第15話 子供
これまでの
仮面ライダーディケイドwith乃木恋は・・・
祐次の家族を殺した真犯人は、暗闇大使だった。暗闇大使は、タイガーロイドとヤマアラシロイドを連れて、大学にやってきた。暗闇大使等との戦闘でタイガーロイドを倒したディケイドだったが、ヤマアラシロイドに不意を突かれ敗れてしまう。そこで祐次は、父が残した「石の中を見ろ。」という言葉を胸に、家族のお墓を訪ねる。そこで、石とは墓石の事だと閃く。案の定、墓石の中にはケータッチが入っており、ディケイドはコンプリートフォームへと変身。そこで、再びやってきた暗闇大使、ヤマアラシロイド、そして悪の仮面ライダーを倒した。更に、バダン帝国のボス、バダン総統の真の姿・骸骨恐竜をも倒し、祐次の仇討ちは正真正銘の終わりを告げたのだった。
世界の破壊者、ディケイド!
皆を守るために戦うと決めた、その瞳は何を見る?
弓木:先輩!
祐次:おはよう、弓木。
弓木:おはようございます。そういえば、先輩。知ってますか?
祐次:なにが?
弓木:最近、子供が大量発生してるみたいですよ?
祐次:・・・はい?
弓木:だから、子供が大量発生してるんですってば。
祐次:いや、それは分かるけど・・・子供が大量発生って、どういうこと?
弓木:さあ?詳しくは私も知らないので。
祐次:そっか。(心:子供が大量ね・・・アッキーに聞いてみるか。)
弓木:それにしても、今日も寒いですね。
祐次:あぁ・・・そうだね。
弓木:先輩は薄着なんですね。
祐次:動きやすいようにね。
弓木:成る程。寒くないんですか?
祐次:もう慣れたよ。
弓木:・・・スルッ
祐次:駄目だぞ?手袋取っちゃ。
弓木:ギュッ🤝めっちゃ冷たいじゃないですか。
祐次:大丈夫だよ。
弓木:駄目です。私の手袋使って下さい。
祐次:いや、良いよ。
弓木:駄目です。
祐次:いや、良いって。
弓木:駄目ですっ!
祐次:そもそも!サイズが合わないよ。
弓木:あ・・・シュン
祐次:そんな落ち込まなくても・・・
弓木:はい・・・
祐次:・・・仕方ない。
弓木:?
祐次:変身。
KAMENRIDE!DECADE!
弓木:?変身してどうするんですか?
ディケイド:これなら寒くないだろ?
弓木:・・・
ガシャン
祐次:あ・・・なんで解くんだよ。
弓木:もう良いです。手は、ポケットにでも入れといて下さい。これ以上手が冷えないように。
祐次:はーい。
弓木:あ、着きましたね。
祐次:うん。じゃあ、また後で。
弓木:はい!
レッスンの休憩中
祐次:ああ。調べてほしいんだ。
晃(電):分かった。
祐次:サンキュー。
📱ピッ
弓木:晃さんですか?
祐次:うん。例の、子供の大量発生についてね。
弓木:成る程。
祐次:ちょっと飲み物買ってくるよ。
弓木:いってらっしゃい。
売店
祐次:ん~と・・・これでいっか。
📱Prrrrrrr
祐次:ん?アッキーか。もしもし。
晃(電):祐次、今何処にいる?
祐次:どこって、売店だけど。
晃(電):そっか・・・実は、ネットでとある書き込みを見つけたんだが、それが気になってな。
祐次:書き込み?どんな?
晃(電):つい、十分前に投稿されたみたいなんだけど、大人が子供になったらしいんだ。
祐次:大人が子供に?目の前でか?
晃(電):ああ。動画も付いてるから間違いないと思う。
祐次:分かった。その書き込み、俺のスマホに送ってくれ。
晃(電):了解。
📱ピッ
祐次:どれどれ・・・成る程・・・やっぱりスーパーショッカーが絡んでたか。ん?これは・・・ガイアメモリ・・・犯人はドーパントか。とりあえず現場に行ってみるか。
現場にやってきた祐次は、衝撃の光景を目の当たりにする。
祐次:・・・子供だらけだ・・・
子供:待て待て~!
子供:うわあ!
祐次:子供の大量発生ってこういう事か。さてと・・・犯人は・・・ん?アイツか?
