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少女漫画はキューピッド



 私の名前は山下美月。突然だけど、私はとある人に、長年片想いをしている。そのとある人とは・・・

美月:あ、○○だ。・・・えへへ/////今日もカッコいいな・・・

 私が長年、片想いをしている人。名前は梅澤○○。保育園から高校までずっと一緒の幼馴染み。

美月:ジーーッ👀

?:美月。

美月:ジーーッ👀

?:むっ。美月!

美月:ひゃあ!?

?:また見とれてたみたいだね。愛しの幼馴染みに。

美月:ち、違うから!/////

?:ホントかなぁ?ま、そういうことにしとくよ。

美月:うぅ~/////・・・もう!

?:ふふっ。おはよう、美月。

美月:おはよ・・・史緒里。

史緒里:そんなに好きなら告白すればいいじゃん。

美月:告白!?ん~ん~ん~!/////ブンブン

史緒里:はぁ~・・・そんなんじゃ、誰かに取られちゃうかもよ?

美月:・・・史緒里ぃ・・・どうしよ・・・

史緒里:・・・はぁ~。アナタはどうしたいの?

美月:・・・○○と・・・ずっと一緒に居たい/////

史緒里:なら告白しかないじゃん。

美月:で、でも・・・断られちゃったら、ずっと一緒に居れなくなっちゃう。そんなの嫌だもん。

史緒里:・・・そうこうしてる内に、梅澤君が誰かと付き合っちゃうかもよ?もしそうなったら、ずっと一緒になんか居られないよ?

美月:・・・でも、なんて言って告白すれば良いか分かんないし。

史緒里:つべこべ言わずに行くよ!おーい!梅澤君!

美月:ちょ、ちょっと!

○○:?美月と久保さんか。おはよう。

史緒里:おはよう。

美月:お、おはよう/////

史緒里:梅澤君。美月が、伝えたいことが有るんだって。

美月:え!?

○○:?伝えたいこと?

史緒里:そっ。じゃあ、美月。ファイト!

美月:ちょっ・・・

 史緒里は去っていった。なんか近くの木から覗いてるけど。

美月:・・・

○○:?美月?

美月:ひゃい/////

○○:伝えたいことって?

美月:あぁ・・・あの・・・その・・・/////

○○:?顔赤いぞ?大丈夫か?

ピタッ

美月:・・・ボンッ/////

 ○○は、私のおでこに自分のおでこを当てた。それにより、○○の顔が間近に迫った。

○○:・・・なんかよく分かんねえな。

美月://///(心:どどど、どうしよう・・・私・・・死んじゃうかも・・・)

○○:大丈夫か?体調悪いなら無理すんなよ?

美月:は、はひ・・・

○○:で、伝えたいことは?

美月:あっ・・・えっと・・・(心:言うよ。言うからね。)○、○○!

○○:何?

美月:私と・・・つ、つ・・・つ!

○○:つ?

美月:つつつ、付き・・・

○○:・・・

美月:付き・・・月見そば食べない!?

○○:・・・は?

美月:・・・/////さ、先行くね!?ダッ🏃💨

 恥ずかしさのあまり、私はその場から走り去った。

○○:・・・変なの・・・


昼休み


美月:はぁ~・・・

史緒里:派手に失敗したね。

美月:うぅ~・・・嫌われた・・・

史緒里:嫌われはしないよ。

美月:終わったぁ~・・・

史緒里:諦めちゃ駄目!好きなんでしょ?ずっと一緒に居たいんでしょ?

美月:・・・うん。

史緒里:だったら、勇気出して告白するしかないでしょ!

美月:・・・

史緒里:安心しなさい。骨は拾ってあげるから。当たって砕けろだよ。

美月:砕けちゃ駄目じゃん・・・でも、ありがとう。少し、勇気出してみるよ。

史緒里:ふふっ。うん。

美月:でもどうしよう。なんて言えば良いかな?

史緒里:そのまま言えば良いじゃん。

美月:でも、恥ずかしさで潰れちゃうもん。

史緒里:うーん・・・あ!

美月:?何?

史緒里:少女漫画だよ!少女漫画の台詞を真似すれば良いんだよ。

美月:・・・なるほど?

史緒里:それで行こう。ね!

美月:・・・そっか!少女漫画を○○と再現して、私の事を意識させる。そして○○に告白してもらう訳だ。

史緒里:え、違うけd・・・

美月:よし!ありがとう史緒里!行ってくるね!ダッ🏃💨

史緒里:あ、みd・・・まあ、いっか。頑張ってね。美月!

