ふっ!
Wとアクセルが戦い始める三十分前。祐次と弓木は、福岡のサービスエリアに居た。
祐次:はい。
弓木:ありがとうございます。
祐次:パクッ
弓木:ハムッ
祐次:美味しいね。
弓木:はい!ところで、お墓までは後どれくらいなんですか?
祐次:うーん・・・後一時間ぐらいかな。
弓木:結構掛かりますね。
祐次:まあ、熊本だからね。これでも、ショートカットしてるんだよ?
弓木:まあ、九州まではカーテンで来ましたもんね。
祐次:うん。
弓木:久し振りなんですか?
祐次:いや。地獄大使を倒した時には来たんだ。
弓木:じゃあ・・・
祐次:夏休みの時だから、半年振りかな。基本は命日にしか来ないからさ。
弓木:へぇ~。なら、今回はどうして?
祐次:この前のクリスマスのとき、夢を見たんだ。
弓木:夢?
祐次:うん・・・石の中を見れば、力が手に入る。そう言われたんだ。
弓木:石の中?
祐次:うん・・・だから、父さんの所に行けば、この言葉の意味が分かるかなぁと思ってさ。
弓木:そうだったんですね。何か分かると良いですね。
祐次:☺️うん。さあ!行こっか!
弓木:はい!
ブウウン
W:くっ!
オーガ:ハアッ!
W:グアッ!
暗闇大使:ハッ!
W:グアッ!
ヤマアラシロイド:ハアッ!
アクセル:くっ!ハッ!
グレイブ:ふっ!いい攻撃だな。だが無意味だ。
アクセル:無意味だと?やってみなければ分からない!
ヤマアラシロイド:無意味は無意味なんだよ!
グレイブとヤマアラシロイド:ハアッ!
アクセル:グアッ!
オーガとグレイブ:ハアッ!
Wとアクセル:グアーーッ!
アクセル:くっ!
W(翔太郎):此奴等、かなりの強さだぞ。
暗闇大使:そういえば・・・ディケイドは居ないようだが?
ヤマアラシロイド:きっと、恐れをなして逃げたんですよ。
梅澤:逃げる訳ないでしょ?
山下:そうそう。
久保:今は訳あって居ないだけ。
ヤマアラシロイド:どっちでも良いわ!どちらにしても、奴に勝ち目は無いがな。
暗闇大使:その通り。こっちには、オーガとグレイブが居る。いくらディケイドでも、勝つのは不可能だ。
W(翔太郎):いや、彼奴なら勝てる。いつか必ずな。
ヤマアラシロイド:いつかって、何時だよ。
W(フィリップ):いつかはいつかさ。
暗闇大使:ふん。まあ良い。まずは、貴様等を倒す。
アクセル:そう簡単に倒されはしない!
W(翔太郎):行くぞ!
W(フィリップ)とアクセル:ああ!
W:エクストリーム!
W:はっ。
エクストリーム!
W:プリズムビッカー!
プリズム!
トライアル!
アクセル:ふっ。
トライアル!
W(翔太郎):行くぜ。
W:はっ!
アクセル:ふっ!
Wとアクセル:ハアーーッ!
墓地に着いた祐次と弓木は、手を合わせていた。
祐次:また来ちゃったよ。父さん。クリスマスの時はありがとね。今日は、彼女も一緒なんだ。
弓木:はじめまして。弓木奈於です。いつも先輩のお世話になってます。
祐次:・・・それだと居候みたいになっちゃうよ?
弓木:あ、そうですね。まあ、宜しくお願い致します!
祐次:あはは。そういう事だから、宜しく。
弓木:それで?
祐次:それで・・・何?
弓木:石の中って・・・
祐次:ああ、そうだったね。
弓木:どういう意味なんですかね?
祐次:石の中・・・!?もしかして・・・
弓木:先輩?
祐次:多分此処に・・・
弓木:あ、墓石の中に何かあります!
墓石の中に有ったのは・・・
祐次:これは・・・ケータッチだ。
弓木:ケータッチ・・・スマホに似てますけど?
祐次:これと後、コンプリートカードが有れば・・・
弓木:それが有るとどうなるんですか?
祐次:ディケイドはコンプリートフォームになれる。
弓木:コンプリートフォーム・・・強いんですか?
祐次:勿論。確実に力は手に入る。
弓木:凄いです!
祐次:ああ・・・
📱Prrrrrrr
祐次:もしもし。
晃(電話):祐次か?Wとアクセルがピンチなんだ。
祐次:どういうこと?
晃(電):悪の仮面ライダーが現れたんだ。その名は、オーガとグレイブ。それに、暗闇大使とヤマアラシロイドも一緒なんだ。
祐次:オーガとグレイブ・・・また厄介なのが現れたな。
晃(電):お前今、墓地か?
祐次:うん。今、墓石の中でケータッチを見つけたところだよ。
晃(電):ケータッチ?なんだそれ?
祐次:ディケイドが最強フォームになる為のアイテムさ。まあ、コンプリートカードが無いから、まだ変身出来ないんだけど。
晃(電):そうなのか・・・え?あ、はい。祐次。ボスと代わる。
祐次:え?あ、うん。
藤兵衛(電):祐次。俺だ。
祐次:はい。どうしました?