謎の男:・・・👀
祐次:👀
謎の男:ダッ🏃
祐次:!?待て!ダッ🏃
祐次の視線の先には、怪しげに佇む男が居た。その男は、祐次と目が合った途端に走り出した。やがて男は、暗い路地に入った。だが其処は・・・行き止まりだった。
謎の男:くそっ。
祐次:逃げ場は無いぞ。お前、子供の大量発生に関わってるのか?
謎の男:・・・チャッ
祐次:ガイアメモリ・・・やっぱり・・・子供の大量発生の原因はお前だな?
謎の男:ああ、そうさ。知られてしまったら仕方がない。
キッド!
祐次:キッド・・・子供だな。
ドーパント:さあ、どうする?逃げ場が無いのはお前の方だ。
祐次:逃げるつもりはない。
ドーパント:何?!
祐次:変身!
KAMENRIDE!DECADE!
ドーパント:お前・・・仮面ライダーだったのか。
ディケイド:まあな。
ドーパント:ふん。まあ良い!俺の邪魔はさせない!ハアッ!
ディケイド:ふっ!ハアッ!
二人:くっ!
ディケイド:大人を子供にしてどうするつもりだ!
ドーパント:決まっているだろ!世の大人はクズばかりだ!そんなクズばかりじゃ、いずれ国は滅びる!だから、無垢で純粋で素直な子供で、世の中を変えるんだよ!ハアッ!
ディケイド:ふっ!ハアッ!
ドーパント:ぐっ!
ディケイド:子供だけになったら、それこそ国は滅びるぞ!ハッ!
ドーパント:グアッ!おのれ・・・ん?
ディケイド:?・・・!?
ドーパント:くらえ!
ディケイド:危ない!
男性:!?うわっ!
ディケイド:しまっ・・・た・・・えぇ?
男性?:・・・あれ?僕、何してたっけ?
ディケイド:わーお・・・ホントに子供になった・・・
子供:あ!?か、怪物だ!逃げろ!
ディケイド:あ、ちょっと!
ドーパント:油断は禁物だぞ!ハッ!
ディケイド:うわっ!
レッスン室
弓木:はぁ~。遅いですね。先輩。
梅澤:うん。売店に行ったのなら、とっくに帰ってきてるはずなのに。
山下:何処かで、道草食ってんのかな?
久保:それはないと思うけど。
🚪ガラッ
翔太郎:よっ!
ときめ:お邪魔します。
亜樹子:あれ?祐次君は居ないの?
弓木:それが、飲み物を買いに行ったっきり、帰ってきてなくて。
照井:飲み物なら売店だろ?
弓木:はい。だから、尚更ですよ。
フィリップ:成る程ね。
梅澤:まったく・・・
🚪ガラッ
全員:?
弓木:貴方は・・・
?:・・・
弓木:どこから来たの?
?:・・・俺だよ!
全員:・・・
弓木:間違って入っちゃった?あ、先生の子供とか?
?:だ~か~ら~!俺だよ!
弓木:俺、じゃ分からないよ。
?:だから!祐次だよ!
弓木:そっか。祐次君って言うんだ。良い名前だね。
祐次(少年):いや、だから!富永祐次だよ!
全員:ということは・・・
祐次(少年):やっとかよ・・・
弓木:先輩と同姓同名・・・凄い偶然・・・
全員:うんうん。
祐次(少年):いや、だから!同姓同名とかじゃなくて・・・
キャーーー!
全員:!?
翔太郎:行くぞ!
フィリップと照井:ああ。
翔太郎:亜樹子、ときめ!此処は頼む。
ときめと亜樹子:分かった!
ダッ🏃
祐次(少年):・・・ダッ🏃
弓木:あ、祐次君!駄目だよ!ダッ🏃
亜樹子:あ・・・
ときめ:ちょっと待って!
並木道
ドーパント:ここの学生も、みんな子供にしてやる!
?:其処までだぜ!
ドーパント:あ?
?:貴様の好きにはさせん。
?:覚悟したまえ。
ドーパント:お前等・・・仮面ライダーか!
W:さあ!お前の罪を数えろ!
アクセル:さあ!振り切るぜ!
ドーパント:ハアッ!
Wとアクセル:ハアッ!
