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進化心理学で読み解く恋愛依存症

恋は病であるというのは使い古された言葉ですが、たしかに人は恋をするとおかしな薬でも飲んだように頭がのぼせてしまいます。人生、なんどかこういった病気にかかるのは決して悪いことではないのですが、恋無しでは生きていけなくなる状態もあり、これは恋愛依存症とも呼ばれます。

しかしながら、この恋というのは一体何者なのでしょうか?今回取り上げる論文は、進化心理学でこれを読み解いたものです。

激しく、情熱的で、ロマンチックな愛。自然な中毒?ロマンスと薬物乱用を研究する分野は、お互いにどのような情報を提供し合えるのか?
Intense, Passionate, Romantic Love: A Natural Addiction? How the Fields That Investigate Romance and Substance Abuse Can Inform Each Other

この論文によると、恋というのは交尾する確率を最大化するために、集中的に特定の相手に対して注意を向ける仕組みであること、

およそ440万年前に、一夫一妻制や不倫の発生と同じくらいの時期に進化してきた機能で、ナチュラルな依存症なのではないかということが述べられています。

Q: この論文の中で何度が言及されている自己拡大経験(self-expanding experience)という概念が気になる。

明日目を通す論文:
パワー・オブ・ワン:個人の自己拡張のメリット
The power of one: benefits of individual self-expansion

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