食べたり食べなかったりの断続的な断食にはだいぶ効果がある。
健康、老化、病気に対する断続的な断食の影響
Effects of Intermittent Fasting on Health, Aging, and Disease
健康マニアである。
というのも体が弱くて、ちょっとのことで仕事のパフォーマンスが落ちてしまうので、健康に留意せざるをえないというのが実情かもしれない。
果たして断食というのはどれくらい効果があるのだろうと思ってこの論文を読んで見る。
断食にはいくつか種類があるようだが、どうも定期的に断食をする断続的な断食はエビデンスがだいぶしっかりしているらしい。
これは2日に1回、断食デイを設けたり、1週間に、2,3回断食デイを設けたりするような方法だが、定期的に体を飢餓状態に晒すことで体の仕組みが変化して、レジリエンスが増加するとのこと。
体の仕組みの変化としては、
①エネルギー代謝が糖代謝からケトン体代謝に切り替えられる。
②ケトン体が恒常性を維持する様々な経路に影響を与えレジリエンスが改善する。
③具体的には、炎症反応の抑制や血糖値や血圧の調整機能が改善する。
④その結果、心疾患や癌、神経変性疾患、自己免疫疾患への臨床的介入効果が改善すると。
どうもたまに食べて、たまに食事を抜くのが、効果があるよう。
Q: 長いこと、一日一食をしていた時期があったが、毎日のカロリー制限が、40歳前後で発症した慢性疲労症候群っぽい症状の引き金になったような気がする。絶食療法と慢性疲労症候群の関係ってどんなんなんだろう?
明日目を通す論文:
慢性疲労症候群における視床下部 – 下垂体 – 副腎軸の機能障害
Hypothalamic–pituitary–adrenal axis dysfunction in chronic fatigue syndrome