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姉と彼女に溺愛されている


 僕は田村○○。高校二年生。僕には、ブラコンの姉が居ます。いい加減、弟離れして欲しいんだけどなぁ。

 


○○:すぅ、すぅ、すぅ、すぅ・・・

?:○ちゃん!ドーン!

○○:わぷっ😫なんだよ・・・げっ!姉ちゃん!

?:えへへ。今日もカッコよくて可愛いね!○ちゃん!

 この人がその姉、田村真佑。大学二年生です。


○○:起こすならもう少し静かに起こしてよね。まったく。

真佑:むぅ~。なんか冷た~い!

○○:はいはい。

真佑:あぁ~、待ってよぉ~!○ちゃん!

○○:だいたい、○ちゃんって呼び方、やめてって言ったよね。

真佑:だってぇ・・・ごめんね😢○ちゃん。

○○:・・・ごめん。言い過ぎた・・・

真佑:ううん・・・お姉ちゃんが悪いんだもん。

○○:・・・

真佑:じゃあ・・・仲直りのキスを・・・

○○:やりません。

真佑:ちぇっ・・・

母:二人とも!早く起きなさい!

○○:はーい!ダッ🏃💨

真佑:あ!待ってよ!○ちゃん!ダッ🏃💨


リビング


母:おはよう。

○○:おはよう母さん。

母:真佑ぅ!あなた、また○○を困らせたみたいね。

真佑:そんな事ありません。普通に起こしただけだもん。

母:はぁ~。そういえば○○、明日だったわよね。

○○:うん!楽しみだなぁ。

真佑:?明日なんか有るの?

母:修学旅行よ。

真佑:え・・・修学旅行😨そ、それって、家族の中を引き裂く、悪魔の行事・・・

○○:違うわ。修学旅行っていうのはね?鬱陶しい姉と離れられる、最高の行事だよ。

真佑:むぅ~・・・やだやだやだやだ!○ちゃんと離れるなんてイヤぁ!ギューーーーッ

○○:子供かよ・・・はぁ~。そんな事言う姉ちゃんとは、もう一生口利かないからね!

真佑:ガーン😨一生、口、利かない・・・ゴメンねぇ!謝るからぁ!今後も口利いて?ね?ね?ね?

○○:分かったよ・・・

真佑:良かった😢じゃあ今度こそ、仲直りのキスを・・・

○○:口利かない。

真佑:ゴメンねぇ!

母:はぁ~・・・まったく・・・どっちが年上か分かんないわね。

○○:じゃあ、今日は日直だから。行くね。

母:うん。気をつけてね。はい、お弁当。

○○:ありがとう。いってきます!

母:いってらっしゃい!

真佑:あ、○ちゃん!いってきますのチューしよ!

バタン🚪

真佑:ガーン😨○ちゃんに、嫌われた・・・

母:自業自得でしょ。これを機に、弟離れしなさい。

真佑:そんな・・・そんな事したら、生きていけない!

母:・・・駄目だこりゃ。

父:ふぁ~🥱おはよー・・・

母:おはよう。今日は休みだったわね。

父:んふふ。そうなんだよ。久しぶりにね。んぅ?真佑ぅ?どうかしたかぁ?

真佑:聞いてよパパ!○ちゃんが、私のこと嫌いになった!

父:何!○○が真佑を、嫌いになった?!なんという事だ!こんなに可愛い姉を嫌いになるとは・・・けしからん!今すぐ○○を問いたださなければ!○○!何処だ!出て来い!

真佑:パパぁ・・・パパは、私の味方だよね?

父:もちろんだ!

真佑:パパ!

父:真佑!

母:はぁ~。二人揃って、まったく・・・いい加減に、しなさ~~~~い!💢

二人:ひぃっ😱



○○:・・・はぁ~。朝から騒がしいなぁ。学校行こ。


通学路


○○:ん~~!いい天気だなぁ。

?:○○!

○○:?あ、おはよう。雅人。

幸輝:おはよう。

 彼は弓木雅人。幼馴染みの同級生。彼にも姉が居て、僕の姉と同級生。だいたいは四人いつも一緒だった。

○○:明日から修学旅行だな。

雅人:だな。

○○:いや~、姉ちゃんから離れられるなんて・・・最高の行事だよね、修学旅行は!

雅人:相変わらずなんだな、真佑姉。

○○:ホントだよ・・・いい加減に弟離れして欲しいのに・・・

雅人:アハハ😅

○○:雅人は良いよなぁ。

雅人:まあな!

○○:奈於姉がお姉ちゃんだったら良かったなぁ。

雅人:それ、真佑姉には言うなよ?

○○:分かってるよ。あ、でも・・・奈於姉がお姉ちゃんだと、結婚できないじゃん!

