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三行で撃てなくてもいい。書き出そう
『三行で撃つ』(近藤康太郎さんの書籍のタイトル)
文章を書き始めるとき、いつも私の頭の中にある言葉。
WEBメディアでは、書き出しで興味を持たれないと、すぐ読者に離脱されてしまう。ライターとしては、このような事態は何としても避けたい。恐ろしいことだ。
だから、今まで序文には、本文と同じかそれ以上の時間と労力をかけてきた。
ところがどうだろう。
『三行で撃つ』とは真逆のことが書かれている文章術を見つけてしまったのだ。
それは、講談社のWEBサイト『ミモレ』のコンテンツの1つ、「バタやんの文章術」だ。当時は、ミモレの編集次長兼ブランドマネージャーを務めていた(今は人事部長 兼 広報室担当部長に異動されたとのこと)川端さんことバタやんさんが書いたものだ。
私が読んだのは、2021年11月16日の、以下のタイトルの投稿。
「書き出しは凝らなくていい。“ありきたり”に書き出した後でつまむ【WEB文章術】」(https://mi-mollet.com/articles/-/32836?per_page=1)。
今までの私は、『三行で撃つ』を呪文のようにつぶやきながら、なんとか気の利いた序文をひねり出そうとしていた。そして、いつまでたっても本文にたどり着かない。
生産性が著しく低かった。
それが、「書き出しは凝らなくていい」とは、一体どういうことなのだろうか?
「三行で撃つ」と「書き出しは凝らなくていい」は、一見、真逆の発想で、すぐには思考のピントは合わない。
50M走だと思ってダッシュで走ったら、実は長距離マラソンだった、というぐらい、かけ離れた感じがする。
バタやんさんの文章講座によると、
・書き出しよりも書き出すことが大事
・書き出しは紋切り型でいい
・本文を読みたい人にとって、書き出しは読み飛ばされていることもありうる
なのだそうだ。
書き出しで時間と労力を使い果たすぐらいなら、はよ本文入れ、ですよね。ごもっとも。
今まで、書き出し沼にどっぷりハマっていたが、明日からは、半身沼から出して、書き出しも大切にしつつ、適度なところで先に進める方法で書いてみよう。
少し肩の荷が降りて、今日は、気持ちよく眠れそうだ。