第1話 世界へ…
これまでの、
仮面ライダーディケイドwith乃木恋は・・・
スーパーショッカー対抗組織・ガーディーに所属する、仮面ライダーディケイド=富永祐次。家族の復讐の為、スーパーショッカーと戦っていた彼は、乃木坂46というアイドルグループのマネージャーとして過ごしていく内に、誰かを守る為に戦うようになる。それからは、仮面ライダーW=左翔太郎・フィリップ。仮面ライダーアクセル=照井竜等、風都の仮面ライダー達とも力を合わせ、スーパーショッカーと戦っている。これまでに彼等が壊滅させた、スーパーショッカー内部組織は二つ。地下帝国バダンと、クライシス帝国である。そして、祐次達の戦いはまだ続いている。
戦闘員:イーーーーッ!
ディケイド:ハアッ!
戦闘員:イッ!?
ディケイド:ハッ!
戦闘員:イーッ!
ATTACKRIDE!SLASH!
ディケイド:フッ!ハアッ!
戦闘員:イーーッ!
ATTACKRIDE!BLAST!
ディケイド:ハッ!
戦闘員:イッイッイッ!イーーッ!ドーーーン🔥
ディケイド:ふぃ~。
奈於:祐次君!
ディケイド:みんな無事?
梅澤:大丈夫だよ。
ディケイド:良かった。にしても、戦闘員だけか・・・
奈於:気になる?
ディケイド:うん。何かしら有るとは思う。
全員:・・・
ガシャン
祐次:ま、とりあえず・・・リハーサル再開しよっか。
三期:うん!
四・五期:はい!
祐次:🙂チラッ👀ん?
?:・・・ダッ🏃💨
祐次:!?待てっ!ダッ🏃💨
メンバー:!?
奈於:祐次君!
梅澤:・・・どうしたんだろう・・・
奈於:・・・
ドカーーーーーーーーン🔥
メンバー:!?
梅澤:嘘・・・爆発した・・・
奈於:・・・祐次君・・・ダッ🏃💨
久保:弓木ちゃん!
田村:危ないよ!
奈於:祐次君・・・!?きゃあっ!
メンバー:!?
賀喜:あれって・・・
奥田:スーパーショッカーの怪人達じゃないですか?!
梅澤:弓木ちゃんを離しなさい!
?:良いだろう。離してやる。
久保:良かった・・・
?:ただし・・・
奈於:パンッ💥うっ!ドサッ
メンバー:!?
梅澤:アンタねぇ・・・!
?:アビアビアビィ!
伊藤:さっきの爆発も、アナタ達が?
?:その通り!我が名はシオマネキング!
岩本:シオマネキング?
久保:シオマネキかな?
シオマネキング:アビアビアビぃ!そして此奴等は・・・
ロック達:ロック・ドーパント!
五百城:ロック・ドーパント?
川崎:まさか二体とも?!
奈於:うっ・・・祐次君は?
シオマネキング:ディケイドなら・・・消えたぞ。あの世にな!
メンバー:!?
奈於:嘘だ・・・
シオマネキング:嘘ではない。ヒョイ
カチャン カチャン
奈於:あ・・・ディケイドライバーが・・・
奈於:そんな・・・
ロック1:ふん。
シオマネキング:仮に富永祐次が生きていたとしても、ディケイドにはなれない。
ロック2:よって、ディケイドは死んだも同然。今頃は、何処かを彷徨っているところだろう。
メンバー:!?
奈於:・・・祐次君・・・
シオマネキング:安心しな。貴様等も此処で始末する!
奈於:・・・
ロック1:死ねぇっ!
メンバー:!?
?:ハアッ!
ロック1:!?
シオマネキング:くっ!
ロック2:何者だ!?
?:遅くなった!
松尾:翔太郎さん!フィリップさん!
林:照井さんも!
Wとアクセル:ああ。
シオマネキング:Wにアクセル!おのれぇ!
W(フィリップ):敵は三体か・・・とりあえず、今はドーパント達を。
W(翔太郎):ああ、そうだな。行くぜ照井!
アクセル:ああ!
Wとアクセル:はっ!ダッ🏃💨ハアッ!
怪人達:ハアッ!
奈於:・・・祐次君・・・何処に居るの?
世界の破壊者、ディケイド!
