#1 大学生になって・・・
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私は弓木奈於。今日から大学生になりました。大学は、私のお兄ちゃんも在学している乃木坂大学。今日は入学式がありました。その入学式が終わり、今はサークルに入るかどうかを悩んでいるところです。お兄ちゃんはどのサークルに入ってるのかな?
奈於:んーー🤔どうしよっかなぁ・・・悩むなぁ・・・
色んなサークルがあった。運動系に、文化系。正直、どっちも苦手。はぁ〜・・・
奈於:一体どうすれば・・・
?:推し活サークルに入りませんか?
奈於:え?
声を掛けられ顔を上げると、一人の女性が立っていた。
奈於:えっと・・・(心:綺麗な人・・・)
?:あ、ゴメンね。急に声掛けちゃって。私は梅澤美波。三年生だよ。
奈於:三年生・・・お兄ちゃんと一緒・・・
美波:お兄さんも此処の大学なの?
奈於:はい!お兄ちゃんも三年生です。
美波:そうなんだ〜。
奈於:私は弓木奈於です。一年生です。
美波:弓木・・・もしかして、弓木◯◯君の妹さん?
奈於:お兄ちゃんを知ってるんですか?
美波:うん。講義が一緒なんだ。
奈於:へぇ~・・・どういう関係なんですか?
美波:・・・というと?
奈於:いや、その・・・付き合ってる、とか・・・
美波:付き合う・・・うえっ!?無い無い無い無い!そんなことは決して無い!
奈於:その慌てっぷり・・・もしかして、お兄ちゃんの事を?
美波:っ/////ま、まあ・・・
奈於:成る程・・・因みに、お兄ちゃんがどのサークルに入ってるかは知ってますか?
美波:弓木君なら、テニスサークルだよ。
奈於:テニス!?お兄ちゃん、テニスサークルなんですか!?
美波:うん。知らなかったの?
奈於:はい。全然。
美波:そう。
奈於:テニスサークルって・・・モテますよね?
美波:うん。かなりモテモテだよ、弓木君。
奈於:モテモテ・・・(心:ぐぬぬぬ・・・)
美波:けど、推し活サークルにも入ってるよ。弓木君。
奈於:え!?同時とか行けるんですか?
美波:まあね。
奈於:けど・・・推し活?(心:仮面ライダーとか?はっ😯まさか、アイドルに!?そんな、お兄ちゃんが・・・)
美波:推し活って言っても、オタクの集まりだけどね。アニメオタクとかアイドルオタクとか。うちのサークルには、アニメオタクやアイドルオタク。それから、可愛い女の子オタクが居るよ。。
奈於:可愛い女の子オタク?色んなオタクが居るんですね・・・因みに、お兄ちゃんは?
美波:弓木君は仮面ライダーオタクだよ。
奈於:やっぱりそっちか・・・
美波:やっぱりって?
奈於:あ、いえ。推し活って聞いて、アイドルが出てきたので。
美波:ふふっ。まあ、そうなるかもね。
奈於:・・・よし!梅澤さん!
美波:うん?
奈於:私、推し活サークルに入ります!
美波:ホント?!
奈於:はい!
美波:嬉しいよ。ありがとう。因みに、弓木さんはなんの推し活をしてるの?
奈於:アニメも勿論、好きなんですけど、なにより・・・お兄ちゃんです!へへへっ💕
美波:ん?お兄ちゃん?
奈於:はい💕お兄ちゃんって、凄いカッコいいんですよ🥰まず顔がカッコいいし、声もカッコいいんです!あの声で、耳元で囁かれたときなんて、きゃーーーっ💕へへへっ💕しかもしかも!身長も高くて、筋肉もあって。お兄ちゃんにハグなんてされたら、グヘヘっ🤤
美波:・・・コレが、ブラコン、というやつか・・・
奈於:それからそれから!手も大きくて💕あの手で頭をポンポンとかされた時なんて、グヘヘへへっ🤤
美波:弓木さん!