祐次(少年):・・・
弓木:祐次君!駄目だよ。危ないよ。レッスン室に戻ろう?家族、探してあげるから。
祐次(少年):だから!俺だよ!いい加減に気付いてよ!弓木!
弓木:!?ど、どうして私の名前を?
祐次(少年):だから・・・
ドーパント:ん?ふっ。ハッ!
アクセル:!?
W(翔太郎):弓木ちゃん!祐次!
W(フィリップ):危ない!
弓木:!?
祐次(少年):弓木!
弓木:きゃっ!
ドーパント:ちっ。あのガキ・・・余計な事を・・・
弓木:痛たたた・・・
祐次(少年):大丈夫か?弓木。
弓木:助けてくれたの?
祐次(少年):当たり前だろ?
👋ナデナデ
弓木:あ・・・(心:この感じ・・・先輩に似てる・・・じゃあ・・・この子って・・・先輩?)
ときめ:大丈夫?!
亜樹子:もう、いきなり走り出すなんて。危ないでしょ?
弓木:ありがとうございます・・・先輩。
全員:え?
ドーパント:ハアッ!
Wとアクセル:グアーーッ!
弓木:あ!
亜樹子:あれってピンチ?
祐次(少年):・・・タッ🚶
全員:!?
翔太郎:!?おい!危ないぞ!
照井:離れるんだ!
祐次(少年):大丈夫。
全員:!?
フィリップ:ディケイドライバー!?なぜ君が・・・
祐次(少年):変身!
KAMENRIDE!DECADE!
メンバー:えぇ~~!?
ときめと亜樹子:嘘っ!?
翔太郎:なんで、ディケイドに・・・
照井:だが、あれは・・・
フィリップ:ちっちゃいね・・・
弓木:・・・ミニディケイド?
ミニディケイド:なんだよこれ!ディケイドでも子供かよ。
ドーパント:あははははっ!子供なんかに負けるか!
弓木:先輩!
ミニディケイド:行くぞ!ハアーー・・・ハアッ!
ツン
全員:・・・
ミニディケイド:あれ?ふっ!ハッ!ヤアッ!
ドーパント:・・・ふっ。ハッ!
ミニディケイド:うわーー・・・💥どわっ!
弓木:先輩!
祐次(少年):・・・うっ。うぅ~・・・うわ~~ん!😭
全員:・・・
祐次(少年):うわ~~ん😭
弓木:だ、大丈夫ですか?!
祐次(少年):うぅ~。
ドーパント:ふはははっ!思ったよりも早いなぁ。
翔太郎:どういうことだ!
ドーパント:俺の力で子供になったら、最初の頃は、体だけが子供になる。だが、やがて体だけでなく、心も子供になる!そう!その内に奴等は、完全な子供となるのさ!
弓木:・・・先輩・・・
祐次(少年):うっ😢うぅ~。
弓木:・・・ヨシヨシ。大丈夫だよ。
祐次(少年):うっ。
弓木:ギュッ スリスリ👋大丈夫だよ。ポンポン
祐次(少年):ひぐっ。うぅ。すんっ。
弓木:大丈夫?
祐次(少年):うん。
弓木:ふふっ。良かった。ナデナデ👋
祐次(少年):えへへ/////ありがとう!お姉ちゃん!
弓木:っ!お姉ちゃん・・・
祐次(少年):?
弓木:ふふっ。どういたしまして!
祐次(少年):えへへ。
全員:・・・
翔太郎:!?ドーパントは!
フィリップ:逃げられたみたいだね。
照井:それより、これからどうする?
全員:・・・
弓木:・・・(心:先輩・・・)
祐次(少年):・・・?ねぇ。お父さんとお母さんは?それに、お兄ちゃんも居ない。
弓木:・・・もしかして、ねぇ。祐次君。今いくつ?
祐次(少年):七歳だよ。
翔太郎:七歳・・・まだ、家族が生きている時か。
弓木:やっぱり・・・
祐次(少年):・・・何処に居るの?
全員:・・・
翔太郎:とりあえず、藤兵衛さんに連絡するか。
藤兵衛:確かに、昔の祐次です。
晃:ホントに子供になったんだな・・・
元希:ああ・・・
愛音と里菜:・・・可愛い!
祐次(少年):・・・ギュッ
五人:・・・
弓木:大丈夫だよ。皆、良い人だから。
祐次(少年):うん・・・
晃:どういうこと?