雅人:・・・結婚するのは、決まってるんだな。

?:雅人ぉ!○○くーん!

二人:?

雅人:どうしたの、姉ちゃん?

 彼女は、奈於姉こと弓木奈於。雅人の姉ちゃん。姉ちゃんと同級生。

奈於:コレ!お弁当忘れたでしょ。

雅人:アレ?・・・あ、ホントだ。サンキュー、姉ちゃん。

奈於:まったくぅ・・・○○君、おはよう。

○○:おはよう、奈於姉。今日も可愛いね。

奈於:え!?ホント?えへへ、嬉しいなぁ。

○○:・・・(心:はい、可愛い!)

雅人:相変わらずだなぁ。

奈於:明日からの修学旅行、真佑は大丈夫そう?

○○:今日も朝から大騒ぎだよ。

奈於:アハハ。まあ、気持ちは分かるけどねぇ。○○君を溺愛する気持ち。

二人:え?

奈於:だってぇ・・・○○君、カッコよくて可愛いんだもん。

○○:ふぇ/////

雅人:まあ、分からなくもないかな。

○○:えぇ~?そんなにかなぁ?🤔

二人:・・・

雅人:あれが無自覚だから恐ろしいよね。

奈於:そうだね。ふふっ。可愛い。

雅人:・・・

○○:まあ良いや。

奈於:あ、引き止めてゴメンね。じゃあ二人共!いってらっしゃい!

二人:いってきます!

奈於:ふふっ。

 奈於姉と別れ、学校に向かう。

雅人:○○はさ。

○○:?

雅人:○○は、姉ちゃんの事好きなのか?

○○:奈於姉の事?

雅人:うん。

○○:好きだよ。ふふん。ていうか、そもそも彼女だし!

雅人:そっか、彼女だもんな!・・・そうそう。奈於姉は○○の彼女・・・彼女ぉ~?!

○○:うん!えへへ/////言っちゃった・・・

雅人:・・・(心:言っちゃった、て何?乙女みたいになってるし。ていうか!)い、いつから?

○○:えっとねぇ・・・一週間前!

雅人:まあまあ前・・・

○○:元々、初恋だったんだぁ・・・それでずっと好きで、告白したんだぁ。

雅人:そしたら?

○○:付き合うことになったの。

雅人:・・・へぇ~。

○○:ダメ、かな?

雅人:😊ダメな訳無いだろ?☺️姉ちゃんのこと、頼むな。

○○:雅人・・・うん!

雅人:でも・・・真佑姉はどうするんだ?

○○:姉ちゃん?姉ちゃんは・・・どうしよう?

雅人:うーん・・・大騒ぎなのは、目に見えてるな。

○○:だよね。はぁ~・・・

雅人:😓


翌日・・・


○○:じゃあ、いってくるね。

母:えぇ。

父:気をつけてな。

○○:うん!

母:沢山、思い出作るのよ。

○○:うん!

真佑:○ちゃ~ん!ギューーーーッ 行かないで?

○○:口利かない。

真佑:ガーン😨ゴメンなさい・・・シュン😞

○○:じゃあ、いってきます!

両親:いってらっしゃい!

真佑:むぅ~!いってらっしゃい・・・

○○:あ、そうだ。真佑姉。

真佑:な、なに?あ!修学旅行キャンセルする?!

○○:しない。

真佑:むぅ~!

○○:僕、奈於姉と付き合うことになったから。

真佑:・・・え?奈於と、○ちゃんが、付き合う?・・・なんの、冗談?

○○:冗談なんかじゃ無いよ。事実だよ。じゃ!いってきます!

🚪ガチャ

母:なかなかの事をサラッと言ったわね。

父:そ、そう、だな・・・真佑ぅ?大丈夫かぁ?

真佑:・・・○ちゃんが、奈於と、付き合う?・・・あの猫泥棒!

両親:それを言うなら泥棒猫。

真佑:許さん!許さんぞ弓木奈於ぉ!


 その頃、弓木家では。


奈於:ハックション!

母:あら、風邪?

奈於:いやぁ?てか、雅人ぉ!そろそろ起きないと、遅刻するよ!

雅人:分かってるよぉ!いてっ!小指ぃ!

奈於:はぁ~、まったく・・・荷物は?

雅人:終わってる!

奈於:玄関に運んどくからね?

雅人:うん!

奈於:パパ、手伝って。

父:おう!

雅人:おはよー!いってきます!

奈於:その前に、ほい!

雅人:んぐっ!