大切なものを守るために戦い、その瞳は何を見る?
???
祐次:んっ。ん~~・・・此処は・・・あの時、確か・・・
戦闘員共を蹴散らしたあと、何者かの視線を感じた。振り返ると、建物の陰から此方を覗く奴が居た。そいつが逃げた為、追い掛けた。そしたら・・・
💭
祐次:!?待てっ!ダッ🏃💨
メンバー:!?
奈於:祐次君!
奴が居た所を曲がると、シオマネキングの他に、見知れぬ二体の怪人が居た。俺はすぐに、ドーパントだと理解した。そして・・・
シオマネキング:ディケイド!死ね!
ロック1:ハアッ!
祐次:!?ふっ!
ロック1:ちっ!
祐次:石になった!?
ロック1:ハアッ!
祐次:狙いはベルトか!
ATTACKRIDE!ILLUSION!
ロック1:ハアッ!
祐次:くっ・・・!?しまった・・・
シオマネキング:よし!ロック!
ロック達:ハアッ!
祐次:!?くっ!グアーーーッ!
ドカーーーーーーーーン🔥
ロック2:ハッ!
🔓️カチッ🔒️
シオマネキング:よし!成功だ!
祐次:オーロラカーテンに吸い込まれたんだっけ・・・て事は、此処は・・・
?:大丈夫ですか?
祐次:ん?・・・!?奈於!?
?:!?"どうして、私の名前を"・・・
俺に声を掛けてきたのは、紛れも無く、奈於だった。
一方その頃、弓木達は・・・
メタル!
ヒート!メタル!
W:ふっ!オラッ!ハアッ!
アクセル:ふっ!ハアッ!
シオマネキング:くっ!ハアッ!
ロック1:タアッ!
ロック2:ハアッ!
Wとアクセル:グアッ!
アクセル:此奴等、なかなか強いぞ!グッ!
W(翔太郎):確かにな・・・オラッ!
ロック1:ふっ!ハアッ!
W:グアッ!
シオマネキング:ハアッ!
Wとアクセル:グアーーッ!
メンバー:!?
シオマネキング:大した事ないな、仮面ライダー共!
W(翔太郎):こうなったら、本気で行くぞ!
アクセル:了解だ!
サイクロン!ジョーカー!
W:来い!エクストリーム!
トライアル!
ロック1:そうは行くか!ハアッ!
エクストリームメモリ:キュウウオン!? ゴトッ
W(翔太郎):!?エクストリームメモリが!
アクセル:なんだと!?
ロック1:そっちもだ!ハッ!
アクセル:くっ・・・!?しまった・・・
奈於:そんな・・・
吉田:エクストリームメモリも、トライアルメモリも石に・・・
シオマネキング:これで貴様等は、最強の姿にはなれない!アビアビアビぃ!
アクセル:クソっ!どうする!左!フィリップ!このままでは、こっちの戦力は全滅だ!
W(フィリップ):一時撤退が理想だが・・・
W(翔太郎):無茶だ!メンバー全員を一気に避難なんて・・・それに、このまま退けば大学が危険だ!とにかく今は、なんとかして此奴等を!
アクセル:だがどうする!
W(翔太郎):・・・俺に考えがある。フィリップ。今すぐコッチに来れるか?
W(フィリップ):あ、ああ・・・リボルギャリーを使えば可能だ。
W(翔太郎):なら話は早い。今すぐコッチに来い!ここは、ファングで一気に逆転する!
W(フィリップ):しかし!
W(翔太郎):とにかく急げ!お前が来るまで時間を稼ぐ!行くぞ!照井!
アクセル:了解!
W(フィリップ):分かった。すぐ行く。
アクセル:奴等には接近戦の方が有利だ!
W(翔太郎):ああ!とにかく殴りまくる!
ヒート!
ヒート!ジョーカー!
W:ふっ!ハアッ!
ロック1:くっ!
ロック2:ハアッ!
アクセル:フッ!ハアッ!
W:オラッ!ハアッ!フッ!ハアッ!
シオマネキング:アビアビぃ!ハアッ!
W:くっ!ハアッ!
アクセル:フッ!ハアッ!
エレクトリック!
アクセル:ハアッ!
シオマネキング:グアッ!
スチーム!
アクセル:ハアッ!
