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職場の裏紙再利用「手作りメモパッド」のすすめ
A4サイズで印刷するつもりが前の資料の設定のままA3出しちゃったぜ、どうすんだこのミスプリントの束!ムダ〜〜〜!という失敗は企業戦士ならずとも一度や二度誰もが経験するところだが、最近の私はうっかりミスプリントを作り放題作っても、むしろシメシメなどと密かに思っている。職場で大量に発生するミスプリントのコピー用紙を再利用した手作りメモ帳、手作りメモパッドを工作するのにすっかりハマっているのだ。
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職場のコピー用紙は基本A4やA3サイズ。印刷された機微情報や機密事項には十分気を付けながら、2つ折りにしたA4を定規でザックリ切れば、基本それだけでA5裏紙メモ用紙の完成。背表紙に水のりや木工用ボンドを塗ったところへティッシュを重ね貼りして固めると、ビリッと切り取って使えるさらにワンランク上のメモ帳に変身である。
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ここからさらに、その辺に大量に転がっているダンボール箱を用紙サイズに合わせてカットしたら端を山折り谷おりして接着。乾燥させた後は水にも強くなるアクリル絵の具でカラーリングすれば、裏紙メモ用紙をその上に載せて台紙の役割を果たす手作りメモパッドの完成である。
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四角い紙の4辺のうち1辺の断面部分を糊で固めて綴じるこの方法は「天のり製本」といい、コミックスや文庫本などで見慣れた製本方法の一つである。さすがもったいない文化の我が国・日本、同じ方法で裏紙を再利用している人のいかに多いことか。この12月からようやく私の所属する組織も稟議書決裁にWebシステムを取り入れたばかりだが、あちこちでペーパーレスの切り替え導入が進む中、まだまだ紙でなければならないことは多く、むしろ紙の方がエコだったではないかと気付かされることも多い。
正確に定規で長さを図ったり断面をスッパリきれいに切りそろえたりしないのは、使い捨てのメモ用紙・メモパッドを量産すること自体に無用な時間をあえて割いたりしないためである。用紙を切り取るのにも定規をあててちぎり割いたので十分。完成度を高め過ぎて、”メモを取り仕事に役立てる”という本質的なところを忘れたのでは本末転倒なのである。
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こうして製作されたメモパッドは、わずか2週間で既に計4つ、製本された1.5cm厚のメモ帳が計7つ、あんた一体どれだけミスプリントの山を増やせば気がすむんだ… いや、みんなの分も作ってあげようかと。