梅澤:人見知り、みたいです。弓木ちゃんにはベッタリなんですけど。
元希:成る程な。
祐次(少年):?おじさん?
藤兵衛:おっ!こんにちは。
祐次(少年):😀藤兵衛おじさん!ギュッ
藤兵衛:うおっ!ははっ。こんにちは。
祐次(少年):こんにちは!ねぇ。おじさん!
藤兵衛:ん?
祐次(少年):お父さん達は?
藤兵衛:・・・
弓木:今の先輩は、七歳なんです。
藤兵衛:成る程ね。
祐次(少年):ねぇ。おじさん?
藤兵衛:お父さん達は、お出掛けしてるんだ。だから、祐次はお留守番なんだよ。
祐次(少年):そうなの?もう!なんで僕だけお留守番なの?ぶぅ~~!
弓木:ふふっ。
祐次(少年):お姉ちゃん!
弓木:なに?
祐次(少年):えへへ。お腹空いた!
弓木:そっか。じゃあ、何か食べる?
祐次(少年):ん~~。あ!ハンバーグ!
弓木:ハンバーグはちょっと無理かな。
祐次(少年):えぇ~!じゃあ、おやつ!
弓木:じゃあ買いに行こっか。
祐次(少年):うん!えへへ。
弓木:ふふっ。
全員:☺️
翔太郎:どうだ?
フィリップ:メモリの能力を閲覧した。奴のメモリはキッド。子供という意味だ。そして奴の言う通り、子供にされたものは皆・・・
翔太郎:その内、完全に子供に・・・
フィリップ:ああ。そして、やがて赤ん坊になり、完全に居なくなる。
翔太郎:まさか、存在自体が消える?
フィリップ:そういうことだ。
照井:つまり・・・
フィリップ:早くメモリブレイクしなければ!
翔太郎:奴はきっとまた現れる。
照井:今度こそ倒す!
三人:コクッ
売店
弓木:何にする?
祐次(少年):うーん・・・これにする!
弓木:じゃあ、お会計しよっか。
祐次(少年):お金無いよ?
弓木:私が払うから良いよ。
祐次(少年):ありがとう!お姉ちゃん!
弓木:ふふっ。どういたしまして。
祐次(少年):えへへ。
レッスン室
弓木:美味しい?
祐次(少年):うん!
弓木:なら良かった。
祐次(少年):えへへ。
弓木:ふふっ。あ、付いてるよ。ヒョイ
祐次(少年):ありがとうお姉ちゃん!
弓木:どういたしまして。
祐次(少年):えへへ。
翔太郎:・・・今日はどうする?弓木ちゃん。
弓木:?何がですか?
翔太郎:祐次のことさ。多分、今日はもうドーパントは現れない。ということは、祐次は子供のままだ。そうなると、一人で寝るのは流石に心配だろ。
弓木:確かに。そうですね。チラッ
祐次(少年):ハムッ
弓木:・・・
藤兵衛:ガーディーに連れて帰るのは問題ないですよ。
弓木:・・・ねぇ。祐次君。
祐次(少年):なに?
弓木:今日は、誰と寝たい?
祐次(少年):?んーと・・・お父さん達!
弓木:お父さん達は、今日は居ないの。だから、お父さん達以外だったら、誰と寝たい?藤兵衛おじさんと寝たい?
祐次(少年):・・・チラッ
藤兵衛:・・・
祐次(少年):ギュッ🤏僕、お姉ちゃんと一緒が良い!
弓木:祐次君・・・良い、ですか?藤兵衛さん。
藤兵衛:☺️はい。祐次をお願いします。
弓木:はい!じゃあ祐次君。今日は、お姉ちゃんと一緒に寝よっか?
祐次(少年):😀うん!えへへ。お姉ちゃん!だーい好き!ギュッ
弓木:ふふっ。可愛い。ナデナデ👋私も大好きだよ!
祐次(少年):えへへ/////
全員:☺️
その日の夜。
メンバー:ごちそうさまでした。
祐次(少年):ごちそうさまでした。
弓木:ふふっ。美味しかった?
祐次(少年):うん!毎日食べたい!
弓木:良かったね。ナデナデ👋
祐次(少年):えへへ。
賀喜:それで、お風呂はどうするの?
