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思春期と幼少期で行動パターンが決まる?
人間の行動パターンというのは生まれか育ちのどちらで決まるのだろうか?最近ではどっちも大事で、生まれと育ちの相互作用で行動パターンが決まっていくというところの話が落ちつているようだが、では育ちのどの段階が一体大事なのだろうか?
今回取り上げる論文は、育ちのどのタイミングが行動パターンの形成に大事かについて論じた総説論文。
この論文によると行動パターンの形成に大事な時期は、出生前の胎児段階、出生ごまもない幼児期、そして思春期であること、
また思春期に密な社会的関係に揉まれることでテストステロンが多く分泌され、その結果ストレス耐性が強い体質(低いHPA感受性)になることが示さされている(ただし実証されているのは動物実験レベル)。
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名門私立学校だと寮生活を遅らせるところが多いけど、経験則的に思春期に人間関係に揉まれたほうが行動パターンの形成上、いいことが経験的にわかっているからだろうか。
Q: 思春期に密な人間関係を築くことで人間でも本当に体質が変わるんだろうか?
明日目を通す論文
生涯を通じた社会的経験のエピジェネティックな影響
Epigenetic influence of social experiences across the lifespan.