 私は早速○○の元に向かった。

美月:○○!

○○:ん?どうした?

美月:あの・・・今日、私の部屋に来てくれない?

○○:?別に良いけど。

美月:パーーッ😀やった!じゃあね。

○○:おう。

 ○○を無事に誘う事が出来た。そして夕方。○○がやってきた。

美月:い、いらっしゃい/////

○○:お邪魔します。で、どうした?急に部屋に来てなんて・・・

美月:あ、あのね?その・・・/////お、お願いがあって。

○○:お願い?

美月:うん・・・あの・・・私と、少女漫画を再現して下さい!

○○:・・・はい?

美月:・・・駄目、かな?

○○:あ、いや・・・駄目っていうか、言ってる意味が分からないっていうか・・・

美月:そ、そのままの意味だよ。少女漫画であるシチュエーションを、再現したいの。それに付き合ってって事。

○○:なるほどな。・・・良いぞ。

美月:え?ほ、ホント?

○○:ああ。

美月:やった・・・じゃあ、早速始めるね。

○○:ああ。台詞とかは有るのか?

美月:あ、えっと・・・無いから、アドリブでお願いします。

○○:マジで?まあ良いか。キャラは?

美月:・・・○○が学校の王子様的存在で、私はその王子様に恋する女子高生の役・・・なんてのは如何でしょうか?

○○:変わったキャラ設定だな。分かった。でシチュエーションは?

美月:まずは・・・ン・・・

○○:はい?なんて?

美月://///か、壁ドン!されたい・・・

○○:・・・分かった。

美月:・・・/////よ、よーい・・・アクション!

○○:君が、山下美月ちゃん?

美月:え、そ、そうですけど・・・学校のお、王子様が何かご用ですか?(心:○○カッコいい・・・)

○○:ふふっ。聞いてたよりもずっと可愛いじゃん。

美月:ふぇ/////

○○:あ、顔赤くなった。ふふっ。

美月:あぅ/////す、すいません。し、失礼します!

ドンッ

美月:っ/////

○○:俺、君のこと気に入っちゃった。良かったら・・・俺と付き合わない?

美月:~~~~~っ/////か、カット!

○○:ふぃ~・・・どうだ?なかなかの名演技だっただろ?

美月:は、はひ/////最高でしゅ・・・

○○:?ふふっ。で、満足?

美月:う、ううん。つ、次いきます!

○○:次は?

美月:次は・・・彼氏の部活が終わるのを待つ彼女。なんてのは如何でしょ?

○○:良いぞ。じゃあ一旦、部屋の外に出るから。準備出来たら呼んで。

🚪ガチャ

美月:う、うん・・・ふぅ~・・・(心:どどどどうしよう!?/////○○カッコ良すぎだよぉ~!)ギューーッ

美月:・・・

(○○:俺、君のこと気に入っちゃった。良かったら・・・俺と付き合わない?)

美月:・・・でへへ/////付き合いますぅ~😍

🚪ガチャ

○○:まだ?

美月:ひゃあっ/////ご、ごめん!は、始めるね!

○○:ああ。

🚪バタン

美月:ふぅ~・・・よーい、アクション!




美月:○○まだかなぁ・・・今日の部活は長いなぁ・・・

🚪ガチャ

○○:・・・ギュッ

美月:っ/////(心:こここ、これは・・・俗に言う、バックハグ/////)○、○○・・・

○○:おまたせ、美月。

美月:ぜ、全然待ってないよ。

○○:遅くなって悪い。

美月:う、ううん。

○○:俺、汗臭くないか?

美月:だ、大丈夫だよ・・・

○○:・・・美月、好きだよ。

美月:はうっ/////(心:そんな、耳元で好きなんて言われたら・・・)

○○:美月は?

美月:ふぇ?

○○:美月は、俺のこと好き?

美月:・・・(心:めっちゃ好きです😍)う、うん/////す、好き、でしゅ・・・

○○:ふっ😏好きでしゅってなんだよ。可愛いな。

美月://///

○○:ホント・・・可愛いよ・・・

美月:~~~~っ/////か、カット!

 私は急いで○○の腕の中から離れた。

美月:ふぅ~・・・きょ、今日はありがとう/////もう、大丈夫だよ!

○○:・・・最後に、俺から良いか?

