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憎悪の座は知性の座?下前頭回と憎しみの関係
SNSを流し読みしていると、結構な頻度で憎悪を交えた発言が目に入る。理解し難い発言であることが多いのだが、その発言の主は案外賢いはずの高学歴者だったりするから不思議でもある。今回取り上げる論文は、憎悪と脳の関係について論じたものである。
A brain mechanism for hate
憎しみの脳のメカニズム
この論文によると近年の研究から憎悪と関係性が深いのは前頭前野、とりわけ下前頭回と呼ばれる言葉や概念処理に関わる領域であること、
またこれを裏付けるように、認知症でこの領域の機能が低下すると憎悪も消失することが述べられいている。
しばしば憎悪は認知機能の低下として捉えられてきたが、実は他者の人間性を剥奪し、攻撃するための正常な機能なのではないかと論じられている。
Q: この論文は総説的なものなので、一次情報を知りたい。
明日読む論文:
Denying humanity: The distinct neural correlates of blatant dehumanization.
人間性の否定: 露骨な非人間化の明確な神経相関