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ヴィンテージバービー・Vintage Barbie バブルカット ブロンド

ヴィンテージバブルカットとは?

今日はヴィンテージバブルカット ブロンドについてお話します。

特徴

まず特徴ですが、バブルカットバービーは、名前の通り、丸みを帯びたショートカットの髪型が特徴です。髪質は比較的硬く、しっかりヘアスタイルが決まった状態になっています。
この髪型は当時のファッションを反映しており、特に人気がある
1961年から1967年の間に製造されたモデルになります。

髪の色


「© Mattel, Inc.」

ブロンドブルネット赤毛(ティタニウム)プラチナブロンドなどがあります。

特にプラチナブロンドのバブルカットバービーが最も人気があり
特にコレクターの間では人気のレアアイテムでヴィンテージドールの中でも非常に評価されているアイテムになります。


「© Mattel, Inc.」

高価な髪色
そして
*ティタニウムブロンド(プラチナブロンド)とレッドヘッド(赤毛)の初期のモデルは、一般的に他の髪色と比べて生産数が少なかった為
その希少価値が高く、状態や付属品にとっては数百ドルから1000ドル以上で取引されることもあります。

顔の特徴

初期のバブルカットバービーは、最初のバービーであるポニーテールバービーと同じ顔型を使用していましたが、少し柔らかい表情になっています。目は横を向いており、青いアイシャドウと薄い赤色の唇が特徴です。

刻印


「© Mattel, Inc.」

通常バブルカットには「©1958 Mattel, Inc.」という刻印がありますが、
画像のバブルカットバービーはお尻には「Midge T.M. ©1962 Barbie ©1958 by Mattel Inc.」という刻印がある事から、同じくバービーの体が1960年代初期のものであることを示していますが Midgeという刻印も追加されていることから Midge(ミッジ)Barbieの両方の商標を持つ時期に製造されたバブルカットという事になります。
Midgeは1963年に初めて登場したバービーの友人です。
所持している画像のバブルカットバービーはその時期のものだと推定されます。足の裏にも「Japan」の刻印があります。
画像がわかりづらくすいません。

「© Mattel, Inc.」

衣装

バブルカットバービーの初期の標準衣装は、赤いスイムウェア(ワンピースタイプの水着)と赤いオープントウシューズ(サンダル)でした。
これは、1961年に最初に登場したバブルカットバービーに付属していた標準的なモデルになります。
赤いオープントウの裏には「Japan」と刻印があり、赤いスイムウェアの中には「Mattel」のタグが縫い付けられています。

「© Mattel, Inc.」
「© Mattel, Inc.」

画像の赤いスイムウェアは残念ながらタグがなくなってしまっています。

箱のタイプ

初期のバブルカットバービーは、バービーのシルエットが描かれている
縦長のスリムな箱に収められていました。
この箱は透明なフィルムで梱包されていてバービーの姿が透けて見えるようになっていました。

箱のデザインは、バービーが着ている衣装やその他のファッションアイテムが描かれていて 目を引くデザインになっていました。

箱の印字

箱には「Bubble Cut Barbie」の文字と、マテル社のロゴが印刷されていて
側面にも「©1962 Mattel, Inc.」などのコピーライト情報が記載されていました。

「© Mattel, Inc.」

付属品

スタンド バービーを立てるための透明なプラスチック製のスタンド

ファッションブックレット バービーの最新ファッションやアクセサリーを紹介する小冊子

アクセサリー 赤いオープントウシューズ(サンダル)
サングラスやイヤリングなどの小さなアクセサリー(モデルによって違います)
が付属されていました。

「© Mattel, Inc.」

製造された会社

バービードールの製造会社はアメリカのMattel, Inc.(マテル社)です。
バービーは1959年に初めて登場し、マテル社の代表的な製品となりましたが1960年代のバービーは、主に日本で製造されました。製造は日本の工場で行われており、特に初期のバービードールは「Japan」と刻印されているものが多いです。

販売された会社:

Mattel, Inc.(マテル社)はアメリカを拠点とする企業でしたが、
バービーは当初アメリカ国内の主要なデパートや玩具店で販売されていましたが、世界中で販売されるようになりした。

1960年代のバービーは主に日本で製造されていました 具体的な工場名などは一般的に公開されていませんが、日本の複数の工場で生産されていたようです。
早くから日本で製造されていたバービードールですが、
初めて販売されたのはアメリカより3年も遅い1962年のデパートの玩具売り場でした。

1963年製造時の価格

1963年当時の標準のドレスやアクセサリーが付属したバブルカットバービーで3ドルから5ドルでした。
当時の為替は1ドル360円 サラリーマン平均月収が25000円の時代でしたので高価なお人形でした。

ちなみに
森永ミルクキャラメル(森永製菓)は10円
チョコボール(森永製菓)10円
マーブルチョコ(明治製菓)10円 の時代でした。

 安い!!
今思えば消費税などなかったですよね!

「© Mattel, Inc.」

現在の価値

ヴィンテージバービーの価値は、状態や付属品の有無、希少性によって大きく変わりますが、ほとんどが オリジナルの衣装やアクセサリー、付属品が揃っているかや髪色や顔のバリエーションの希少価値とコンディションにより価格が違ってきます。

一般的なバブルカットバービーの価値は、状態が良好で付属品が揃っている場合、200ドルから800ドル程度になることがあります。

非常に希少なバリエーションや、ミント(未使用に近い状態)のものは、
さらに高額で取引されることがあり オリジナルの箱付きで状態が極めて良い場合は、1000ドル以上で取引されることもあります。

これらの価格は市場の状況や個々のバービーの状態によって異なるため、
具体的な価格設定は非常に難しいと思います。
専門の店舗やオークションサイトなどで調べて頂くとよいかと思います。

「© Mattel, Inc.」

参考資料

Barbie Japan
Barbie Dolls - Fashion ・・洋書なので英語です
バービーファッション50年史
Barbie 大図鑑

ほんの一部ですがいろんな本が出版されていますので、図書館にでも行かれた時にご覧になられてはいかがでしょうか?

長々と最後までご覧いただきましてありがとうございました。
少しでもこれらの情報がお役に立てましたら幸いです。

他のヴィンテージバービーはまた別の日にお会いしましょう。


画像のアイテムはすべて自己所有のビンテージバービー等を自分で撮影したもので非営利目的のコレクション紹介画像になります。
ドール及びアウトフィット・アクセサリーや付属品・ブックレットのデザイン等の著作権はすべて「© Mattel, Inc.」にあります。

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