ロック2:グアッ!
ジェット!
アクセル:ハアッ!
怪人達:くっ!
ジョーカー!
エンジン!
マキシマムドライブ!×2
W:ジョーカーグレネイド!
アクセル:フッフッ!ハアッ!
W:フッ!ハアッ!
怪人達:グアーーッ!
アクセル:よし。
怪人達:くっ!
W(翔太郎):メモリブレイクは出来てねえか。
アクセル:ああ。
怪人達:フッ!ハアーーッ!
Wとアクセル:!?グアーーッ!
メンバー:・・・
W(翔太郎):くっ!
ロック1:お前等も石に!ハアー・・・!?
怪人達:くっ!うあっ!
奈於:リボルギャリー!
W(フィリップ):お待たせ。
W(翔太郎):ああ。
ガシャン プーン ヒュウウウウ
翔太郎:行くぜ、フィリップ。ファングジョーカーだ。
フィリップ:ああ。来い!ファング!
ビーーヨ!ビーーヨ!
ファング!
翔太郎とフィリップ:変身!
シュウウイイン ブーン ブーン ガシャン
ファング!ジョーカー!
シオマネキング:だったら何だ!ハアッ!
アームファング!
W:フッ!ハッ!
ロック1:ちっ!なら、石になれ!ハッ!
ショルダーファング!
W:ハアッ!
ロック2:何!?
メンバー:凄い・・・
W(フィリップ):ファングの切れ味を、舐めてもらっては困る。
W(翔太郎):予想通りだぜ。よし。照井!ツインマキシマムだ!手伝ってくれ!
アクセル:分かった!
アクセル!マキシマムドライブ!ブウウンブウウン
ガシャガシャガシャン
ファング!マキシマムドライブ!
Wとアクセル:ハアーー・・・
Wとアクセル:フッ!ライダーツインマキシマム!
怪人達:!?くっ!
Wとアクセル:ハアーーッ!
怪人達:ぐはっ!
シオマネキング:まあ良い。いずれはこっちが勝つ。撤退だ!ハアッ!
Wとアクセル:くっ!
W(フィリップ):逃げたみたいだね。
W(翔太郎):ああ。
アクセル:なんとかなったな・・・
奈於:・・・祐次君・・・
?:皆!
奈於:あ、晃さん!
晃:どうも。
翔太郎:おう。
照井:どうかしたか?
晃:ちょっと気になることがあって・・・祐次の反応が消えたんだ。
フィリップ:どういう事だい?
梅澤:私達が説明します。
久保:実は・・・
私達は、事の顛末を話した。
晃:そんな事が・・・
翔太郎:あっちの方か・・・
フィリップ:行ってみよう。
祐次君が走っていった方向に向かうと、オーロラカーテンがあった。
晃:オーロラカーテン・・・何処に繋がってるんだ?
照井:行ってみよう。
私達はカーテンを通ろうとした。だけど・・・
翔太郎:なんだコレ・・・通れねえぞ?
晃:・・・少し、調べてみます。
翔太郎:あ、ああ。
晃さんは、オーロラカーテンを調べ始めた。すると・・・
晃:分かりました。どうやら、何か特殊な力でロックが掛かってるみたいです。
照井:つまり、その所為で通れないって事か。
晃:はい。
遠藤:さっきのドーパント、ロックって言ってました。二体とも。
フィリップ:二体とも?
遠藤:はい。
晃:弓木ちゃん。それは?
奈於:・・・ディケイドライバーと、ライドブッカー、です。
晃:石化してる・・・石になったドライバーと、ロックが掛かっているカーテン・・・あのドーパントのメモリは、二つともロック。でも、能力は別。なら・・・
フィリップ:rockとlock・・・石のロックと、鍵のロック、という事だね。
晃:恐らく。オーロラカーテンのロックは、ドーパントの仕業。つまり、メモリブレイクすれば、カーテンの鍵は外れる。
奈於:でも、祐次君は何処に?
晃:考えられるのは、オーロラカーテンの向こう側にいて、帰ってこれない。もしくは、もうやられているか。
全員:!?