藤兵衛(電):今すぐ戻ってこい。
祐次:勿論。そのつもりです。
藤兵衛(電):だが、大学に行く前にガーディーによってくれ。渡したいものが有る。
祐次:分かりました。
📱ピッ
弓木:先輩?
祐次:急ごう!
弓木:はい!
ブウウウ
ガーディー
祐次:ボス!
藤兵衛:おかえり。
祐次:ただいま戻りました!
弓木:戻りました!
藤兵衛:ふふっ。弓木さんもおかえり。
弓木:はい!
祐次:それでボス。渡したいものって?
藤兵衛:ああ。ケータッチを、見つけたんだろ?
祐次:はい。
藤兵衛:なら、これが無いとな。
弓木:これって?
祐次:コンプリートカード!
祐次:どうしてボスが?
藤兵衛:光一に預かっていたんだ。
祐次:父さんに・・・
藤兵衛:何かあったときに、祐次に渡すようにな。
祐次:そうだったんですか・・・
弓木:先輩!
祐次:うん。
藤兵衛:行ってこい、祐次。今度こそ、家族の仇を討つんだ。復讐ではなく、光一の無念を晴らすために。そして、大切な人達を守るために。
祐次:はい!
祐次:変身!
KAMENRIDE!DECADE!
ディケイド:弓木!しっかり捕まってろよ!
弓木:はい!
ディケイド:ボス!いってきます!
弓木:いってきます!
藤兵衛:いってらっしゃい!
ブウウン ブウウン ブウウウ
藤兵衛:頼んだぞ。仮面ライダー!
大学
W:ハッ!
オーガ:ふっ!ハアッ!
W:くっ!
暗闇大使:ハアッ!
W:グアッ!
アクセル:ハッ!
グレイブ:ふふっ。ハアッ!
アクセル:くっ!
ヤマアラシロイド:おらっ!
アクセル:グアッ!
レディ!
オーガ:ふっ!
エクシードチャージ!
マイティ!
グレイブ:ハアーー・・・
オーガとグレイブ:ハアッ!
Wとアクセル:グアーーーッ!
照井:くっ!マズいな。
翔太郎:ああ。
フィリップ:どうにかしなければ。
暗闇大使:フハハハッ!終わりだ!死ね!仮面ライダー共!
三人:くっ!
ブウウン
?:ハッ!
四人:!?くっ!
暗闇大使:貴様は・・・ディケイド!
キーーッ
ディケイド:よう。昨日振りだな。
弓木:皆さん!大丈夫ですか?
W(翔太郎):弓木ちゃん、祐次。
ディケイド:お待たせしました!後は、俺が引き受けます。
暗闇大使:一人で勝てると思っているのか?
ディケイド:ふん。勝つんだよ。必ずな!
ヤマアラシロイド:四対一で勝てるわけねぇだろ?
ディケイド:勘違いするな!三対一だ。
ヤマアラシロイド:何?
?:はっ!
ヤマアラシロイド:うっ!
?:音撃射!疾風一閃!
ヤマアラシロイド:くっ!グアーーーーッ!
ドーーーン🔥
暗闇大使:何!?一瞬だと?!
?:僕も鍛えてますから。
翔太郎:あれは?
ディケイド:仮面ライダー威吹鬼。
ディケイド:トランペット型の音撃武器、音撃管・烈風で戦う、息吹く鬼だ。
照井:鬼なのか。
フィリップ:鬼のライダーとは・・・実に興味深い!
暗闇大使:おのれ!
仮面ライダー威吹鬼は消えた。
ディケイド:あいにくだが、俺の目的は暗闇大使。お前だけだからな。邪魔者には消えてもらった。
暗闇大使:ふん。まあ良い。多勢に無勢なのは変わらん。
ディケイド:量より質だよ。
暗闇大使:何?
ブウン
暗闇大使:なんだ、あれは?
ディケイド:父さん・・・力を貸してくれ!
KUUGA!AGITO!RYUKI!
FAIZ!BLADE!HIBIKI!
KABUTO! DEN-O!KIVA!
FINAL KAMENRIDE!
DECADE!
ディケイド:ふっ。はっ。
全員:!?
弓木:あれが・・・ディケイド、コンプリートフォーム・・・
暗闇大使:馬鹿な!ディケイドに・・・新たな姿だと?!
ディケイド:此がコンプリートフォームか。ははっ。すげぇ!力が湧いてくる!
梅澤:凄い・・・
山下:ちょっと・・・ダサくない?
久保:遺影みたい・・・
ディケイド:ははっ。カッケェな!俺!
亜樹子:一周回ればカッコいいかも。
ときめ:一周するんだ😅
ディケイド:そこ!ゴチャゴチャうるさいよ。
メンバー:すいません。
弓木:先輩!やっちゃって下さい!
ディケイド:ふっ。ああ!
暗闇大使:ふん。ハッタリに決まってる!ハアッ!
ディケイド:ふっ!
暗闇大使:何!?受け止めただと?