遠藤:中身は先輩だから、流石に一緒には入れないと思う。
弓木:うん・・・ねぇ。祐次君。お風呂はいつもどうしてた?
祐次(少年):?三人だよ。
弓木:三人・・・お父さんとお兄ちゃん?
祐次(少年):うん!
弓木:一人で入れる?
祐次(少年):嫌。
弓木:・・・
祐次(少年):一緒に入りたい。
弓木:一緒には入れないんだ。ごめんね?
祐次(少年):むぅ~~!じゃあ一人で入る。
弓木:ホント?大丈夫?
祐次(少年):大丈夫だもん。行ってくる!
弓木:あ!まだ準備出来てないからね。
祐次(少年):ニヒヒ😁
賀喜:流石は奈於ちゃんだね。
遠藤:うん。本当のお姉ちゃんに思えてきたよ。
メンバー:ふふっ。
入浴後。私は、先輩(祐次君)と一緒に寝ることになった。
弓木:じゃあ、いつもは家族みんなで寝てたんだ。
祐次(少年):うん。みんな同じ部屋。
弓木:そうなんだ。
祐次(少年):お姉ちゃん・・・
弓木:どうしたの?
祐次(少年):あのね?その・・・いつもね?お父さんに・・・頭撫でてもらってたの。だからね・・・その・・・頭・・・撫でてほしいな。
弓木:・・・ふふっ。ナデナデ👋ヨシヨシ
祐次(少年):えへへ/////お姉ちゃん、あったかいね。
弓木:ありがとう。
祐次(少年):イヒヒ😁
弓木:☺️(心:先輩、可愛い・・・でも、なんかどんどん幼くなってるような気がするんだけど・・・気の所為かな。)
祐次(少年):スゥーー スゥーー
弓木:ナデナデ👋ヨシヨシ ふふっ。おやすみなさい。先輩。
祐次(少年):スゥーー
翌日
メンバー:いただきます!
祐次(少年):ます!
メンバー:・・・
賀喜:ねぇ。先輩、また小さくなってない?
弓木:うん・・・どんどん幼くなってるような気がしてるんだよね。
遠藤:どういうこと?
弓木:ねぇ。祐次君。
祐次(少年):・・・うっ😢うぅ・・・うわ~~ん😭
メンバー:えぇ?!
弓木:ど、どうしたの?
祐次(少年):うわ~~~ん!
林:これ・・・やばくない?
弓木:そうだ。藤兵衛さんに連絡・・・
松尾:私、連絡して来る!
弓木:大丈夫だよ。ポンポン🖐️ヨシヨシ👋
祐次(少年):うっ😢ひぐっ。
数分後
藤兵衛:お邪魔します。
賀喜:こっちです。
祐次(少年):うっ😢うぅ~。
藤兵衛:これは・・・幼稚園の時の祐次ですね。
メンバー:幼稚園!?
弓木:やっぱり・・・先輩・・・どんどん幼く・・・
祐次(園児):うっ😢うわ~~ん😭
弓木:あぁ~・・・ヨシヨシ👋大丈夫だよ~。
賀喜:昔の先輩って・・・
藤兵衛:昔の祐次は泣き虫でね。よく泣いてました。
遠藤:今の先輩からは想像つかないですね。
藤兵衛:えぇ。
弓木:・・・ヨシヨシ👋ポンポン
祐次(園児):うっ。ひぐっ。すんっ。
弓木:ご飯、食べよっか。
祐次(園児):うん・・・
弓木:ヨシヨシ👋
メンバー:・・・
藤兵衛:とりあえず大丈夫そうですね。
賀喜:はい。
藤兵衛:念の為、待機させてもらっても良いですか?
遠藤:勿論です。
藤兵衛:ありがとう。
弓木:はい。あーん。
祐次(園児):あーん。パクッ
弓木:美味しい?
祐次(園児):うん。
弓木:ふふっ。
風都・鳴海探偵事務所
翔太郎:藤兵衛さんからだ。祐次が幼稚園児になったらしい。
全員:!?
フィリップ:まずいね。このままでは、祐次が・・・
照井:だが、ドーパントの居場所が分からない以上、どうしようもない。
亜樹子:でもドーパントは、大人を子供にしようとしてるんでしょ?だったら、大人が集まる所に現れるんじゃない?
ときめ:確かに。
翔太郎:照井。今までで、ドーパントが目撃された場所は分かるか?