照井:どちらにしても、今は、祐次を信じよう。
翔太郎:そうだな。とにかく、彼奴等をどうにかしないとな。
晃:エクストリームもトライアルも使えないとなると、かなり苦戦を強いられるかもしれませんね。
フィリップ:それでも、やらない訳にはいかない。
晃:俺は、カーテンのロックを解除出来ないかやってみます。
翔太郎:ああ。頼む。フィリップ、照井。行くぞ。
フィリップと照井:ああ。
翔太郎さん達は去っていった。
奈於:・・・祐次君・・・!?ベルトが!
シュウウウウン
賀喜:消えた!?なんで・・・
晃:あれは、イリュージョンのカードで作った、コピーだったのかもしれない。多分、本物は無事だよ。
奈於:てことは!
晃:うん。ディケイドに変身出来る筈だよ。
奈於:良かった・・・
晃:とはいえ、コッチがピンチなのは変わらない。早くロックを解除しないと。
奈於:・・・
梅澤:じゃあ私達は、リハーサルしよっか。
奈於:え?
久保:そうだね。富永君が帰ってくるまでに完璧にしちゃおう!
伊藤:びっくりするかな、富永君。
中村:きっとするよ!
梅澤:行くよ!皆!
奈於以外:はい!
奈於:・・・
田村:奈於!
奈於:真佑・・・
賀喜:やろう!
奈於:遥香・・・うん!
メンバー:☺️
奈於(心):信じてるからね・・・祐次君!
それぞれがやるべき事をやる事になった。
???
祐次:・・・
奈於?:・・・私は、弓木奈於です。失礼ですけど、何処かでお会いしたこと、有りましたっけ?
祐次:俺だよ!祐次だよ!
奈於?:すいません。分からないです。
祐次:・・・(心:この感じ・・・ホントに知らない?という事は・・・此処は、別の世界か!なら、知らないのも無理は無いな。)すまない。知り合いに似てたからつい。
※以降は、別奈於と表記します。
別奈於:そうだったんですね。でも、よく名前が分かりましたね。
祐次:あ、たまたまだよ。
別奈於:えっと、祐次さん?
祐次:ああ。富永祐次だ。宜しく。
別奈於:宜しくお願いします。ところで、祐次さんは、どうして彼処に座っていたんですか?
祐次:え?あぁ〜・・・まあ、色々有って。
別奈於:そうなんですか・・・えっと、この辺の人じゃないですよね?
祐次:あぁ・・・そう、だね。遠くから来たから。
別奈於:そうですか・・・色々、辛い思いもしたんでしょうね。
祐次:え?あ、まあ、うん・・・(心:なんでそんな事を聞くんだ?それに、この世界、"人の気配がまるで無い"・・・どうなってる?)
別奈於:・・・もうすぐです。
祐次:ん?
別奈於:もうすぐで、私達の家に着きます。
祐次:あ、ああ・・・(心:私達の?シェアルームか何かか?)
別奈於:まあ、家なんて物じゃないんですけどね・・・"レジスタンス"って言った方が正しいですよね。
祐次:!?(心:レジスタンスだと!?やっぱり、この世界は・・・)
別奈於:此処です。
祐次:!?コレは・・・
其処には、大勢の人が、ボロボロになりながら暮らしていた。俺はすぐに理解した。この世界は崩壊している。即ち、"ザ・ロストワールド"だという事を。
祐次:コレは酷いな・・・
別奈於:・・・コッチです。皆にも紹介しますね。
祐次:皆?
別奈於:梅さん!
梅さん:?弓木!何処に行ってたの?危ないから出歩いちゃ駄目って言ったでしょ?
別奈於:ごめんなさい。
梅さん:ううん。無事で良かった。
祐次:ポカーン😯(心:梅澤そっくりだ。)
別梅澤:ん?弓木、彼は?
別奈於:あ、この人は、富永祐次さん。遠くからコッチに来たみたいです。
別梅澤:遠くから・・・大変だったんだね。
祐次:まあ・・・(心:やっぱり変な感じだな。)
別奈於:他の皆は?
別梅澤:みんなアナタを探してるのよ。
別奈於:あ・・・
別梅澤:変に動かないで。分かった?
別奈於:はい。ごめんなさい。
別梅澤:・・・うん。ほら、みんなの所に行って、謝ってきなさい。
別奈於:はい!祐次さん、また後で。
祐次:ああ。
別梅澤:・・・富永さん。
祐次:祐次で良いよ?
