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統合失調症の治療とSTAT3

体が貧弱な私は毎年海に遊びに行くたびに体調が悪くなる。というのも日焼けで体内の炎症反応が高まると疲れやだるさが引き起こされるからだ。

実際様々な精神疾患は体内の炎症反応と関係していることが分かっており、体内の炎症性サイトカインが増えると抑うつ症状や不安症状が引き起こされる。

今回取り上げる論文は、統合失調症と炎症反応の関係について調べたもの。

薬物未治療の統合失調症患者末梢血単核球におけるIL-6/STAT3シグナル軸への抗精神病薬の影響
Impact of antipsychotic medication on IL-6/STAT3 signaling axis in peripheral blood mononuclear cells of drug-naive schizophrenia patients

この研究では未治療の統合失調症患者を対象に薬物治療の前後で炎症反応のマーカーがどのように変化するかについて調べている。結果としては3ヶ月の治療で、炎症反応に関わる因子であるSTAT3やインターロイキン6のレベルが低下していることが示されている。

論文 Figure 1.および2

Q: 炎症反応を抑制する方法にはどのようなものがあるのだろうか。

明日目を通す論文:
炎症性疾患のプロセスと栄養との相互作用
Inflammatory disease processes and interactions with nutrition


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