小児期の性的不一致とその後の同性愛傾向の関係
https://psycnet.apa.org/record/2007-19851-006
同性愛者の手記を読んでいると小さい頃から性的不一致を感じていたということがよく語られているのを見る。
前回の記事では小児期の性的不一致がある女性は、潜在的に生殖能力が高い(生涯の性交渉男性人数が多い)ということを示した論文を紹介したけれども、
実際のところ、小児期の性的不一致がどれくらいその後の同性愛傾向に関係があるかと思い、この論文を読んで見る。
この研究では男女の同性愛者、男女の異性愛者をそれぞれ20人ほど募集し、小さな頃のホームビデオを持ってこさせ、当時の性的不一致を調べている。
その性的不一致傾向と現在の同性愛傾向との関係について調べているのだが、やはりというか小さな頃の性的不一致がある人は成人になると有意に同性愛者になりやすいとの結果。
Q: 同性愛における社会化要因はどの程度の強さなのか?
明日目を通す論文:
同性愛者のアイデンティティ形成:理論モデル
Homosexual Identity Formation:
https://www.tandfonline.com/doi/abs/10.1300/J082v04n03_01