別梅澤:じゃあ、祐次さん。遠くから来たって言ってたけど、どの辺?
祐次:・・・九州の方から・・・
別梅澤:九州・・・そっか・・・こっちまで来るのは大変だったんじゃない?
祐次:まあね。
別梅澤:飛行機とかも使えないし。
祐次:うん。(心:ホントに崩壊してるんだな。)誰か守ってくれる人は?
別梅澤:居ないよ。前はいっぱい居たけど、全員やられちゃった。もう誰も、守ってくれない。お互いがお互いを、支え合って生きていくしか無い。
祐次:・・・
別奈於Side
別奈於:・・・"真佑"・・・"遥香"・・・
別田村:!?
別賀喜:奈於・・・
別田村:何処に行ってたの・・・心配したんだよ?
別奈於:・・・ごめんなさい。
別賀喜:何しに出掛けたの?目的は?
別奈於:・・・家に・・・ううん。元家に行ってたの。思い出したんだ。前に、三人お揃いで買った、宝物を。
別田村:あ・・・それ、懐かしい・・・
別賀喜:そういえば、私も思い出した。奈於がこのキーホルダーを落としちゃって、それで悲しくて泣き出しちゃったんだよね。
別田村:私も思い出した。その後、みんなで探したよね。
別奈於:うん。で、実は私の筆箱に入ってたんだよね。
別田村:そうそう!そうだった!
別奈於:てっきり怒られるかなって思ったけど、二人は全然怒らなかった。
別賀喜:怒るわけ無いじゃん。
別田村:うんうん。そっか・・・それを家に置いたままだったことに気付いて・・・出掛けちゃったんだね。
別奈於:うん・・・ゴメンね。心配掛けて。
別賀喜:無事に帰ってきたんだから、気にしないでよ。
別田村:そうだよ。
別奈於:ありがとう。
三人のやり取りを、陰から見ていた祐次。
祐次:あの三人って・・・
別梅澤:幼馴染みだよ。保育園からずっと一緒なんだって。
祐次:へぇ~。(心:コッチでも仲良いんだな、あの三人。)😏
別田村:キーホルダー、私のは何処に行っちゃったんだろう。
別賀喜:私のも行方不明だよ。
別奈於:二人のも、ココにあるよ。
別田村:え、なんで?
別奈於:私のと一緒にあったよ。
別賀喜:そっか。奈於の家が襲われた時、私達も奈於の家に居たから。
別田村:その時に落としたんだ。でも良かった。見つかって。
別賀喜:うん!ありがとう、奈於!
別奈於:うん!
別梅澤:三人共。話は済んだみたいだね?
三人:はい!
別田村:ところで、あの男性は?
別奈於:遠くから来たんだって。困ってたみたいだから連れてきたの。
別賀喜:まあ、やたら出歩いてたら襲われちゃうからね。
別奈於:うん。祐次さん。何か食べますか?
祐次:え、じゃあ・・・!?バッ
別奈於:祐次さん?どうかしました?
祐次:・・・来る・・・
四人:え?
ドカーーーーン💥
四人:っ!?
?:イッイッイッ!イーーッ!
別梅澤:ショッカー戦闘員だ!みんな!すぐに奥の方に!
人々:うわぁ~!
祐次:ボソッ・・・やっぱりスーパーショッカーの仕業か・・・
?:とうとう此処まで来たか・・・お前等!構えろ!
男達:おう!
火縄銃を持った男達が、並んで立ち、銃口を戦闘員に向ける。そして・・・
?:打て!ハアーーッ!
男達:オラーーーッ!
男達は一斉に銃を乱射した。その影響で戦闘員の周りには土埃が発生した。その土埃が晴れると・・・
戦闘員:イーーッ!
男達:!?
別梅澤:やっぱりダメなの?
男1:クソっ!
祐次:・・・
別田村:この場所で過ごすのも最後かな?
別賀喜:うん・・・
別奈於:・・・仮面ライダーが居てくれれば、私達も・・・
別田村:それは、言わない約束だよ。
別奈於:うん・・・
別梅澤:皆!逃げるよ!
男1:逃げたところで無駄だろ!
男2:どうせ殺されるんだ!今死んでも後から死んでも一緒だ!
別梅澤:それでも生きないと!
