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#5【ロンドン旅行】美術館巡りと近辺散策

ロンドン旅行4日目。今日の主目的は絵画鑑賞。ダリッジピクチャーギャラリー、テートブリテン、ナショナルギャラリーを訪れる。


01.ダリッジパーク、ダリッジピクチャーギャラリー

 本日一つ目の美術館はサー・ジョン・ソーンズ設計のダリッジピクチャーギャラリー。パディントン駅から電車とバスで1時間程の位置にあり、ロンドン中心に比べ大きな公園が多く、低層住宅が多い。東京で言うと世田谷美術館に近い印象。開館より1時間ほど早く着いたので、周囲の公園を散策した。

ダリッジパークで朝食。鳥の距離が近い。日本名だとカササギで英語だとマグパイというらしい。
まだ朝8:30頃だったが、多くの人・犬が走っていた。公園が市民の活動の場として機能しており、行政の許容力と市民のウェルビーイングに対する意識の高さ感じた。
水浴びをする犬
ベビーカーを押しながら走る女性と犬

開館時間となったので美術館へ。ロンドンの美術館は基本入館料がかからないが、ダリッジピクチャーギャラリーは入館料15ポンド(約3,000円)という強気な設定。サー・ジョン・ソーンズ設計で、敷地中央にはロンドン特有の黄色いレンガで作られた形式的な建物が建つ。
油絵中心の小規模な美術館だが、常設展でルーベンス、レンブラント等があり、今回企画展でモリゾを多く鑑賞できたのは嬉しかった。良かった絵を数点載せる。

美術館外観
モリゾ
レンブラント
フレゴナール
ティソ

02.テートブリテン

テートブリテンの目当であったカルソ・セント・ジョン・アーキテクツによる階段ホールの改修を見る。フォスター、ヘザウィックとは対照的で歴史的な建物に対して明らかに調和する事を意図している。大理石を用いた幾何学的なパターンは装飾的で、重厚感があり違和感がない。一方、青海波のようなパターンが螺旋階段から広がる様は躍動的で、モダンであり、動線空間に活力を与えている。

3Fホールより階段ホールを見下ろす

美術品については下調べなしだったが、ターナーとコンスタブルと収蔵がとにかく多かった。イギリスの美術館大抵置いてあるが、テートブリテンは初期から後期までまとまって鑑賞できるため満足感がすごい。ホックニー等現代絵画も見ることができた。良かった絵を数点載せる。

ターナー
ターナー
ヘンリー・スコット・テューク
ホックニー
ウィニフレッド・マーガレット・ナイツ
ノアの方舟

03.ナショナルギャラリー、テムズ川

美術館を2ヶ所回り、すでに16:00を回っていたが本日のメインでもあるナショナルギャラリーへ。普段、美術鑑賞は集中して疲れるため、1か所しか行かないが旅行中は別腹。
前情報でわかっていたが、収蔵量・密度共に圧巻だった。大英博物館もだったが、大英帝国のパワーを感じた。2時間しか見れなかったが、初めて訪れる人には半日予定を確保しておくことを推奨したい。

ベラスケス
ベラスケス
タナー
コンスタブル
トマス・ゲインズバラ
ホガース。使用人の呆れ顔がいい
セザンヌ
スーラ
ヤン・ファン・エイク。思っていたより小さかった
ゴッホ。こういうゴッホが見たい
ラファエロ
ルーベンス

絵画鑑賞後、すでに18:00を回っていたが、夏のロンドンはまだまだ明るい。国立劇場やミレニアムブリッジを見るため川沿いを散策。

国立劇場前。テムズ川沿いに1km以上こんな感じ。京都の鴨川や韓国の清渓川とは頭2つ3つ飛び抜けている印象。川と側道、橋がロンドンの都市景観を形成している。
国立劇場
夕方のテムズ川
ミレニアムブリッジ。セントポール大聖堂とテーとモダンを繋ぐ都市軸。軽やかな構造はデザイン性や構造美以上に、橋という存在を限界まで消していることに価値があるように思う。

#6へ続く


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