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【病の苦しみ】

仏教では病の苦しみを「病苦」といいます。
これは四苦八苦の一つで、古今東西のすべての人が普遍的に受ける苦しみなのです。

「病」という字は、やまいだれの中に「丙」という字を書きます。インフルエンザになればインフルエンザが一番苦しいと思いますし、コロナになればコロナほど苦しい病はないと言います。虫歯になれば夜も眠れず、虫歯がもっとも苦しい病だと思います。
甲乙つけがたいので、やまいだれに「丙」と書くようになったと言われます。

コロナにかかれば苦しいですから、マスク着用や消毒など感染対策には余念がありません。
健康に気を遣い、食事もバランスよく食べます。

しかし、どんなに健康な人でも、老いには勝てませんし、老いれば免疫も落ちます。そして大病を患い、死んでいかなければなりません。

【必ず死ぬのに、なぜ生きるのでしょうか】

この人類究極の難問に真正面から向き合われたのが、お釈迦さまでした。
そして「老」「病」「死」を超えた幸せがあることを発見されて、その本当の幸せになる道を教えられたのが仏教なのです。

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