幸せかどうかは遺伝子で決まる?
幸福は個人的な(性格)ものです:代表的なサンプルにおける人格と幸福の遺伝学
Happiness is a personal (ity) thing: The genetics of personality and well-being in a representative sample
幸せになるにはいくつか大事なポイントが有るのはわかったが、
https://note.com/joyjoy83/n/nb5867871c081
経験的に考えても幸せになりやすい人やなりにくい人というのはいて、それがどのへんなんだろうと思い、この論文を読む。
この研究ではアメリカに住む973組の双子の性格調査と幸福調査を行い、その関係性について調べている。
ちなみに性格検査はビッグファイブと呼ばれるもので
これは神経症的性格、誠実性、外向性、協調性、開放性の5つの因子である人の性格傾向をつかもうとするもの。
また双子を使った理由は双子同士での性格相関が高ければ、ある性格(例えば神経症的性格)が遺伝的要因が強いというのがわかるから。
結果を述べると、
・ビッグファイブで示される5つの性格因子はやはり遺伝的要因が強い
・ビッグファイブで示される5つの性格因子は主観的な幸福感に大きな影響を与えている
・遺伝的な(低い)神経症的傾向、開放性、誠実性が主観的幸福に大きな影響を及ぼす
といったことが示されている。
言われてみればそうかなという感じがするが、それぞれ手持ちのカードで頑張る他ないだろう。
Q: 論文の中に出てきていた生活史戦略(life-history strategy)という用語が気になる。幸せに関連するらしいが。
明日目を通す論文:
Kファクター、共生、性格
The K-factor, Covitality, and personality