ディケイド:はっ!
暗闇大使:グアッ!
オーガとグレイブ:ハアーーッ!
ディケイド:ふっ!ハアッ!
オーガ:グアッ!
ディケイド:ダアッ!
グレイブ:くっ!グアッ!
暗闇大使:隙あり!ハアッ!
ディケイド:・・・効かないぜ!ハアッ!
暗闇大使:グアッ!
グレイブ:ハアーーッ!
ディケイド:ふっ。ハアッ!
グレイブ:グアッ!くっ!コイツで決める!
マイティ!
グレイブ:ハアーー・・・
ディケイド:良いぜ。コンプリートフォームの真骨頂を見せてやる。
BLADE!
KAMENRIDE!KING!
グレイブ:何?!
翔太郎:仮面ライダーを呼び出した!
グレイブ:くっ!ハアーーッ!
FINAL ATTACKRIDE!
B B B BLADE!
ディケイド:ハアーー・・・ハアッ!
グレイブ:くっ!グアーーーッ!💥ドーーーン🔥
暗闇大使:馬鹿な!
ディケイド:お次はお前だ。オーガ!
オーガ:くっ!
レディ!
オーガ:ハアーー・・・
FAIZ!
KAMENRIDE!BLASTER!
エクシードチャージ!
FINAL ATTACKRIDE!
FA FA FA FAIZ!
オーガ:ハアーーッ!
ディケイド:ふっ!ハアーー・・・ハアッ!
オーガ:くっ!グアーーーーッ!💥ドーーーン🔥
暗闇大使:おのれ!
ディケイド:後は、お前だけだ。暗闇大使!
暗闇大使:くっ!
ディケイド:今度こそ、家族の仇を・・・過去で託された思いを、ここで晴らす!
ATTACKRIDE!
ILLUSION!
照井:二人になったぞ?
フィリップ:何をするつもりなんだ?
KAMENRIDE!
ディケイド:変身!
DIEND!
暗闇大使:ディエンドだと?
FINAL ATTACKRIDE!
DI DI DI DIEND!
ディケイド:これが、ディケイドとディエンドの力だ!
二人:ハアーーッ!
暗闇大使:くっ!必ずや・・・ディケイドをお倒し・・・下さい・・・バダン総統・・・グアーーーーーーッ!
ドーーーーーン🔥
弓木:やった!
全員:😀
ディケイド:ふぅ~。
ゴゴゴゴゴ
全員:!?
弓木:地震?!
ディケイド:バダン総統・・・!?まさか!
ゴゴゴゴゴ ドーーン
?:グオーーーーッ!
亜樹子:な、ななな!なんじゃありゃー?!
ときめ:恐竜?!
ディケイド:骸骨恐竜だ!
全員:骸骨恐竜?!
弓木:なんなんですか!それ?!
ディケイド:暗闇大使が所属する組織、バダンのボスだ!そしてあれは・・・バダン総統の真の姿だ!
翔太郎:とんでもねぇデカさだ。どうやって戦うんだ?
ディケイド:・・・
骸骨恐竜:グオーッ!
ディケイド:!?くっ!ぐっ!グアーーッ!
弓木:先輩!
ディケイド:とりあえず奴を遠ざける!このままじゃ・・・大学以外のものもぶっ壊れる!
ディケイド:ビッグサイズだ!はあっ!
骸骨恐竜:グウーッ!グオーーッ!
弓木:いきました!
ディケイド:よし!一気に決める!
HIBIKI!
KAMENRIDE!ARMED!
骸骨恐竜:グオーーッ!
ディケイド:ハッ!
ドーーーン🔥
FINAL ATTACKRIDE!
HI HI HI HIBIKI!
ディケイド:ふっ!ハアーー・・・ハアッ!
骸骨恐竜:グウッ!グオーーーーーーーッ!
ドーーーーーーーーーーーーーーン🔥🔥🔥🔥
ディケイド以外:爆風が!
ディケイド:デカ物が爆発したからな。
弓木:☺️先輩!今度こそ終わりですよね。仇討ち。
ディケイド:うん。
ピッ ガシャン
祐次:ふぅ~。改めて報告に行かないと。
弓木:ですね。
二人:ふふっ。
全員:😊
祐次:🙂(心:終わったよ。父さん。皆。)
お疲れ様。
この時、家族の声が、聞こえた気がした。
祐次:・・・ふふっ。
弓木:😄先輩!
祐次:😊うん!
これからも俺は戦う!弓木や、皆の為に!
弓木:サービスエリアで食べたあのパン。また食べたいですね。
祐次:確かに!美味しかったもんね。また一緒に行こうか!
弓木:はい!
次回
仮面ライダーディケイドwith乃木恋
弓木:最近、子供が大量発生してるみたいですよ?
祐次:・・・はい?
祐次:・・・子供だらけだ・・・
弓木:どこから来たの?
?:だ~か~ら~!俺だよ!
メンバー:えぇ~~!?
翔太郎:その内、完全に子供に・・・
フィリップ:早くメモリブレイクしなければ!
照井:今度こそ倒す!
ドーパント:くらえ!
ディケイド:うわっ!