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『べっこう』〜スーパーマーケットで楽しむ郷土料理〜

ドラえもん達の銅像にお出迎えをして頂き、今回のお宿のある、富山県高岡市へ。

ドラえもんさん、こんばんは。
歓迎してくれて嬉しいです。

なぜ、ここに、ドラえもん達がいるの?と、案内板を見ると、ドラえもんの産みの親、藤子・F・不二雄さんが、ここ高岡市で生まれ育ったとのこと。

スネ夫さん、すごい!
お顔を明るく写せなくてごめんなさい。

さて、夕食を調達にと、スーパーマーケットへ。
その土地ならではの商品を探すのも、楽しみのひとつです。
野菜、果物、お菓子をはじめ、牛乳でも、豆腐や、練り物なども、ご当地ものは色々とあるので、棚をめぐり、色々物色し、やっぱり富山ならばこれも、と、こちらも入手しました。

べっこう

溶き卵が流し込んであって、少し甘いお醤油風味の寒天寄せ。

切り口も綺麗。

甘醤油味で、甘い卵、私としては、デザート感覚ですけれど、地域によって、甘さ加減、味付け加減も異なり、おかずか、お菓子か、の、扱われ方も、違うそうです。
そもそもは、高級品であった卵を使った、おもてなし料理、とのこと。

うーむ。おもてなし料理を、こんなパックから直に、しかも、ひとりで全部食べるのは、ちょっと失礼かな、とも思いつつ、ふんわり甘く、口当たりも、のどごしもよく、するりと入っていってしまいます。
それにしても、一パック100円程で、タンパク質も、繊維もあって、お財布にも、身体にも優しい郷土料理ですね。

さて翌日、石川と富山の境目で、沢山のカメムシさん達に囲まれ、ぽかぽか陽気ながらも、秋の気配を色濃く感じつつ仕事をして、からの帰り道、尼御前サービスエリアで、大好きな、こちらをゲットしました。

創業嘉永五年

石川県小松市、松葉屋さんの栗むし羊羹 
“月よみ山路” です。

もう、このネーミングから、ぐっときてしまいます。

 月よみの 光を待ちて 帰りませ
     山路は 栗の いがの多きに
          ー良寛坊御歌よりー
(山道は栗のいがが多いので、
 月の光が出るのを待ってお帰りなさい)

そして、この竹の皮に包まれているのも

ほんのり竹皮のいい香り

栗がごろごろ入っているのも、たまりません。

栗、本葛、小豆、白双糖からなる、シンプルだけど、深くやさしい味わい。
栗の季節になると、無性に食べたくなるこのお味を、おかげさまで、今年もいただくことが出来ました。
はぁ〜、幸せ〜〜。
ありがとうございます。
大変、ご馳走様でした。










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