奈於:ちゃんとご飯食べて!はい、座る。

雅人:でも、もう行かないと・・・

奈於:自分が悪いんでしょ?あんなに早く寝なさいって言ったのに。

雅人:うぐっ!そ、それは・・・

奈於:はい!この時間が勿体ない!早く食べなさい。

雅人:はーい・・・

両親:・・・😅

雅人:パクパクッパクパクッ👄パクパクッパクパクッ👄

奈於:そんなにがっついたら・・・

雅人:んぐっ!トントン✊

奈於:はい、飲み物。

雅人:ゴクッゴクッゴクッゴクッ👄ぷはぁ!サンキュー姉ちゃん。

奈於:まったく・・・

ピンポーン

奈於:?ママ、出て!

母:はいはい。はーい!

🚪ガチャ

母:あら、○○君。

○○:おはようございます!お義母さん!

母:ふふっ。お義母さんだなんて・・・付き合い始めたんでしょ、奈於と。

○○:あ、そうなんです!

父:○○君じゃないか、おはよう。

○○:おはようございます!お義父さん!

父:お義父さん?!

○○:僕!奈於姉、じゃなくて・・・娘さんと、お付き合いさせてもらってます!

父:な~に~?!

二人:・・・(心:クールポコみたい。)

父:☺️娘を宜しくね、○○君。

○○:😀はい!

奈於:あ、○○君。おはよう。

○○:おはよう。

奈於:ゴメンね。雅人、今、朝ご飯食べてるんだよね。

○○:ははっ。楽しみすぎて寝れなかったんですね。

奈於:ご名答!

○○:やった。

奈於:雅人ぉ!○○君来てるよ!早く食べなさいよ!

雅人:おう!ごちそうさま!終わった!

○○:早く行こうよ。

雅人:おう!今行く!

奈於:雅人、歯磨きは?

雅人:今日は良い。いってき・・・

奈於:良いわけ無い!✋

雅人:いてっ!何すんのさ!

奈於:歯磨きしてからです。ほら!

雅人:分かったよ・・・

○○:・・・

母:ゴメンね、騒がしくて。

○○:いえ。騒がしいのは慣れてますから。

父:田村家は明るいからな。

○○:はい。

雅人:終わった!

奈於:はい。オッケー。

雅人:よし!○○!おまたせ!

○○:うん。

雅人:じゃあ、いってきます!

三人:いってらっしゃい!

奈於:○○君もいってらっしゃい!

○○:いってきます!

三人:ふふっ。

 修学旅行に行ったその日・・・真佑は奈於と会っていた。

真佑:💢

奈於:?何?

真佑:何じゃない。

奈於:?なんか、怒ってる?

真佑:怒ってるよ。

奈於:・・・怒られるようなことしたかな?

真佑:○ちゃんと付き合ってるってホント?

奈於:うん。ホントだよ。

真佑:そう・・・どういう事かな?🙂💢

奈於:○○君、私が初恋だったんだって。それでぇ・・・告白してくれて、私も好きだったから、付き合うことになったんだぁ。ふふっ。告白した時の○○君、緊張してたんだけど、可愛かったなぁ。

真佑:・・・その、どこまで進んだの?

奈於:?えっとねぇ、手繋いだり、ハグしたりかな。後は・・・キスもしたよ。

真佑:なっ!きききき、キス!?

奈於:うん。ふふっ。○○君、スッゴい可愛かったなぁ。

💭


奈於:ねぇ、○○君。

○○:?なに?

奈於:手、繋ご?

○○:うぇっ/////

奈於:ふふっ。はい🖐️

○○:・・・✋

奈於:ギュッ

○○:・・・/////

奈於:ふふっ。それじゃあ次は、ハグしよっか?

○○:ハグ?!

奈於:うん。ダメ?

○○:・・・ダメじゃ、無い・・・/////

奈於:ふふっ。やったぁ!

○○:可愛い・・・ボソッ

奈於:ふふっ。ありがとう。じゃあ、おいで?

○○:・・・ゴクッ 失礼、しま~す・・・

奈於:ふふっ。ギュッ

○○:ふぁっ/////

奈於:ふふっ。顔、真っ赤だよ?

○○:っ/////だ、だって・・・

奈於:ふふっ。ナデナデ👋

○○:~~~~っ/////

奈於:可愛いねぇ、○○君。

○○:か、可愛くなんか無いもん!プクゥ

奈於:ふふっ。(心:そういう所が可愛いんだけどなぁ・・・)ねぇ、○○君。

○○:な、なに?

奈於:キス、してみる?

○○:きききき、キス!?

奈於:うん!

○○:きききき、キス・・・それは、つまりボクトナオネエノクチビルヲアワセルトイウコトダヨネ、ソレハツマリ・・・ボソボソ

奈於:?○○君?おーい。○○くーん!

○○:はっ😲

奈於:キス、しよ?