奈於:はっ😯
美波:えっと、サークルに入るって事でいいんだよね?
奈於:はい!
美波:宜しくお願いします。
奈於:こちらこそです。
美波:じゃあ早速、部室に行こうか。
奈於:はい!
美波:あ、その前に、テニスサークルの方覗いてみる?
奈於:テニスサークル・・・はい!是非!
美波:じゃあ付いてきて。
奈於:分かりました。
そして、テニスコートに向かった。すると其処には・・・
◯◯:フッ!🎾パンッ
奈於:・・・ジーー👀
◯◯:ハッ!
ピーー
◯◯:ふぃ〜。
奈於:・・・グヘヘっ🤤カッコいいぃ💕
◯◯:もし良ければ、テニスサークルに入ってくださいね。ニコッ😄
女子達://///
女子1:あの人、めっちゃカッコいいね!
女子2:ね!テニスサークル入ろっかなぁ。
女子1:私も、テニスサークルに入りたいかも。
奈於:・・・ぐぬぬぬ・・・
美波:ゆ、弓木さん?
奈於:何よ🤨あの女ども・・・私のお兄ちゃんを・・・ガルルルル👹
美波:顔、怖いよ?弓木さん?
奈於:はっ😮いけないいけない・・・お兄ちゃん🥰よし。
女子3:やっぱりカッコいいよね、弓木君。
女子4:うんうん!私、この間告白しちゃった💕
奈於:!?
女子3:マジ!?で、どうだった?
女子4:振られた。
女子3:でしょうね。
奈於:😀ふふん。
美波:この子、かなりのブラコンだわ。
奈於:お兄ちゃん🥰私は此処だよぉ💕へへへっ💕早く気付いて💕
◯◯:ん?おっ、奈於だ。
奈於:あ!目が合った🥰お兄ちゃん🙋
◯◯:🙂
📱ピコン
奈於:もう、誰よ・・・せっかくお兄ちゃんのカッコいい顔を拝もうと思ったのに・・・え、お兄ちゃんから!?チラッ👀
◯◯:😉
奈於:グヘヘっ🥰えっと・・・サークル決めたか?ふふん。決まったよ。お兄ちゃんと同じ推し活サークル!っと。
◯◯(LINE):マジか。もう少ししたらそっち行くから。
奈於(LINE):分かった。待ってるね。
◯◯(LINE):おう。
奈於:梅澤さん。
美波:なに?
奈於:お兄ちゃんもうすぐコッチに来るそうです。
美波:そうなんだ。
奈於:グヘヘっ💕久しぶりのお兄ちゃん成分だぁ~💕このままじゃ私、お兄ちゃん失調になる所でした。
美波:そ、そっか・・・
◯◯:じゃあ、後は宜しくね。
男子1:分かりました。
◯◯:ごめん。お待たせ。
奈於:タタタタッ🏃ギューーッ
美波:ワォ・・・
周りの女子達:なっ!?
◯◯:いきなり抱き着くなよ、奈於。
奈於:ぶぅー😡だって久しぶりなんだもん。お兄ちゃん成分を吸収するの。
◯◯:俺は栄養ドリンクかなんかかな?
奈於:違うよ。私の一部だよ。栄養ドリンクなんか、お兄ちゃんの足元にも及ばないんだから。
◯◯:栄養ドリンクに失礼だよ。
奈於:は~い。
◯◯:梅、新メンバー、他は?
美波:私は弓木さんだけだよ。後はまだ分かんない。
奈於:因みに、推し活サークルって、男の人は居ないんですか?
◯◯:ちゃんと居るよ。メンバーは全部で八人。内、男は五人。俺の他に四人居る。
奈於:・・・彼女は?
◯◯:彼女?居ないよ?