美月:え、う、うん/////

○○:美月。

ドンッ

美月:っ/////ああああの・・・○、○○、さん・・・?

○○:美月、好きだよ。

美月:っ/////

○○:・・・

美月://///いや、あの・・・○○?・・・ちょっ・・・

 ○○の顔が徐々に近付き、私の顔とゼロ距離になった。この時、唇には、何か柔らかいものが当たった感触があった。

○○:・・・

美月:・・・いいいい今のって・・・/////

○○:これが俺の気持ち。

美月:・・・

📱Prrrrrrrr

○○:もしもし。どうした母さん?うん。え、ムカデ?うん。分かった。すぐ戻る。

📱ピッ

○○:美月悪い。そろそろ帰るわ。また明日な。

美月:あ、うん・・・また・・・

 そうして○○は帰っていった。一人残された私はというと・・・

美月:・・・

(○○:これが俺の気持ち。)

美月:~~~~~っ/////

🛏ボフッ🦵パタパタパタパタッ

 ○○の言葉と、唇に残った感触に一人悶絶していた。

美月:・・・ズルいよぉ・・・あんなの/////期待しちゃうじゃん・・・

 結局、一晩中あの感触を思い出してしまい、一睡も出来なかった。


翌日


史緒里:おはよ、美d・・・どうしたの!?

美月:あ、史緒里ぃ・・・おはよー・・・

史緒里:あんた、目の下の隈凄いよ?

美月:昨日、一睡も出来なかった。

史緒里:なんでまた?

美月:実は・・・




史緒里:キスされた!?

美月:う、うん・・・これが俺の気持ち、だって。うぅ~~~~っ/////

史緒里:しかも言葉の真意を確認する前に帰っちゃったんだ。

美月:うん・・・

史緒里:そりゃあ寝れないわな。

美月:・・・どうしよう・・・/////

史緒里:あ、梅澤君。

美月:え?あ・・・

(○○:これが俺の気持ち。)

美月:~~~~っ/////あうっ・・・バタン😵

史緒里:え、美月?美月!美月!


保健室


美月:んっ・・・ん~・・・?ここは・・・

?:起きたか・・・

美月:ふぇ・・・○、○○・・・~~っ/////

○○:びっくりしたよ。突然倒れたっていうから。

美月:あ、うん・・・ご、ごめんね。心配かけて・・・

○○:バーカ。別に心配してねぇよ。ワシャワシャ

美月:うわっ!もう/////

○○:😋隈凄いぞ。寝れてないのか?

美月:あ、いや、そういう訳じゃ無いけど。

○○:だったら・・・放課後まで寝ないだろ。

美月:・・・放課後・・・え、放課後!?

○○:嘘。まだ昼休み中。

美月:どちらにしてもじゃん。そんなに寝てたんだ。

○○:かなり寝てたよ。

美月:・・・

保健の先生:梅澤君、休み時間の度に来てたわよ。相当愛されてるのね。ふふっ。

美月:・・・/////そうなの?

○○:余計な事は言わなくて良いですから。

保健の先生:あら、ごめんなさい・・・じゃあ、私は職員室に居るから、何かあったら呼んで。

○○:分かりました。

美月:ありがとうございます。

保健の先生:いいえ。

 保健の先生は出て行った。

二人:・・・

○○:・・・美月。

美月:・・・何?

○○:昨日の事だけど。

美月:・・・/////うん・・・

○○:昨日のあれ、本気だから。俺はおまえが好きだ。昔からずっと。

美月:っ/////

○○:美月の気持ちを教えてくれないか?

美月:えっと・・・わ、私も!

○○:私も・・・何?

美月:すぅ~、はぁ~・・・わ、私も、○○の事が・・・す、好きでしゅ/////

○○:・・・ふっ😏好きでしゅって何だよ。

美月:うぅ~~/////

○○:美月。俺と付き合ってくれないか?これからは恋人として、俺の側に居て欲しい。

美月:・・・/////よ、宜しく、お願いします。

○○:😏美月。こっち見ろ。

美月:なに・・・んっ。・・・ふぇ/////

○○:・・・😏甘いな、美月の唇。

美月:~~~~~~~っ/////キュー😵ボフッ

○○:・・・寝た?ふっ😏無防備に寝やがって。・・・好きだぞ。美月。ナデナデ👋

 私、山下美月は、一生○○に翻弄されそうです。でも・・・幸せです。エヘヘ/////




END






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