?:愚かな人間共よ。此処がお前達の墓場なのだ!
祐次:アポロガイスト・・・この世界では生きてるのか・・・
アポロガイスト:とっととくたばるのだ!
男2:ちくしょー・・・
アポロガイスト:終わりなのだ。
戦闘員:イーーッ!
男1:くっ!
別奈於:逃げて!
戦闘員:イーー・・・
男1:うあーーーー・・・
?:させない・・・
祐次:ふっ!ハッ!
戦闘員:イーッ!?イッ!
全員:!?
?:なんだ!
祐次:大丈夫か?
男1:え、あ、ああ・・・
アポロガイスト:なんだ貴様は?
祐次:ただの迷い人さ。
アポロガイスト:・・・まあ良い。やれ!
祐次:お前達は逃げろ!
全員:え!?
別奈於:祐次さん!無茶です!祐次さんも一緒に!
祐次:フッ!ハッ!
戦闘員:イッ!イーーッ!
祐次:この場所には、思い出があるんだろ!ハッ!
別奈於:・・・
祐次:そういう場所が有るって、スゲェ良いことなんだぜ?フッ!ハッ!
戦闘員:イッ!
祐次:ハアッ!だから、俺が!ハアッ!
戦闘員:イーーッ!
祐次:お前等の思い出を守る!それが・・・仮面ライダーだ!ハアッ!
戦闘員:イーーーッ!
全員:仮面ライダー?
戦闘員:イッ!?
アポロガイスト:馬鹿な!仮面ライダーは全滅した筈!
祐次:全滅か・・・なら、今此処に、仮面ライダーは復活する!
別奈於:祐次さんが、仮面ライダー・・・
ブウウン
アポロガイスト:!?
祐次:ふん。
ブウウン キンッ
シュキーン
祐次:変身!
KAMENRIDE!
ガシャン DECADE!
全員:変身した!?
アポロガイスト:馬鹿な!有り得ないのだ!
ディケイド:正真正銘の仮面ライダーさ。
別奈於:ホントに仮面ライダーなんだ・・・
ディケイド:俺は仮面ライダーディケイド。
全員:ディケイド!
?:アイツがディケイド・・・そうか・・・そういう事か・・・
ディケイド:お前等全員、破壊する。
アポロガイスト:まあ良い。やれ!戦闘員共!
戦闘員:イーーーッ!
ディケイド:ふっ!ハアッ!
戦闘員:イッ!
ディケイド:オラッ!ハアッ!
戦闘員:イーーッ!
別奈於:祐次さんが、ディケイド・・・
別田村:どうしてディケイドが、私達を?
別賀喜:分かんない。けど、あのディケイドは、違う?
?:梅!
別梅澤:久保!
別久保:あれって、ディケイドだよね?どういう事?
別梅澤:分かんない。弓木が連れてきた男の人が変身したの。
別久保:弓木ちゃんが?
別奈於:はい。
別久保:・・・
戦闘員:イッ!イーーッ!
ディケイド:こんなもんか。後はお前だけだぜ。スーパーアポロガイスト。
アポロガイスト:おのれ!何故ディケイドが我々を攻撃するのだ!どういうつもりですかな、"大首領"!
ディケイド:大首領?俺が?ふん。冗談はよせ。命乞いなんてみっともないぞ。
ATTACKRIDE!BLAST!
ディケイド:ハッ!
アポロガイスト:くっ!ガイストカッター!
ディケイド:その技は過去に何度も喰らったよ。だから、俺には通じない!ふっ!
アポロガイスト:何!?ガイストカッターの上に乗っただと!?
ディケイド:ふん。自分の技を喰らえ!
アポロガイスト:そのまま突っ込むつもりか!ならば、カッターごと撃ち落とす!ハアッ!
ATTACKRIDE!
INVISIBLE!
アポロガイスト:何!?何処だ!
ディケイド:ハアッ!
アポロガイスト:後ろか!グアッ!
ディケイド:ふっ!よっと。
別奈於:凄い・・・
ディケイド:とっとと倒すか。
アポロガイスト:そうはいかないのだ!いでよ!ライダー共!
ディケイド:あぁ?
?:ふん。
別梅澤:あれは!?
別久保:ダークライダー達!