奈於:良かった・・・
◯◯:とりあえず、部室に行こっか。なんか見られてるし。
奈於:そうだね。お兄ちゃんを狙う害虫がいっぱい居るし。
美波:害虫・・・アハハ😅
◯◯:また一段と、強くなったな・・・ブラコンのレベル。
奈於:だって、ずーっと遠距離恋愛だったんだよ?
◯◯:恋愛した覚えは無いぞ。
奈於:受験の時期は電話も出来なかったし。受験の日も会えなかったし!
◯◯:大学生は忙しいんだよ。
奈於:ぶぅー😡
◯◯:ところでさ。お前、家は?
奈於:え?家?
◯◯:住む所だよ。マンションかなんか借りてるのか?
奈於:借りてないけど。
◯◯:じゃあ、何処に住むんだよ?
奈於:お兄ちゃんと一緒に住むんだよ?
◯◯:・・・
奈於:荷物ももう送ってもらってるし。帰る頃には届いてると思うよ。って、お母さんが言ってたよ!
◯◯:はぁ・・・母さんも母さんだな・・・
奈於:これからは二人きりで暮らせるね。グフフフフっ🤤
◯◯:・・・ちゃんと家事とかするんだぞ?
奈於:うん!なんなら、エッチな事も・・・ペシッ🤚はうっ・・・痛いよぉ・・・
◯◯:やめなさい。そんな下品な子に育てた覚えは無い。
奈於:むぅ~😡・・・良いもん。その代わりぃ💕ずーっと抱きついとくね!ギューーッ
私は、お兄ちゃんの腕に思いっ切り抱きついた。そのまま顔をスリスリする。
奈於:スリスリ🥰グヘヘっ💕やっとお兄ちゃん成分吸収出来たぁ💕
◯◯:はいはい。歩きにくいから離れて?
奈於:イヤだっ💕ずーっと引っ付いてるって決めたもん。それともぉ・・・お兄ちゃんは嫌なの?抱きついたらぁ・・・ダメなの?🥺
◯◯:・・・
奈於:お兄ちゃ〜ん💕ねぇ〜え・・・ダメ?
◯◯:はぁ~・・・いつからそんなあざと女子になったんだ?
奈於:真佑に教わった。
◯◯:はぁ~・・・変なこと吹き込まないでよ、真佑ちゃん・・・
奈於:ねぇ〜💕お兄ちゃん💕ダメ?💕
◯◯:😔・・・😄程々にな。ナデナデ👋
奈於:はうっ💕こ、これは・・・お兄ちゃんの最強の必殺技、最強イケメンスマイルと安心感抜群ビッグハンドナデナデのコンビネーションアタック・・・グヘヘっ🤤
美波:横文字が渋滞してる。
〇〇:アハハ😅
奈於:グヘヘっ💕お兄ちゃん💕チュ~しよ?
〇〇:しません。ほら。部室着いたぞ。
奈於:此処が推し活サークルの・・・
美波:そうだよ。
🚪ガラガラ
美波:お疲れ様。皆揃ってる?
?:揃ってるよ・・・って・・・
全員:誰!?
?:なんで弓木君に抱き着いてるの!?
美波:新しく推し活サークルに入ることになった・・・
奈於:はじめまして!弓木奈於です!
全員:弓木?
奈於:はい!お兄ちゃんの、彼女です!
全員:・・・はい?
〇〇:変な自己紹介すんなよ・・・😥彼女じゃなくて、俺の実の妹だ。見ての通り、だいぶイカれてる。
奈於:むぅ~😡お兄ちゃん酷いっ!実の妹に向かって、イカれてるだなんて・・・
〇〇:・・・まあ所謂、ブラコンってヤツなんだ。
全員:なるほど・・・
美波:アハハ😅
奈於:ところで・・・やけに可愛い人がいっぱい居るんですけど・・・
美波:じゃあ、一人ずつ紹介していくね。まずこの白肌の子は久保史緒里。三年生で、可愛い女の子オタクだよ。
史緒里:はじめまして。久保史緒里です。アナタも可愛いね。
奈於:そうですか?えへへ。嬉しいです。
美波:で、この小さいのが、同じく三年生の伊藤理々杏。アニメオタクだよ。
理々杏:小さいのって言うな。はじめまして。ボクは伊藤理々杏です。アニメの中でも特にポケモンが好きなんだ。宜しくね。
奈於:宜しくお願いします。・・・ボク?
