【親切をするときは三輪空を心がけよう】
仏教では、他人に親切をするときに、次のことを心がけましょうと勧められます。
「私が」「誰々に」「何々を」
この3つのことを忘れて親切しなさいと教えられます。
これを「三輪空」といいます。
「私が、あなたに、これだけのことをしてやった」ということを、いつまでも覚えていると、お礼が返ってこなかったときに苦しまなければなりません。
「親切」はたいへん善いことで、おおいにやりなさいと勧められるのですが、親切をするときの「心」が悪いのです。
親切をすれば必ず恵まれますから、「三輪空」を心がけて、親切をしましょう。