新年のご挨拶と「国民総株主」の良さを伝えたくて
新年あけましておめでとうございます!
本年もどうぞよろしくお願いいたします!
Harimo Marketing.代表の大久保です。
2024年も皆様のお蔭様で本当に素晴らしい1年になりました。2025年はより世の中や多くの人にポジティブな影響を与えられるような年にできたらと思いますので、今年もどうぞよろしくお願いいたします。
年明け早々読んだ「国民総株主」について
年明け早々、朝はいつもよりゆっくり起き、太陽を浴びながらゆっくりとコーヒーを飲みました。太陽の暖かさを改めて感じるとともに、太陽のパワーを体に入れ、今年一年も頑張ろうと気持ちを新たにしました。
そして、年末年始は少し時間を作って本を読むと決めていたので、だいぶ遅くなってしまいましたが、ずっと読みたかった幻冬舎さんから出ている
前澤友作さん初の著作である「国民総株主」を読みました。
カブアンドは元々とても面白いかつ革新的で素晴らしいサービスだと思っており、書籍も早く読みたいと思っていました。そのため、年明け早々何をするよりも早くこの本を読みました。
「この本は素晴らしい」
読む前はカブアンドに対する想いや説明などが書かれているのかなと思っていましたが、そんなことで収まるような書籍ではありませんでした。
正直に申し上げて、読了後の満足感が非常に大きい1冊です。
何が素晴らしいのか。
この本は前澤さんの根本の想いを中心に、以下の内容が詳しく記されていました:
カブアンドについて
お金が関わったときの人間の心理や考え方
そもそもお金とは何か
これからの企業の在り方
なぜ戦争が起きるのか
政治とは何か
前澤さんの根本にある「世界をよくしたい」という想いでずっとこれまで活動してきたからこそ書ける書籍になっています。
以下の疑問について、前澤さんの心境の変化と見てきた実情をリアルに知ることができます:
なぜお金配りをしたのか
なぜお金配りをやめたのか
なぜ株なのか
どうなることが平和につながるのか
なぜお金配りではなく、株なのか?
この社会は資本主義社会です。
資本主義の社会において、主体的に生きていくためには、「資本家」になる必要があります。
資本家として、資本主義の社会に主体的に参加していくことで、あなたの生活は良くなり、社会もより良くなります。
そういった考えに至ったからこそ、
資本家になれる一つの方法として「株を持つこと」を提案しています。
国民全員が株を持てるようになる、「国民総株主」を目標に掲げ、現在カブアンドのサービスを展開されているのです。
以前お金配りをしていた時は、いくらお金を配っても虚無感があったそうです。どれだけ多くの人に配っても、まだ困っている人がいる現状を目の当たりにされてきたからです。
「お金配り」では、困っている人を本質的に助けることはできませんでした。本文中の例として、「魚を与えるのではなく、釣り方を教えてあげないと」という考えに至り、その一つの方法として、株を配り、資本家になってもらうという形になったのです。
トミカを与えるのではなく、タカラトミーの株を与える
子どもに対しても、トミカを与えるのではなく、タカラトミーの株を与えるようになったら面白いと前澤さんは提案しています。
そうすることで、幼い頃から資本主義に参加するきっかけを与えるとともに、学ぶ機会を提供できます。
ミニカー1台分の株をもらって、将来的にその株が上がった際に、5台も買えるようになっているかもしれません。
そんなワクワクとともに、金融知識を大人が与えていけるようにならないといけないとも記されています。
本文中に、今後はポイントではなく、株になっていく可能性もあるという内容がありますが、
ポイントは1円=1ポイントなど決められてしまっている一方で、
株はその価値が上がる可能性があります。
もちろん下がることもありますが、そういったところにも魅力があると書かれています。
ポイントよりもマイル!マイルよりも株?