〇〇:伊藤はボクっ娘なんだ。
奈於:ボクっ娘!?ボクっ娘って、めっちゃモテるやつじゃないですか・・・(心:お兄ちゃんもボクっ娘が好きなのかな?)
〇〇:可愛いよね、ボクっ娘って・・・
奈於:むぅ~😡ボクっ娘は、ボクも好きだなぁ、なんて・・・
〇〇:・・・奈於にボクっ娘は似合わないよ。
奈於:むぅ~〜〜😡
〇〇:奈於はいつも通りが一番だよ。
奈於:・・・えへへ/////
女性陣:・・・(心:弓木君、無意識にやってんだろうなぁ・・・)
奈於:で、男性陣は?
〇〇:それは俺が紹介するよ。まず一人目。あの黒髪が、アイドルオタクの高山修二。で、その隣に居る金髪の奴は、松村隼人。隼人もまたアイドルオタクだよ。
修二と隼人:宜しくね、奈於ちゃん。
奈於:・・・気安く名前で呼ばないでくれます?
修二と隼人:・・・ごめんなさい・・・弓木さん。
奈於:はい!宜しくお願いしますね!
修二と隼人:宜しくお願いします。(心:怖ぁ~・・・)
〇〇:で、その後ろに居る茶髪耳ピアスは白石健太。アニメオタクだ。そして最後、銀髪は秋元丈瑠。丈瑠は、グラビアアイドルオタクだ。あの辺に飾ってある写真集は、丈瑠の持ち物だよ。
奈於:へぇ~・・・お兄ちゃんも見たの?
〇〇:俺?ううん。見てないよ。
奈於:なんで?
〇〇:興味無いからな。
奈於:そうなんだ・・・良かった。
全員:・・・(心:めっちゃホットしてる。)
健太:白石健太です。宜しく。
丈瑠:秋元丈瑠です。宜しくね。弓木さん。
奈於:宜しくお願いします。
〇〇:これで全員だよ。
奈於:男性陣も皆さん、三年生なんですか?
男性陣:そうだよ。
奈於:ニ年生は居ないの?
〇〇:居ないよ。
奈於:へぇ~・・・因みに、具体的な活動内容は?
〇〇:それぞれが好きな物を語って共有したり、それぞれ好きな物で各々過ごしたりって感じかな。基本は自由なんだ。
奈於:なるほど・・・じゃあ、お兄ちゃんにずーっと抱き着いていても良いってことですよね?
美波:まあ、そうだね・・・
奈於:良いサークルですね。
美波:ありがとう。
奈於:じゃあ早速。お兄ちゃん、其処に座って。
〇〇:ん?ああ・・・ガタッ🪑座ったぞ?
奈於:えへへ/////よいしょ・・・ふふん😊
全員:・・・
〇〇:ホント好きだな。俺の膝に座るの。
奈於:えへへ/////で、手と手を、私の腰に回して、お兄ちゃんの首に腕を回して、ギューーッ!
史緒里:いつもこんな感じなの?
〇〇:基本的にはね。
理々杏:へぇ~、なんか凄いね。
奈於:グヘヘっ💕お兄ちゃん💕スリスリ😌これからは、ずっと一緒だよ?
〇〇:はいはい。ちゃんと兄離れしろよ?
奈於:したくな〜い。一生お兄ちゃんと居るもん!
〇〇:はぁ~。ま、こんな妹だけど、皆宜しくね。
全員:宜しく。
こうして、私のお兄ちゃんとのラブラブサークル活動が始まった。
To be continued…
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