照井:ああ。風都署でも調べていたからな。
・・・これだ。
翔太郎:悪い。んーと・・・会社が二件、スタジオ、カラオケ・・・
フィリップ:いずれも、乃木坂大学付近で起きているね。これを地図に起こすと・・・まず、此処に会社。
照井:音楽スタジオが此処だな。
亜樹子:カラオケは此処よ。
ときめ:そして、もう一つの会社が此処。
フィリップ:そしてこれを線で結ぶと・・・
翔太郎:四角形になったな。
フィリップ:これを、対角線で結ぶと・・・線が交わる・・・
翔太郎:つまり・・・
照井:此処にドーパントのアジトが?
フィリップ:もしくは、住居か。
翔太郎:とりあえず行ってみるか。
照井:ああ。
学生寮
メンバー:ごちそうさまでした。
祐次(園児):でした。
弓木:美味しかった?
祐次(園児):うん!
弓木:ふふっ。良かった。
賀喜:学校、どうしよっか。
遠藤:先輩はほっとけないよ。
藤兵衛:僕が見てるから、大丈夫だよ。
弓木:お願いします。
藤兵衛:はい。
弓木:それじゃあ、行ってくるね?
ギュッ
祐次(園児):・・・
弓木:どうしたの?
祐次(園児):行く。
弓木:え?
祐次(園児):僕も行く!
弓木:ごめんね。一緒には行けないの。だから、お留守番してて。ね?
祐次(園児):やーだ!一緒に行くの!
弓木:祐次君・・・
藤兵衛:・・・此処まで、弓木さんに懐くとは・・・
祐次(園児):むぅ~!
弓木:ごめんね。
祐次(園児):嫌い・・・
弓木:え?
祐次(園児):お姉ちゃんなんか!大嫌い!
ダッ🏃
弓木:あ!先輩!
全員:・・・
弓木:・・・どうしよう・・・
賀喜:奈於ちゃんは悪くないよ。
弓木:私、追いかけます!
ダッ🏃
賀喜:あ・・・
全員:・・・
藤兵衛:弓木さんに任せましょう。
遠藤:そうですね。
田村:とりあえず、私達は学校行こ?
全員:コクッ
祐次(園児):🏃💥うわっ!ドサッ
男:いってぇな・・・あ?
祐次(園児):うっ😢うぅ・・・うわ~~ん😭
男:ちっ。
弓木:あ!先輩!大丈夫?
祐次(園児):うわ~~ん😭
弓木:大丈夫だよ。ポンポン👋ヨシヨシ
男:お前、コイツの母親か?
弓木:母親ではないですけど・・・
男:ちゃんと見とけよ。
弓木:すいません。
男:てかお前・・・昨日、大学に居たな。よく見たら、仮面ライダーのガキじゃねえか。
弓木:なんでそれを・・・あ!
キッド!
キッド・ドーパント:ふん。
弓木:!?昨日のドーパント!
祐次(園児):!?うわ~~ん!
弓木:先輩!
祐次(園児):うぅ~。
キッド:安心しろ。すぐ子供にしてやる。
弓木:逃げて・・・
祐次(園児):ふぇ?
弓木:逃げて。そしてこの事を藤兵衛おじさんに伝えて?ね?
祐次(園児):お姉ちゃんは?
弓木:私が時間を稼ぐから、早く逃げて。
祐次(園児):嫌だ!お姉ちゃんも一緒に行くの!
弓木:先輩・・・
キッド:我が儘なガキだな。
祐次(園児):お前なんか!怖くないぞ!うわ~~!
弓木:先輩!
祐次(園児):ヤアッ!
キッド:効かないな。ふっ!
祐次(園児):うっ!ドサッ
弓木:先輩!(心:先輩・・・)
祐次(園児):・・・
弓木:先輩!起きて・・・起きてください!先輩!
祐次(園児):うぅ・・・
キッド:フハハハッ!馬鹿だな。とっとと逃げてれば良かったのによ。
弓木:・・・先輩・・・
祐次(園児):うっ。お姉ちゃん・・・
キッド:はぁ~。まあ良いや。お前も子供にしてやる。
弓木:あ・・・
キッド:ふん。くらえ。
弓木:っ!?
ジェット!
?:ハッ!
キッド:ウアッ!誰だ?!
?:見つけたぜ!キッド・ドーパント!
