血漿交換でアルツハイマー病の進行を抑えられる
老化を抑えるために若者の血を輸血するのがよい、というどうにも生臭い話を聞き、そこからこの論文にあたる。アルツハイマー病患者に血漿交換を行うことで病期の進行がどう変化するかについて調べた研究。
この研究では軽度および中等度のアルツハイマー病患者347名を対象に血漿交換療法をおよそ1年間(最初の6週は週に1回、その後月に一回の頻度)行い、認知機能の経過を調査している。
結果は下の図のように中等度アルツハイマー病患者では認知機能の低下を抑制できていることが示されている。
Q: もうちょっとメカニズムを知りたい
明日目を通す論文:
血漿希釈により老齢マウスの認知力が向上し、神経炎症が軽減される
Plasma dilution improves cognition and attenuates neuroinflammation in old mice