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気分の方をていねいに
こっちの方向から絵を考えたことはたぶん初めてだと思います
何を描くか、とか、どう描くか、ではなくて、
描いている時の気分の良さとそれがずっと続くことだけにフォーカスして、「描くこと」とモチーフを考えている
モチーフを見つけてこれだと、誰もまだ見つけていないぜと思いながら食いつくときのがつがつした気持ちとも
しっかり描かなきゃと思って、でも、どうかいても違う気がして押しつぶされる気持とも
ここは違うようです。もっとずっと静かで、でもとまっていなくて、それでいてリラックス。
ペン供養がスタートなので、一点描き切っても終わりでなく、締め切りもなければ競う人も物もなし。なにしろ、達成感はまるでちがうところにあるので。
たらたら、という副詞があるとしたらそれが近い?でも、ふつう使われるよくない意味でなくて、もっとリズムの方を大事にする意味合いで使いたい。古いセーターを解いている感じとか、でもトンカラリンと機織りをしているような気持でもある。
これも今回の「探している気持ち」と似ていますね。
誰が何を行う、なんのためか、
みたいな普通の目的先行事実先行の思考ルートではなくて、先に気分としてこうありたいという副詞的なところだけをていねいにピンポイントに探していくような。
だから今、かきたいもののカテゴリがものすごく広くまたひろがりがとどまらずにいるのだと思います。懐かしい草花のひたすら描かれていく感じのほかに、どこまでも終わらないてがきの模様や延々と広がるやたらにこまかくにんげんまでかかれているような沿線地図の感じも見えてきています。きっともっとふえる。
あまりの面倒くささばかばかしさにこれまで考えたこともなかったところ。これも考えている時の、なにもすることのない日曜日のひるまえのような気分の方に光を当てつつみていきたいと思っています。