ディケイド:おいおい。この世界はどうなってんだ・・・
アポロガイスト:ふん。片っ端から人間共を殺すのだ!
?:行くか!
ディケイド:ちっ!なら、片っ端からライダーを潰す!
アポロガイスト:そうはいかないのだ!ハアッ!
ディケイド:!?クソっ!フッ!ハアッ!
男1:やべえぞ!逃げろ!
人々:きゃーーっ!
ディケイド:クソがっ!ハアッ!
アポロガイスト:ぐうっ!
ディケイド:数が多い・・・なら!
ディケイド:本当の仮面ライダーが何かを教えてやる!
KAMENRIDE!RAIA!
アポロガイスト:ハアッ!
ディケイド:フッ!ふん。ハッ!
?:ハアッ!
人々:っ!
ライア:ハアッ!
?:!?ちっ!邪魔するな!
ライア:倒す。浅倉!ハアッ!
王蛇:ちっ!ハアッ!
ディケイド:奈於!その人達を連れて早く!
別奈於:あ、はい!コッチ、行きましょう!
ディケイド:よし。ハアッ!
アポロガイスト:くっ!
ディケイド:お前に構ってる暇はない!ハアッ!
ライア:ハアッ!
王蛇:オラッ!
別久保:あのディケイド、私達の知ってるディケイドじゃない。
別奈於:祐次さんは味方だと思います。
別田村:私も、そう思います!
別賀喜:私もです!
別梅澤:皆・・・
?:騙されんな!
別奈於:大二さん・・・
大二:ディケイドは人類の敵、悪の根源だ!
別奈於:・・・
ライア:グアッ!
FINALVENT!
王蛇:ふっ!ハアッ!
ライア:くっ!グアーーッ!
王蛇:ふん。大した事ないな。
アポロガイスト:ハアッ!
ディケイド:フッ!っと・・・!?奈於!
別奈於:っ!
大二:うおーーーーっ!ハアッ!
王蛇:ふん。効かんな。ハアッ!
大二:グアッ!
ディケイド:ちっ!ハアッ!
アポロガイスト:グアッ!
ディケイド:ふっ!ハアッ!
王蛇:!?グアッ!貴様!
ディケイド:大丈夫か?
別奈於:はい。
ディケイド:アンタも無茶するな。
大二:触るな!悪の根源!
ディケイド:は?
王蛇:ハアッ!
ディケイド:ふっ!ハアッ!
王蛇:グアッ!
ブウウン シュキーン
ディケイド:王蛇にはこれだ、変身!
KAMENRIDE!RYUKI!
全員:変わった!?
ディケイド:しゃあっ!行くぜ!ふっ!ハアッ!
王蛇:グアッ!おのれ!ハアッ!
ディケイド:ふっ!ハッ!ハアッ!
王蛇:グアッ!
アポロガイスト:ディケイド!ハアッ!
ディケイド:ふっ!ハアッ!オラッ!
王蛇とアポロガイスト:グアッ!
ATTACKRIDE!
STRIKEVENT!
全員:!?
ディケイド:ハアーー・・・
ディケイド:ハアッ!
王蛇:くっ!ぐうっ・・・グアッ!
アポロガイスト:グアーーッ!
FINAL ATTACKRIDE!
RYU RYU RYU RYUKI!
ディケイド:ふっ!はっ!ハアーーッ!
王蛇:くっ!グアーーーッ!
アポロガイスト:馬鹿な!?
ディケイド:アポロガイスト!お前も倒す!
アポロガイスト:くっ!おのれ!
?:何を手こずっている。アポロガイスト!
アポロガイスト:!?この声は、大首領様!
ディケイド:!?此奴が、この世界の・・・
全員:・・・!?
ディケイド:そういう事か・・・
オーロラカーテンから出てきたのは・・・
もう一人のディケイドだった。
次回
仮面ライダーディケイドwith乃木恋season2
ディケイド:奴がこの世界の大首領か・・・
祐次:俺を悪の根源って言ったのには、そういう理由が有ったんだな。
大二:ディケイドは悪の根源!憎むべき敵だ!
別奈於:祐次さんとディケイドは別人です!
別田村:奈於の言う通りです!
別賀喜:なんで祐次さんが?
大二:此奴がいきなり、俺を!
祐次:その手には引っかからないぜ。誰もな。