○○:は、はい/////ん😔

奈於:・・・ふふっ。(心:キス待ちの○○君、可愛い。)・・・チュッ

○○:・・・/////

奈於:ナデナデ👋好きだよ。○○君。

○○:カァァァァァ/////ぼ、僕も・・・好き、です。はい/////

奈於:ふふっ。


奈於:ふふん。○○君って、なんであんなに可愛いのかな?

真佑:そりゃあ、私の弟だもん!

奈於:・・・

真佑:兎に角!私の○ちゃんなんだからね?

奈於:ふふん。違うよ。私の○○君だよ。

真佑:むぅ~!私の!

奈於:違う!私のだよ!

真佑:私はお姉ちゃんだもん!

奈於:私は彼女だもん!

二人:むぅ~!

 一方、修学旅行中の○○は。

○○:ハーックション!ハーックション!

雅人:どうした?

○○:いやぁ・・・風邪かな?

雅人:気をつけろよ?

○○:うん。

先生:お前等、そろそろサービスエリアに着くから、お手洗い行きたい奴は行けよ?

生徒:はーい!

雅人:○○は行く?

○○:うん。行く。

 戻って、真佑と奈於は?

二人:むぅ~!

 まだやってる。

真佑:○ちゃんは、すぐ顔に出るんだよ。美味しい物を食べた時とか、幸せそうに笑うところとか、スッゴい可愛いんだから!

奈於:それで言ったら・・・○○君はいっつも顔を真っ赤にしながら、私に好きって言ってくれるよ!その時の○○君はもう、スッゴい可愛いんだから!だいたい、私は○○君と手も繋いだし、ハグもしたし、キスだってしたんだから!

真佑:わ、私だって、手も繋いだし、ハグもしたし、キスも・・・し、したんだから!

奈於:ふうん・・・キスはしたこと無いんだぁ🥴

真佑:うぐっ!ぐぬぬぬ・・・私、一緒に寝たこと有るもん!

奈於:私だって一緒に寝たこと有るし。

真佑:・・・お、お風呂!お風呂、一緒に入ったこと有るもん!

奈於:昔はよく四人で入ってたもんね。

真佑:ぐぬぬぬ・・・

奈於:ふふん。

真佑:・・・あ!

奈於:?

真佑:ふふん。そういえば、あれが有ったんだ。

奈於:あれ?

真佑:ふふん。聞きなさい!私は○ちゃんとぉ!

奈於:ゴクリ

真佑:○ちゃんと・・・デートしたことが有る!

奈於:・・・デートって、お互いにデートだって思ってないと、成立しないんだよ?

真佑:え?で、でも!○ちゃんもきっとデートだって・・・

奈於:家族と買い物、としか思ってないんじゃないかな?

真佑:そん、な・・・

奈於:・・・真佑。

真佑:なに?

奈於:○○君のことが、とっても大切なのは分かるよ。でもさ。○○君の幸せを願ってあげるのが、家族の・・・お姉ちゃんの役目なんじゃないかな?

真佑:あ・・・私、自分のことばっかりだった。○ちゃんの幸せを、一番に願ってたのは私なのに・・・ゴメンね。奈於。

奈於:ううん。私も張り合っちゃったし。これからは共有しようよ!○○君の可愛い所!

真佑:うん!そういえばこの間さ!

奈於:うんうん!

 そして、翌日・・・

奈於:ねえねえ!これ見て!

真佑:なに?あ!ふふっ。楽しんでるみたいだね、修学旅行。

奈於:ね!あ、お土産ゲットだって!

真佑:ホントだ!ふふっ。可愛いね。

奈於:ね!こっちは雅人から来たんだ。

真佑:あ、美味しそうなご飯だね。

奈於:ふふっ。スッゴい美味しそうに食べてるね。

真佑:ふふっ。うん!

二人:・・・めっちゃ可愛いぃ!

二人:・・・はぁ~。早く会いたいなぁ~。


二日後・・・


○○:ただいま!

二人:おかえりー!

○○:あれ?奈於姉、来てたの?

奈於:うん!お邪魔してます!

○○:いらっしゃい!

真佑:○ちゃ~~ん!ギューーッ

○○:グヘッ!もう!いきなり何さ!

真佑:むぅ~!冷た~い!

○○:・・・

奈於:○○君。

○○:奈於姉・・・

奈於:・・・○○く~~ん!ギューーッ

○○:え?ちょっ、奈於姉・・・/////

奈於:会いたかったよ。○○君!

○○:う、うん/////

真佑:奈於ズルい!私も!ギュッ

○○:ちょっ・・・

奈於:エへへ。ギュッ

○○:え?え?

二人:ふふっ。大好きだよ。チュッ

○○:え?え?ふぇ~~~~~~~?!/////

 二人は、○○の両頬にキスをした。○○は案の定、茹で蛸になった。

二人:可愛いぃ~!ギューーーーッ

○○:あぅ、あぅ/////プシューーーー




Finish.




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