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オキシトシンに関する遺伝子と自閉症傾向、孤独感の関係

秋も深まり、なんだか物寂しい時期になる。

ダイエットをしていることもあり食べ物に手が伸びることはないが、その分心に隙間風がピューッと吹いて、どこか孤独感がモワモワと煙のように立ち上がる。さて、この孤独感とは一体何なんだろうと思い、この論文を読んで見る。

健常者におけるオキシトシン受容体遺伝子 (OXTR) と感情、孤独、知性との関連
Associations between the oxytocin receptor gene (OXTR) and affect, loneliness and intelligence in normal subjects

この研究では、成人285名を対象に、オキシトシンに関連する遺伝子と自閉症傾向(孤独感、感情ネガティブ傾向、知能)を調べたもの。

結果を述べると、オキシトシンに関連する遺伝子でマイナーなタイプを持っているものは、孤独感が強く、感情もネガティブに傾きがちで、非言語性知能(非言語的な問題解決能力、知覚の処理能力、視覚運動能力など)が低いことが示されている。

ちなみにオキシトシンは社会性や愛着にかかわるホルモンで、自閉症者にオキシトシンを投与することで社会性が改善するとの研究もある。

Q: 愛着障害にはオキシトシンの問題も絡んでいるんじゃないだろうか?

明日目を通す論文:
虐待を受けた子供のオキシトシン受容体DNAメチル化と脳容積の変化
Oxytocin receptor DNA methylation and alterations of brain volumes in maltreated children


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