ポイントをマイルに変換して航空券を取ったりするなど、賢い使い方をしている方も多いと思います。
これも「1ポイント=1円」という決められた価値から、マイルに変換することによって、「1マイル=3円相当」だったり、「1マイル=5円相当」だったりすることで、より大きな価値を得ることができます。
株というと難しいものと思って敬遠してしまいがちですが、シンプルな構造さえ理解してしまえば、そこまで敬遠するものではないということが理解できるのではないでしょうか。
カブアンドの株は希薄化するのか
Xを見ていても、カブアンドに対する議論はかなり多く行われているように感じています。どの意見が正しいのか、私には判断はできません。
しかし少なくとも日本の「出る杭は打たれる」文化は誰も得をせず、世界的に遅れを取る大きな要因になってしまうと思うので、なくなってほしいと考えています。
様々なカブアンドに対する議論がある中で、
大きく注目を集めていた議論の一つに、
「カブアンドの株は希薄化するのではないか」という内容がありました。
つまり、株主が増えることにより、1株当たりの価値が下がってしまうのではないかという懸念です。
余談ですが、フェラーリはなぜ通常の車の何十倍の価格でも購入されるのでしょうか。
それは「フェラーリの台数が限られているから」というのも大きな要因としてあります。
これだけフェラーリが人気なのであれば、たくさん作ってたくさん売ればいいのではないか。
そう思うかもしれませんが、そうすることでフェラーリの希少性が薄れてしまい、価値が下がってしまいます。
カブアンドも同じことを指摘されています。
しかしこの点について、前澤さんは異なる考えを持っています。
カブアンドの場合は、
株主=利用者のため、株主が増えることはカブアンドの業績向上を意味し、つまりは株の価値自体も上がるということです。
通常の株式投資とは異なる、利用者=株主、そしてサブスクリプション型のサービスだからこそ成り立つ新しい枠組みだと感じました。
経営者には「共感力」や「巻き込む力」が必要に
利用者=株主ということは、
「インベスター(投資家)」と「カスタマー(顧客)」の両方を兼ねていることであり、
これは「インベスタマー」と呼ばれています。
インベスタマーが増えるということは、寡占ではなく、どんどんシェアされていくことを意味しています。これからの時代は、
みんなで盛り上げて、みんなで大きくなって、それをみんなでシェアする時代になると前澤さんは説明しています。
だからこそ最近は、FiNANCiEなどのトークンも今まで以上に普及してきており、単純にお金を出すのではなく、みんなで盛り上げて、その結果をみんなでシェアしようという考えのサービスが伸びてきているのだと感じました。
令和の虎の林社長もFiNANCiEについて語る際に、似たような考えを示していました。
そうした時代において、経営者に求められる力は何なのか。
それを前澤さんは「共感力」と「巻き込む力」だと指摘しています。
インベスタマーの感情に訴えかけて、一緒にモノやサービスを作り、一緒に盛り上げ、一緒にシェアをしていく。そうしたことができる力が求められているのです。
ヒカルチャンネルのヒカルさんなどがビジネス的に大きく成功しているのも、こうした点に共通点があるように感じました。
https://youtu.be/VRInE-wNdOc?si=EC5u7XxFMDBb1lMw
視聴者と一緒に作り上げていき、それが視聴者に還元されるという形。
表面上だけでは成り立たない、深い部分までしっかりと考えている人に多くの人がついていく形になるのだと感じました。
生活を豊かに・便利にするのが企業。それをサポートするのが政治。
前澤さんは政治と経済について、次のように述べています:
人々の生活を豊かにしたり便利にしたりするのが企業の役目
そうした企業のサポートをするのが政治の役割
政治について関心はあるけれど、今まで企業や株などについて敬遠をしていた方々には、ぜひ企業や経済にも目を向けていただきたいと思います。
その一つのきっかけが、株を持つことであり、資本家になることにつながっていくのです。
まとめ
年始から熱が入ってしまい、かなり長い記事になってしまいましたが、
総じて前澤さんの根本の考えはずっと一貫していることが強く伝わってきました。
根本は変わらないからこそ、どうにかして多くの方々に届く・響く形にしたいと考え抜いた答えの一つが「国民総株主」だったのだとわかります。
まだまだここには書き切れていない、
「与える側ともらう側」という話や「お金と戦争と平和」の話など、
興味深い内容が数多くこの書籍にはあります。
カブアンドを利用されていない・興味がない方も、ぜひ一度読んでみてください。
この書籍は、
私たちが知らず知らずのうちに生活している資本主義という社会において、
幸せに生きていくための知恵と考え方を教えてくれる1冊です。
Harimo Marketing.
代表
大久保尚希
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