?:大丈夫?
弓木:亜樹子さん・・・あ!先輩が!
亜樹子:大丈夫だよ。ほら。
弓木:あ・・・ときめさん。
ときめ:大丈夫?
祐次(園児):うん・・・
ときめ:翔太郎!こっちは無事だよ。
W(翔太郎):ああ!
W(フィリップ):これ以上、君の好きにはさせない。
アクセル:必ず倒す。
キッド:ちっ。ダッ🏃
アクセル:待て!ダッ🏃
W(翔太郎):逃がさねぇぞ!ダッ🏃
弓木:先輩!
祐次(園児):お姉ちゃん・・・大丈夫?
弓木:大丈夫だよ。祐次君も大丈夫?
祐次(園児):うん・・・
弓木:良かった。ギュッ
祐次(園児):ギュッ・・・
ときめと亜樹子:☺️
キッド:しつこい奴等だな。お前等も子供にしてやる!
W(翔太郎):なる気はねぇな。
W(フィリップ):キッドの全てを閲覧した。
プリズム!マキシマムドライブ!
キッド:ハッ!
W:ふっ!
キッド:なっ!?
W:プリズムブレイク!ハアッ!
キッド:グアッ!
W(フィリップ):これで、君の能力は無効化された。もう子供にする事は出来ない。
キッド:くそっ!
アクセル:一気に決める!
ピッピッ ピピピピピピピ
アクセル:ハアッ!フッフッハッ!フッフッハッ!フッフッハッ!フッフッハッ!ハアーッ!
キッド:グアッ!
ピッ アクセル!マキシマムドライブ!
アクセル:9.8秒。それがお前の絶望までのタイムだ!
キッド:グアーーッ!💥ドーーーン🔥
ピュン ピキッ パリン💥
男:うっ。くそ・・・
アクセル:ブウウン
照井:🚶ガイアメモリ使用の罪で逮捕する。
男:くそっ!
W:ガシャン ヒュウウウ
翔太郎:これで、解決かな?
フィリップ:ああ。そうだね。
スウウウウウウウン
大人:あれ?俺、何してたんだっけ?あ!会社行かなきゃ!
祐次(園児):スゥーー スゥーー
亜樹子:寝ちゃったみたいだね。
弓木:はい。泣き疲れちゃったのかな・・・
ときめ:それだけじゃないと思うけど。
弓木:守って、くれたんです。自分だって怖いはずなのに・・・
亜樹子:記憶は無くても、心の何処かでは覚えてたんだろうね。守りたい存在だって事。
弓木:はい・・・あ!
スウウウウウウウン
祐次:スゥーー スゥーー
弓木:戻った!
ときめ:翔太郎達がやったんだね。
亜樹子:うん。
弓木:☺️守ってくれて、ありがとうございます。先輩!
祐次:んっ。スゥーー スゥーー
弓木:ふふっ。ナデナデ👋
祐次:ん~。お姉ちゃん・・・💤
その後、祐次は目を覚ました。ドーパントによって子供にされていた大人達も、全員元に戻った。皆に共通していたのは、子供になっていた間の記憶が無いことだった。それは勿論、祐次も・・・
祐次:うーん。
弓木:どうしたんですか?
祐次:なんか、お姉ちゃんが居たような気がしてるんだけど、それが誰か分かんないんだよね。ねぇ弓木。何か知らない?
弓木:・・・☺️さあ?でも、可愛かったですよ?あの時の先輩は!
祐次:え?ちょ、何それ・・・どういう事?
弓木:ふふっ。秘密です!
祐次:えぇ?教えてよ!
弓木:嫌ですよ。
祐次:えぇ?ちょっと!弓木!
弓木:ふふっ。
次回
仮面ライダーディケイドwith乃木恋
祐次:死者が蘇る?そんな馬鹿な・・・
翔太郎:まさか・・・ダミーの仕業か?
フィリップ:可能性は有るね。
亜樹子:死人還り。
祐次:死者が蘇る、か・・・(心:もしかして、父さん達も・・・)
弓木:彩華さんって確か、先輩の、亡くなった従妹で、初恋の?
彩華:久しぶりだね!祐ちゃん!
祐次:・・・彩華・・・なんで・・・
祐次:彩華!逃げよう!
弓木:先輩!!
全てを破壊し、全てを繋げ!
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